飛ばねぇ豚はただの豚だ 単語


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トバネェブタハタダノブタダ

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「飛ばねぇ豚はただの豚だ」とは、スタジオジブリが作成したアニメ映画『紅の豚』内の一セリフである。
正確を期して「飛ばない豚はただの豚だ」とも。また誤記として「飛べない豚はただの豚だ」もある。

概要

上述の通り、『紅の豚』の主人公ポルコ・ロッソのセリフである。以下は物語の序盤、行方不明になったポルコ(本名マルコ・パゴット)を捜索しようとしていた旧友ジーナの元に、当の本人から掛かって来た無事を伝える電話のシーンからの抜粋。丸カッコ内はイタリア語吹き替え版の台詞で、ほぼ日本語版の直訳であるが、二人の声(ポルコ: マッシモ・コルヴォ、ジーナ: ロベルタ・ペッリーニ)は日本語版のイメージにかなり近い(参照: YouTube)。

ジーナ 「いくら心配しても、あんた達飛行機乗りは女を桟橋の金具くらいにしか
    ("Per quanto ci possiamo preoccupare, voi piloti di idrovolanti non considerete)
    考えてないんでしょう?
    (le donne che al livello delle bitte sulla banchina, non è vero?)
    マルコ、今にローストポークになっちゃうから。
    (Marco, tu prima o poi finirai come maiale arrosto.)
    私いやよ、そんなお葬式」 (Io non lo voglio un funerale del genere.")
ポルコ 「・・・飛ばねぇ豚はただの豚だ("Un maiale che non vola è solo un maiale.")
ジーナ 「バカッ!」 ("Stupido!")

片や三度飛行艇乗りと結婚しており、その三人とも戦争や秘境探索などでそのまま帰らぬ人となったため、せめてただ一人の旧友にはそうならないで欲しいと、ユーモアを交えながらも切に懇願するジーナ。片や「栄光なき戦争」から逃れ、秘密警察による追及や死の危険と引き換えに「金と女と名声と自由」を得られる飛行艇乗りに転身したポルコ。このセリフは互いに譲れないものを持つ旧友二人の駆け引きめいた衝突を端的に表している。

なお、体が丸い人がまれに言うこともあるが、この配役だからこそ決まるのであって、動けるデブでもない単なる丸い人が言っても豚は豚である。

飛べない豚

言うまでもないが、ポルコは自身を「飛ばない(≒飛ばなくなった、飛ぶことを諦めた)」豚ではないと表現している。

この時、彼の飛行機は壊れてしまっており「飛べないただの豚」になっていたが、彼には再び飛ぼうとする強固な意志があり、愛機を修理することをジーナに表明した後の会話が先程の引用である。

第一、「飛べない豚はただの豚」なのは当たり前のことである。

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関連項目

  • 紅の豚
  • スタジオジブリ
  • 名言
  • 動けるデブ

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最終更新:2025/12/06(土) 17:00

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