鬼怒(おにおこ きぬ)とは、ポーズがコロンビアであるおにおこプンプン丸大日本帝国海軍所属の長良型軽巡洋艦5番艦「鬼怒」をモデルとした、「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する艦娘(かんむす)である。CVは野水伊織。
高性能軽巡で提督達にも知られる長良型軽巡姉妹の五女。2013年5月15日のアップデートにおいて末妹の「阿武隈」、五航戦の「翔鶴」「瑞鶴」と同時に実装された。サービス開始後の追加艦娘なので時報音声付きである。
長良型姉妹は、長女~三女の「長良」「五十鈴」「名取」と、四女~末妹の「由良」「鬼怒」「阿武隈」で服装や絵師が異なるが、これは計画年度が違うことによる。
赤毛のショートカットだが、なんといっても目を引くのはそのポーズ。いわゆる「コロンビア」のポーズを取っており、中破しようと手を下ろさないその姿から、通称「コロンビア」とまで呼ばれることに。また、登場時期(とは微妙に外れていたが)に、「激おこぷんぷん丸」が流行っていたためか、名前を音読みした「おにおこ」と呼ばれることも多い。
というか、実は話題がこれくらいしか無かったりする。
何かと話題になる長良型の中でも、
と、個性的なメンバーが揃う中、一人埋没気味である。ドロップ箇所が4-1ボス及び4-2ボスと限られており、建造でもレア駆逐レシピや空母レシピでないと出ない上、鬼怒は銀背景で阿武隈は金背景なのになぜか阿武隈の方がよく出るという報告が多く、長良型で地味に一番入手しづらいのも影響しているかもしれない。
そんな鬼怒だが、強化すれば「訓練あるのみ!」、母港でクリックすれば「ん、どうしたの?一緒に汗かいちゃう?」(意味深)、出撃すれば「よし、訓練の成果を見せたげる!」、MVPを取ると「この勝利は訓練の賜物だよね、うん!また頑張ろうね、提督!」と訓練大好きな元気いっぱいの真面目な良い子である。地味に対潜能力も高いので、由良や五十鈴と一緒に対潜要員として育成するのもいいかもしれない。
長良型軽巡洋艦5番艦「鬼怒」は、1922年11月20日、神戸川崎造船所(川崎重工の神戸にある造船所である)にて就航した。名前は鬼怒川温泉で有名な栃木県を流れる鬼怒川より。
1930年10月には、完成したばかりの呉式二号二型射出機(火薬式カタパルト)が装備され、発艦実験が行われている。ちなみにこのカタパルトは1年の実験後、「神通」に移設されている。
1934年には1年程、海軍機関学校の練習艦になっていたこともあった。
太平洋戦争では、第4水雷戦隊、そして第16戦隊の旗艦を歴任するが、43年6月にマカッサルでB-24爆撃機10機に襲われ、直撃こそ避けたが至近弾で小破、死者も出してしまう。その修理のため、旗艦を意外と優秀な「球磨」に譲って、呉に戻ることになる。
このとき、爆撃機がトラウマになったわけでもないだろうが、修理ついでに大改装を行い、主砲(14センチ単装砲)7門を5門に減らし、カタパルトも取っ払い、そのスペースにハリネズミのように対空砲を積み込んでいる。そのハリネズミぶりは以下の通り。
ちなみに、「鬼怒」は61センチ連装魚雷発射管4基を持っているが、結局最期まで酸素魚雷は積んでいない。
1944年10月18日、捷一号作戦により、「鬼怒」は栗田艦隊とともにリンガ泊地から出撃。
しかしレイテ島への兵員輸送を命ぜられ、「鬼怒」、重巡「青葉」、駆逐艦「浦波」からなる第16戦隊はブルネイで栗田艦隊とは別れ、マニラへ向かった。
その途中の10月23日に「青葉」がアメリカ潜水艦ブリームの雷撃により損傷したため、「鬼怒」は航行不能となった「青葉」を曳航してマニラに着いた。その後「青葉」は同じく中破してマニラにいた「熊野」と共に日本に向かうことになるが、それはまた別の話である。
10月24日、残された「鬼怒」と「浦波」は輸送艦5隻を連れてマニラを出発し、ミンダナオ島カガヤンに向かうが、同日7時から10時にかけてアメリカ空母搭載機による3次に渡る空襲を受けて小破、死傷者47名を出した。
それでも25日、カガヤンに着いた各艦は歩兵第41連隊の将兵を満載し、「鬼怒」も将兵340名を乗せただちに出発。敵の目を避けて迂回路を取り、翌26日4時に無事に全員をレイテ島オルモックへ送り届けた。
5時、将兵を下ろした「鬼怒」と「浦波」は輸送艦3隻を連れてオルモックを出発、マニラへ向かったが、10時15分、パナイ島付近で運悪く、敵機の大編隊に見つかってしまう。
これは、栗田艦隊攻撃に向かっていた、アメリカ第7艦隊の護衛空母の艦載機、約50機の編隊だった。だが、編隊は急遽目標を変更し、「鬼怒」らへと襲いかかった。
前述の通り対空兵装でハリネズミになっていた「鬼怒」でも、多勢に無勢。まず「浦波」が直撃弾を受け、炎上したのち爆発轟沈。「鬼怒」も左舷後部に魚雷が命中したのち、艦後部へと立て続けに3発の直撃弾を浴び、艦の後ろ半分がズタズタとなって後部機関室や舵機が破壊された。
12時過ぎには機関が停止し航行不能となり、その後も浸水が止まらず、総員退去命令が出されたのち17時30分ごろに沈没した。
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最終更新:2025/12/08(月) 16:00
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