風間蒼也とは (カザマソウヤとは) [単語記事]

風間蒼也とはワールドトリガーに登場するキャラクターである。演じるのは緑川光氏。

概要

ワールドトリガーに登場する高性能と低身長を併せ持つ男。常に冷静で表情の変化に乏しい実力者。他A級隊員に比べて登場回数はかなり多い。年齢は21とボーダー戦闘員の中でも年長で、背丈は158cmと戦闘員の中でも低身長。つまりは小型かつ高性能、それが風間さんなんだよね。

その冷たい視線で読者の心を射抜き、人気投票では迅を押しのけ貫禄の4位を勝ち取った。

人物

年齢	21歳
誕生日	9月24日
星座	みかづき座
血液型	A型
身長	158cm
好きなもの	牛乳、カツカレー、自己鍛錬
所属	ボーダー本部風間隊（隊長）
ポジション	アタッカー

初登場はコミック３巻第２４話。空閑の持つブラックトリガーの強奪を目論む城戸司令の刺客として登場。主人公達と敵対する立ち位置だった。

No2アタッカーにして個人総合3位という強者。

性格

高いプライドを持ち、冷静で合理的な思考を持っている。それゆえ周りの価値観に流されず己の正しいと思ったことを実行できる。菊地原のサイドエフェクトの真価を見出す慧眼はその賜物といえるだろう。

言動にも遠慮がなく、作中では自分の思ったことをズバズバと発言する場面が多い。好例は男気を見せた笹森に放った「じゃあ勝手に突っ込んで死ね」という発言。

一方では、空閑がボーダー入隊の際には近界民だからと真っ先に否定することはせず黒トリガー持ちであるという危険性に重きを置いた発言をしていたり、評価に値するものであればきちんと見合った言葉を掛けていたり、弱いと評すにしても評価すべき点も踏まえながら告げたり、格下どころの騒ぎでない能力差があるはずの三雲に張り合ってカウンターを狙った挙句相打ちにされていたり、イタリアではスプーンを使ってパスタを食べるのは子供の食べ方だと教えられたときには「ここは日本だぞ？」と言いながらもしっかり周りを気にしていたり、ところどころで人間味も残した性格をしている。そんなところが彼の魅力である。

作戦遂行時には私情を殺して組織の利益と命令を最優先に考えて行動する。

簡単な経歴

１９歳の時に菊地原をスカウト。他の隊員から過小評価を受けていた菊池原のサイドエフェクトを有効に活用し、その後A級まで勝ち上がっている。
なおその頃の風間隊オペレーターは現在玉狛でオペレーターをしている宇佐美栞だった。

物語開始時点では近界へと遠征に行っていた。
遠征から帰還した後、城戸司令にブラックトリガーの奪取を命じられる。

その他

兄を近界民に殺されたことを示唆する発言を林藤にされている。

作中ではブラックトリガーを相手取ることが多い。(迅やエネドラ等。)

諏訪隊との共演が多い。ちなみに、諏訪隊隊長の諏訪洸太郎と風間は同い年である。

基本的にシリアス一直線だが、顔の横には「✧」が出せるキャラ。

戦歴

以下の文章にはネタバレを多分に含みます。閲覧は自己責任でお願いします

ブラックトリガー争奪戦（３、４巻収録）

城戸司令の命令により、風間隊は太刀川隊、三輪隊、冬島隊と共に空閑が持つブラックトリガーの奪取に向かい、その先に立ちふさがった迅悠一と戦うことになる。直後に嵐山隊が迅に加勢したため隊は二手に分かれ、風間は三輪隊の狙撃手二人と、太刀川、菊池原、歌川とともにブラックトリガー所持者の迅と交戦する。

トリオン切れで相手を撤退させ、事を穏便に済ませる…という迅の作戦を看破する風間だったが、本気を出した迅の先制攻撃で風間隊の菊地原が衝撃の首チョンパベイルアウト。

風間はカメレオンを起動し、風刃の残弾をゼロにしその隙に攻撃するという作戦をとる。ガレージに追い詰められた迅に襲い掛かる歌川と風間だったが歌川が被弾しベイルアウト。迅の風刃の残弾がゼロになったのを見計らって止めを太刀川に託す風間だったが、ガレージの壁に仕込まれていた斬撃を太刀川諸共被弾する。その後も戦局を覆すことは出来ず風間はベイルアウトした。

VS三雲修（5巻収録）

迅が黒トリガーを手放す切っ掛けとなった三雲に興味を持った風間は、三雲を模擬戦に誘う。三雲の戦闘スタイルを早々に見抜いた後は24戦に渡って修を負かす。

ここで迅が修ら三雲隊のためにブラックトリガーを手放したことを修に聞かせると、修の目の色が変わる。その闘志が風間の琴線に触れたのか風間も微笑を返し、最後の一戦の申し出を受けた。

修はカメレオンの弱点を徹底的につき、機雷のように訓練室内をアステロイドの弾丸で埋め尽くした。カメレオンを封印されるも、風間は修の意図が「待ち」であると予想。修の視線で弾道を予測しつつ攻撃を仕掛ける風間だったが、修は風間の読みを外してレイガストによるシールドバッシュを繰り出した。凄まじい勢いで壁に叩き付けられた風間を修はシールドで覆い、ゼロ距離アステロイドで止めを刺しにかかった。

風間はその隙にスコーピオンで反撃を試みており修のトリオン伝達器官の切断に成功。だが、自身もアステロイドをモロに被弾し最後は引き分けに終わった。

この戦いの後、風間は修を「弱い」と評しながらも伸びしろがあることを口にした。

大規模侵攻編

VSラービット（6巻収録）

アフトクラトルの新型兵器ラービットを相手取り、窮地に陥った諏訪隊の救出に風間隊が参上する。硬い装甲を持つラービットだったが菊地原の情報を元に「よし、薄い所から攻撃していこう（超訳）」と作戦を立てる風間だった。

シュー…

村上鋼のアツい一コマから場面転換した直後、そこには無残に惨殺されたラービットの亡骸が転がっていた。こうして風間は無事、立方体化した立方体さんの救出に成功した。

VSエネドラ（７巻収録）

風間隊は未知のブラックトリガー、泥の王（ボルボロス）を持つエネドラと遭遇。死角からの奇襲を受ける風間隊だったが、攻撃を事前に察知した菊地原のおかげで回避。

菊地原の強化聴覚が得た情報を隊で共有しつつ、風間隊は四方八方から飛んでくる攻撃を巧みに回避する。業を煮やして隙を晒したエネドラをカメレオンで身を隠していた風間が一閃。首を撥ね飛ばし勝負はついたかに思われた。

次の瞬間、胴体から離れたエネドラの首が液体に変化し風間を攻撃。間一髪回避したかに思われたが、風間の口からは大量のトリオンが血のように溢れ出ていた。オペレーターの三上が風間の体内にトリオンのブレードを検出。ブレードは風間のトリオン体を内部から突き破り、風間はこの原因不明の攻撃でベイルアウト。

その後、風間が侵攻中に復帰することは無く、風間はオペレーター室から諏訪隊のサポートに回った。

風間隊は黒トリガー持ちであるエネドラ撃破の功績から１級戦功を獲得。

戦闘スタイル

スコーピオンを両手に持ち、カメレオンで姿を隠してからの奇襲攻撃を基本とする。その性格も相まって理詰めで突き詰めた戦法をとるらしい。ただ烏丸の言動からも分かるようにカメレオンが無くても相当強く、行動を読み切られたとしても咄嗟に切り替えすほどの優れた判断力も持ち合わせている。

本編ではなにかとベイルアウトするシーンが多いが、アタッカー4位の村上が空閑に十本勝負で勝ち越したことを考えると、（安易な三段論法を用いれば）その村上が勝ち越せない風間はべらぼうに強いことがわかる。それに指揮の能力も合わせれば実力自体は間違いなく上の方になるだろう。これからのご活躍を心より期待しております。