馬なめていざ打ち行かな渋渓の
清き磯みに寄する波見に
大伴家持
雨晴海岸とは、富山県高岡市北部にある景勝地である。雨晴は「あまはらし」と読む。
石川県と富山県を跨ぐ国定公園「能登半島国定公園」に含まれる日本海では数少ない遠浅海岸である。
岩礁・白砂青松の続く景勝地で、沖にある大きな松が植生している島「女岩」は雨晴の象徴。晴天で空気が澄んでいるという条件が揃えば、富山湾越しに3000m級の立山連峰を眺望できる絶景スポットとなる。越中国司として伏木に在住した青年歌人の大伴家持もこの絶景を多くの歌にして詠み、万葉集に収めている。
海水浴場でもあるため、夏には多くの海水浴客が集まる。絶景を見るための条件が揃いやすい冬にはその風景を撮影しようと多くのカメラマンが集まる。
平成8年(1996年)に「日本の渚百選」に選定された。
源義経主従が奥州落ちのとき、にわか雨にあい、雨が晴れるのを待ったという伝説に由来している。
ちなみに雨晴海岸へと続く入口付近には雨晴岩(通称:義経岩)という大きな岩があり、その岩上には義経の腰掛や弁慶の足跡が残る「義経神社」が建っている。
JR雨晴駅のホームから見る雨晴海岸 |
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最終更新:2025/12/16(火) 07:00
最終更新:2025/12/16(火) 06:00
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