ATIとは、GPUで有名な半導体メーカーである。2006年、CPUメーカーのAMDに買収された。
概要
1985年設立。Tseng Labs社、ArtX社、Chromatic Reserch社、SONICblueのFire GL部門などを買収し、GPUメーカー間の熾烈な競争を生き残った中で2強の一つとして知られる。そして、今でもライバルのNVIDIA社と性能争いが続いている。
現在では、AMDのグラフィックコントローラーのブランドであるほか、グラフィックカードのドライバであるCatalystや、業務用用途のFireProなどにその名が残っている。
主な製品
- RADEONシリーズ
現在主力のGPUのブランド名。
HD2000シリーズ以前はビッグダイ路線(チップのダイサイズを大きくとる。性能はともかく、歩留りは悪化しがち)を取っていたものの、思っていたようなパフォーマンスが出ない、などの問題が発生したため、HD3000シリーズ以降はコストパフォーマンス重視・スモールダイ路線に方針転換した。また、HD4850で、世界で初めて1チップで1TFlopsの壁を突破している。とはいえ、現行のHD5800シリーズ(Cypress)のダイサイズは334mm^2となっており、あまりダイサイズが小さいとは言い難い。
(参考までに、HD2000シリーズのハイエンド、HD2900proのダイサイズは400mm^2超である)
HD4000シリーズ以降では以前のカードよりもROPを大幅に強化したため、高負荷に強く、競合のカードよりも高負荷時のfpsの落ち込みにくいことが特徴として挙げられる。ただ、最低fpsの値が競合を下回ることがあるのだが、これはRADEONの処理系が5つの命令をワンセットで処理するときに最もパフォーマンスが出る、というものとなっているため、最悪1つの命令しか届かず、著しくパフォーマンスが落ちるためである。
また「CrossFire」という、複数のGPUを使った並列処理技術により性能を高めることができ、比較的高効率であり、ソフトや条件によっては上位のグラフィックボードを性能面で上回ることもあるため(性能的には)低価格で高性能を得ることも可能である。
また、最大の特徴としてはドライバによって著しく性能向上があるため、最初期のベンチのスコアと、次世代が出てくる時期のスコアが同じチップであるにも関わらず大きく変化しているという事もある。というより、ほぼ別物レベルである。
- ATI FireGL
ワークステーション向けのGPUブランド名。OpenGLに最適化されており、3Dグラフィックスに主に使われる。日本では競合のNVIDIA社のQuadroに比べマイナーである。
後述のATI FireMVとともに、ATI Fire Proというブランド名に統合される。
- ATI FireMV
ワークステーション向けのGPUブランド名。2Dグラフィックスに最適化されている。
ATI FireGLとともに、ATI Fire Proに統合される。
- RADEON XPRESSシリーズ
かつてリリースしていたチップセットのブランド名。Intel/AMD両社に展開していたが、グラフィックス機能を内蔵するノースブリッジの出来のよさとは裏腹に、サウスブリッジの出来はおおよそ良いとは言えず、もっぱらALiのものがサウスブリッジには使用されていた。
現在はAMDのブランド名で販売されており、当然ながらIntel社向けには展開していない。
- Hollywood
Wiiに搭載されている、「Vegas」(グラフィックス出力機能付きチップセット)と「Napa」(VRAMチップ)からなるデュアルチップのパッケージ。
後述のFlipperと互換性がある。
- Flipper
買収したArtX社開発のゲームキューブに搭載されているチップセット。
- Xenos
Xbox360に搭載されているGPU。
世界で初めて、統合型シェーダアーキテクチャーが採用されたGPUとしても知られる。
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