風張蓮とは (カザハリレンとは) [単語記事]

風張蓮（かざはりれん、1993年2月26日-）とは、岩手県出身のプロ野球選手（投手）である。

概要

ケンタッキー・ワイルドヘルス・ゲノムス
風張蓮
基本情報
国籍	日本
出身地	岩手県九戸郡九戸村
生年月日	1993年2月26日
身長体重	182cm 88kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	2014年ドラフト2位
経歴
岩手県立伊保内高等学校東京農業大学北海道オホーツク東京ヤクルトスワローズ(2015年-2020年) 横浜DeNAベイスターズ(2021年)
プロ野球選手テンプレート

小学3年生から地元の野球クラブで野球を始める。高校時代は3年春の県大会ベスト8が最高で春夏共に甲子園に出場することは出来なかった。

東京農業大学北海道オホーツクに進学すると、2年生秋からの3連覇、4年秋のリーグ優勝へ大きく貢献した。なおこの4年秋では初戦に登板し17奪三振3安打完封を記録している。

2014年ドラフト会議では東京ヤクルトスワローズから2位指名を受け、入団に至る。背番号32。

2015年3月29日にイースタン・リーグで先発投手として登板するも、2人目の打者に危険球を投げてしまい退場となる。

その後一軍に上がり5月3日に同じく先発投手としてプロ初登板するもこちらでも同じく2人目の打者に危険球を投げてしまい退場となる。結局一軍登板はこれだけとなってしまった。

2016年は救援として6試合に登板。被安打・失点共に多く不甲斐ないシーズンとなってしまった。

2017年も同じく救援として3試合に登板。オフに背番号が64に変更。

2018年は飛躍のシーズンとなり、救援として53試合に登板。初勝利と初ホールドを記録し、大きくリードした場面などでの登板が大半ではあるものの一軍定着を果たす。投球回数以上の奪三振数を記録しており、三振を奪う能力の高さを見せた。

2019年は打ち込まれる場面が多く、わずか14試合の出場に留まった。一方で二軍では守護神として活躍。31試合防御率1.11 11セーブと好成績を残した。

2020年9月3日の阪神戦ではオープナーを経験した。しかし全体的に打ち込まれる試合が多く、オフには戦力外通告を受けた。12球団合同トライアウトに参加、好投を見せる。

2020年オフ、横浜DeNAベイスターズに入団した。背番号はヤクルト時代と同じ64。

2021年は5試合の登板で防御率7.71に終わり、戦力外通告を受けた。

2022年からは米独立リーグアトランティック・リーグのケンタッキー・ワイルドヘルス・ゲノムスに所属する。

最速152km/hのストレートとスライダーで三振を取るタイプ。その他カーブやフォーク、シュートなどを投げる。一方でコントロールに課題があり、ストライクを取りに行った甘い変化球を長打にされることも多い。

岩手県九戸村出身では、初のプロ野球選手である。
初登板で危険球退場となったNPB所属の選手は2018年シーズン終了時で3人居るが、2人目の打者に死球を与えたのは風張が最速で、先発での危険球は風張が初めてのケースになる。
上記のように死球のイメージが強い投手だが、2018年シーズン終了時の公式戦での与死球は「2」である。ただし2個とも遺恨を残すような死球であるため、印象に残っている人が多いと思われる。
与四球・被本塁打が多く接戦の試合では使いにくいため、延長戦などでは最後の最後まで温存されていることが多い。このため緊急的に代打や代走として起用されることがある。（→代打風張・代走風張）
既婚。妻は女優の同じく岩手県出身の松岡亜由美。