3DO(スリーディーオーまたはスリーディオ)とは、かつて存在したアメリカのコンピュータゲーム開発企業。又は、同社の提唱したマルチメディア端末規格。
概要
「3DO」の「3D」は3次元(3 Dimension)、そして、オーディオ(Audio)やビデオ(Video)のように一般的なものになるように願って、両者に共通する最後の一文字「O」をつけた、という。
3DO社
- 1990年にエレクトロニック・アーツの創始者の一人トリップ・ホーキンスがゲーム機プラットホーム開発を目的に設立した。32bitマルチメディア端末の統一規格「3DO」を各社にライセンス提供し、さらに64bit規格「M2」を開発。
- 1995年にM2の権利を松下電器産業(現社名:パナソニック)に委譲した。
- その後3DO社はセガサターンやプレイステーション、PC用のソフトを開発、発売していた。
- 2003年5月に連邦倒産法第11章を申請し倒産した。
3DO規格(日本)
- 3DO端末第1弾として、1994年3月20日に松下電器産業(今のパナソニック)から3DO REALがスプライトや動画再生能力を持つ32bitゲーム機の先駆けとして発売。三洋電機からも3DO TRYが同年10月1日に発売された。両機とも発売時の定価は54800円。
- あくまで情報家電という位置づけで販売され、メーカーもインタラクティブ・マルチプレイヤーと称していた。
- 初期のラインナップの数は申し分なかったが、輸入ものが多く、ハードが5万円以上ということで普及ペースは鈍かった。セガサターンやプレイステーションなど他社が32ビット機を発売する直前の1994年11月11日に、松下電器産業から3DO REALIIが44800円で発売。
- ただ、注目作は少なくはない。
- セガサターンの発売前の1994年11月13日にそれまで国内のコンシューマソフトとしては発売がなかった同社の業務用ヒットタイトル「スーパーストリートファイターII X」の発売。なんとファミ通の週間TOP30でトップを獲得した。
- ゲームクリエイター飯野賢治氏率いるワープが3DOに注力して開発し、その中では特に「Dの食卓」はその斬新さが受けた。ワープは次世代機のM2向けにも唯一制作に手を挙げた。のちの劇団ひとりの先駆けである。
- もう一人3DOを気に入っていたといわれているゲームクリエイターの一人としてコナミの小島秀夫があげられる。PC版のヒット作「ポリスノーツ」を家庭用ゲーム機として初めて3DOに移植。
- そして秘話として、「メタルギアソリッド」を3DO向けに制作していたことを小島氏が同氏司会のインターネットラジオで発言。ただ、阪神・淡路大震災で当時のコナミ神戸本社が被災し発売延期し、さらに松下電器が3DOから撤退したため、プレイステーションでの発売となった。
- 別にが口癖の人の夫で離婚協議中の、ハイパーメディア・クリエイターの高城剛氏も3DOソフト制作に手掛けていた。
関連動画
関連項目