「名前は出雲ま…じゃなかった、飛鷹です。航空母艦よ。よろしくね、提督!」
飛鷹(ひよう)とは、大日本帝国海軍の軽空母、飛鷹をモデルにした艦娘である。
軽空母系艦娘の一人であり、巫女装束を洋風にアレンジしたようなブレザーとロングスカートといった出で立ち。胸元には大きな勾玉が1つあしらわれている。髪型は黒のストレートロング。
性格的には真面目そうなキャラ付けがされているが、ひゃっはぁー!な隼鷹に引っ張られたのか、ノリの良さそうな面も垣間見える。
巻物状の飛行甲板を左手に携え、右手には“勅令”の文字が浮かんだ言霊を浮かべている(龍驤や隼鷹も同様の装備)。赤城や加賀といった正規空母組が艦載機を弓矢としているのに対し、こちらの艦載機は陰陽師の式神の様に扱われている模様。
ステータスとしては、無改造の段階でから装備スロットを4つ備え、軽空母としては搭載能力に優れる点が長所。ただし、史実を反映して姉妹艦の隼鷹共々低速扱いになっているため、艦隊全体の回避を下げてしまうというデメリットがある。このため、装甲の薄い駆逐艦や軽巡洋艦との編成はあまりお勧めできない。
元々は日本郵船が発注した橿原丸(かしはらまる)級貨客船、出雲丸として神戸の川崎造船所で1939年に起工し、建造が進められていた(入手時に自己紹介を間違えるのはこのため)。
日本郵船と政府の間で、『戦時には空母への改装を認める代わりに建造費を補助する』という取り決めがなされていたため、姉妹艦の橿原丸共々、建造途中の1941年に空母への改装が行われた。ちなみに橿原丸は隼鷹へと改装されている。
最初から空母として建造されていたわけではないため速力や装甲は正規空母と比べるとどうしても見劣りしたが、それでも商船改装空母としては世界トップレベルの防御能力を持つ。これは建造段階で空母への改装も想定した設計がされていたことや、防御面で蒼龍に準ずる性能が要求されたことによる。
また、搭載能力に関しても蒼龍に匹敵していたため、ミッドウェーで4隻の空母を失った日本海軍にとっては貴重な存在であった。加えて、竣工当時から二号一型電探を備えるなど、当時としては先進的な技術を注ぎ込んだ艦艇だった。
しかし、大戦後半において高性能化した航空機の運用においては、その低速がネックとなったため、発艦時に使い捨てのロケットブースターを用いる等の対応がなされた。
なお、飛鷹は飛鷹型の1番艦という扱いではあるが、竣工時期自体は隼鷹の方が早かったため、一部では隼鷹型の2番艦として扱われることもある。
太平洋戦争においては、隼鷹と共に第二航空戦隊を編成し、その旗艦としてトラック島へ進出。しかし竣工からわずか3ヶ月後の1942年10月に機関故障を起こしたため、旗艦は隼鷹に移されている。
1944年のマリアナ沖海戦では小沢機動部隊の一翼を担うが、米海軍艦載機による雷撃・爆撃により航行不能の状態に陥る。その時点ではまだ沈没する程の損傷ではなかったのだが、曳航準備作業中に受けた米潜水艦からの雷撃が致命傷となる。この時は消火ポンプの故障により誘爆を防ぐことが出来なかったと言われており、艦これにおいて中破時に消火ポンプの故障について言及しているのはこの史実に由来する。
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最終更新:2024/04/19(金) 15:00
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