2ちゃんねる個人情報流出事件とは、2013年8月25日(日) 23時頃に明るみに出た、
2ちゃんねる史上最大規模の個人情報漏洩事件である。
概要
2ちゃんねるへ年額をドルで支払う代わりに、dat落ちした過去ログの閲覧取得や、書き込み規制の影響を緩和・優遇するサービス、2ちゃんねるビューア・通称「●」。
これを購入した約40,000人のメールアドレスと●の書き込み履歴情報の一部が漏洩し、支払いにクレジットカードを使用した人はそれに加え住所・氏名・電話番号・クレカ番号が漏洩。また2ちゃんねるで使用された全コテハン・トリップ・運営キャップも同時に漏れた。
この件について、有料サービスを提供する米国の会社は「サイバー攻撃のせいで顧客データが流出した」と主張している(リンク先参照)。
漏れたもの
・全てのトリップ/キー情報(運営用の物含む)
・●ID:●ハッシュ値とメアド約4万人分
・maru:●ハッシュ値紐付けで書き込み履歴(日時、スレURL、IP。それほど量はない)
・2011/07/29~2013/08/11の間の●登録時の個人情報、クレジットカード番号及びIP
2013年8月26日 0:36
●を利用している方々へ
- ◆StopSigica.rが作成した確認ページ http://j416.dip.jp/2ch/ のほか、流出したアドレスの一覧表なども一部で公開されており、自分のアドレスやカード情報を照合して、流出しているかどうか確認できる。ただし、こちらのサイトでもカード情報を一部入力しなくてはならないため、利用は自己責任で。
- 情報流出者に自分が含まれているにしろ含まれていないにしろ、いずれにしても、パスワードの変更やカード利用停止などの対策は行っておくことをお勧めする。該当する●ユーザーは、せめてクレジットカード暗証番号の変更手続きだけでも推奨する。
- 「自分が書いた2ちゃんねるの書込は全部バレてしまった」と憤慨している方は弁護士に相談して訴える準備をしておくと良いだろう。普通にウェブ検索すれば、その手のサイトはごまんと出てくる。おそらく、集団訴訟も可能であろう。
他の相談場所としては警察への相談窓口の電話番号である#9110や全国の消費者団体への相談窓口の電話番号である0570-064-370などがある。(2つとも平日のみしか受け付けていないなので注意。)
その他まとめ
- 当初、10年分の書き込みが全て漏洩!と言われていたが実際はそれほどの量はなくごく一部である。漏洩したのはここ1,2か月の書き込み記録のみと見られる。
- ●をクレジットカード以外の方法でしか購入したことのないユーザーは、過去の書き込みを調べられたりするが、誰が書いたのかは他人には分からない。
- ●を2011年7月29日~2013年8月11日の間にクレジットカードで購入したユーザーは、どこの誰が何を書いたのかを他人に知られてしまう可能性がある。
- 2chの規制を回避するためなどに使う有料サービスとしては他にモリタポがあるが、こちらの方は今のところ個人情報の漏洩は起こっていないようだ。
- なお、流出した書き込み元の中には、国内外の公的機関・教育機関・企業の名前もあった。
- 奇しくも、この事件が起こる二日前にはひろゆきの1億円の申告漏れが報道されていた。
関連動画
関連項目
- 2ちゃんねる
- ●
- モペキチ
- 運営(2ちゃんねる)
- 2ちゃんねるの歴史
- 2ちゃんねる麻薬書き込み騒動
- 事件・事故の一覧
- ニコニコ動画で話題になった事件・騒動の一覧
外部サイト