DD(遊戯王) 単語


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ディーディー

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DDとは、アニメ・漫画「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」、遊戯王OCGに登場するカードのカテゴリ。
本項では「DDD」「契約書」も包括して紹介する。
英語版の名称はそれぞれ「D/D」「D/D/D」「Dark Contract」となる。

アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」の登場人物についてはDD(遊戯王GX)を参照。

概要

アニメ・漫画版

アニメ・漫画作中で赤馬零児が使用するカードカテゴリ。アニメGXの同名キャラクターとの関連は一切なく、「DD」という言葉の意味するところも違っている。悪魔族で統一されているほか、大きな特徴は融合、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラムという様々な召喚方法がカテゴリ内に共存していること。
さらにDDDと名のついたモンスターも存在し、DDモンスターを利用してDDDを展開するのが基本戦術。

また、同じく赤馬が使用するカードカテゴリに「契約書」があり、その多くがDDをサポートする効果を持っている。ほとんどの契約書には自分スタンバイフェイズにダメージを受けるデメリットがあり、いかにしてダメージを回避するかが重要となる。この性質から、効果ダメージを回避したり、契約書を含む魔法・罠を除去したりする効果を持つDDも存在する。

DDは「Different Dimention」(異次元)の略、また、DDDは「Different Dimention Daemon」の略とのこと。ただし、いずれもDを「ディー」と読んでおり、DDDが「デーモン」と名のついたモンスターに含まれることはない。さらにカテゴリとして除外と密接にかかわっているということもない。作中では「融合次元」などの複数の次元の存在について語られているが、それとの関連は不明。召喚方法によって次元が分かれているということで、いくつもの召喚方法を使いこなす性質を表わしているのだろうか。

OCG

OCGでは融合・S・X・P、更にL召喚を駆使した多彩な展開が可能となっている。反面、展開ルートが非常に多く、難解なテーマとしても知られている。

9期~11期(2014年~2021年春)

初期のDDはP召喚が主体であったが、2015年に《DDスワラル・スライム》《DDラミア》《DDネクロ・スライム》が登場すると融合・シンクロ・X召喚の幅が大きく広がった。《DDD呪血王サイフリート》や《DDD双暁王カリ・ユガ》といった現代でも通用する大型モンスターが登場したのもこの時期からである。
9期では他のテーマに押され環境トップに立つことは無かったが、展開力と盤面の維持力、何より火力が高いことから《DDラミア》《DDスワラル・スライム》が準制限に規制された。

「新マスタールール」が実装された10期では以下の理由で大きな痛手を受けた。

  • EXモンスターゾーンの追加・特殊召喚の制限
    EXデッキのモンスターは、EXモンスターゾーンかLモンスターのリンク先にしか特殊召喚出来ないため、既存のEXデッキを主体とするテーマは死に体となった。
    11期では融合・S・Xモンスターがメインモンスターゾーンにも無条件で出せるようになったため、展開ルートが大幅に緩和された。
  • ペンデュラムゾーンが魔法・罠ゾーンと統合
    《DDD剋竜王ベオウルフ》や契約書の運用に悪影響が出た。逆に《DDD制覇王カイゼル》のようにプラスの側面も現れた。

そのため、Lモンスターとして汎用性の高い《水晶機巧-ハリファイバー》が採用されるようになり、EXモンスターはテーマ内外のSモンスターが中心となった。
一応、テーマのLモンスターとして《DDD深淵王ビルガメス》が登場したが、後述の理由からハリファイバーとは状況に応じて使い分ける形となる。

11期~13期(2021年夏~2025年春)

2021年7月に新パック「BATTLE OF CHAOS」にて大幅な強化が入る。特に《DDグリフォン》《DDD赦俿王デス・マキナ》の実装は画期的で、これまでのスワラル・ラミア・ネクロを軸とした展開からケプラー・コペルニクス・グリフォンを軸とした展開にシフトした。
この展開ではS召喚よりもビルガメスをL召喚した方が強力なのだが、ビルガメスの制約でDDモンスター以外の特殊召喚が不可能になる。そのため、11期以降のDDは純構築が主流となってくる。
X召喚も多く駆使するため、特殊召喚無効効果を持つ《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》も使われるようになる。

最終盤面としてはデスマキナ・サイフリート・大王シーザーに《DDヘッドハント》で妨害する布陣が主流となった。

しかしこれでも環境主流とまではいかず、2022年以降環境のインフレに全くついていけていないのが現状である。
一応《ナイトメア・スローン》でケプラーをサーチ出来たり、2024年末には「PREMIUM PACK 2025」で新規カードが追加されているが、最終盤面自体は大きく変わっていない。

13期(2025年夏~)

「DOOM OF DIMENSIONS」によってメインデッキ・EXデッキのモンスターに大幅な強化が入り、1枚初動で強力な盤面が構築出来るようになった。

その他

DDに異次元の意味を持たせたカード自体は過去にも存在した。「D・D・R」(読みは「ディファレント・ディメンション・リバイバル」)や「D・D・M」(読みは「ディファレント・ディメンション・マスター」)など。こちらの場合、多くは除外関連の効果を持っている。

ただし、カテゴリとしてはあくまで「DD」と書いて「ディーディー」と読ませるものが対象であるため、「D.D.アサイラント」や「D・D・M」などは「DD」モンスターに含まれない。ただ、「DDリクルート」のイラストには、それら「DD」カテゴリではないDifferent Dimention(異次元)関連のモンスターが描かれている。

アニメでは、ZEXAL以降、OCGで効果が改変されたカードが後からOCG仕様に修正されることはほぼなくなったが、このカテゴリのカードは全て変更されている。ペンデュラムモンスターのプロトタイプという設定があることや、過去のエピソードでは修正前のものを使用していることなどから、このカテゴリだけ意図的に修正している可能性がある(過去エピソードについては現状1枚しか確認できないので、単なる修正漏れの可能性もある)。

カード一覧

カードの種類が多いため、カード及び効果はOCG版に絞って記載する。

「DD」モンスター

非ペンデュラムモンスター(DD)

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神話の生物に関連した名前を持つものが多いのが特徴。

DDネクロ・スライム

《DDネクロ・スライム/D/D Necro Slime》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 300
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合に発動できる。
このカードを含む自分の墓地のモンスターを融合素材として除外し、
「DDD」融合モンスター1体を融合召喚する。

2015年7月18日発売「ディメンション・オブ・カオス」に登場。このカード自身を融合素材とし、素材は墓地から選ぶようになった。そのため、DDDのみを素材に指定するモンスターは融合召喚できない。

自身も含めて墓地のみで融合できるため、手札消費なしで融合できる。しかし、除外してしまうとその後の墓地利用を阻害するのが欠点。

DDラミア

《DDラミア/D/D Lamia》
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 100/守1900
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在する場合、
「DDラミア」を除く、「DD」カードか「契約書」カード1枚を
自分の手札・フィールド(表側表示)から墓地へ送って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

DDか契約書と引き換えに特殊召喚できる。

自身を特殊召喚できるチューナーであり、適当なほかのモンスターとシンクロ召喚につなげることができる。ほかのDDチューナーとは異なり特殊召喚できる種族に縛りはないので、シンクロ先の選択肢は広い。

墓地へ送るというコストを持つことから、ペンデュラムモンスターをコストにすることはできない点には注意が必要。

2016年10月1日に準制限カードに指定されたが、2017年4月1日に制限解除されている。

ラミア(Lamia)とは、ギリシア神話に登場する怪物。
元々ポセイドンの息子ベロスと、その母リビュエの間にできた娘であり、その美貌をゼウスに見初められたことでゼウスの妻ヘラの怒りを買い、上半身が女性で下半身が蛇の怪物に変えられてしまった。

DDゴースト

《DDゴースト/D/D Ghost》
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 600/守 300
(1):このカードが墓地へ送られた場合、「DDゴースト」を除く自分の墓地の、
「DD」モンスター1体か「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
その同名カード1枚をデッキから墓地へ送る。
(2):このカードが除外された場合、「DDゴースト」を除く自分の除外状態の、
「DD」モンスター1体か「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地に戻す。

2017年1月14日発売「マキシマム・クライシス」で登場。
同名カードやモンスター以外のDDを墓地送りできなくなったが、除外された場合に除外カードを墓地に戻す効果が追加された。

(1)の条件はどこからどのように送られても良いので、発動自体は簡単。しかし、墓地に送りたいカードと同名カードがないと使えないので、序盤には使えない。

(2)で除外カードを墓地に戻せる。自身が除外された時なので、「魔神王の契約書」などで除外されると条件が満たせる。除外された「DDネクロ・スライム」などの再利用が狙える。

ゴースト(ghost)とはご存知の通り幽霊のことだが、イラストには半透明の容器にシルエットだけの猫が入っている。よく見ると上の方にも猫の顔がある。モチーフはシュレディンガーの猫だろうか。

DDスワラル・スライム

《DDスワラル・スライム/D/D Swirl Slime》
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 200/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合に発動できる。
このカードを含む手札のモンスターを融合素材とし、「DDD」融合モンスター1体を融合召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札から「DD」モンスター1体を特殊召喚する。

「ディメンション・オブ・カオス」にて登場。

魔法カードに頼らずに手札融合できるため、普通に手札融合するより手札消費を抑えられるのが利点。何かもう1枚DDがあれば、「DDD烈火王テムジン」か「DDD神託王ダルク」が融合できるため、「魔神王の契約書」でサーチできる点と合わせて融合が非常に狙いやすく、上級DDが手札に来ても事故にならずに済む。

2つ目の効果も、最上級DDDを容易に展開できが、テムジンの蘇生効果用にDDモンスターを墓地に確保したいところ。

2016年の世界大会での実績故か、同年10月に上記のラミアとともに準制限カードとなった。
2017年7月に制限解除。

DDランス・ソルジャー
《DDランス・ソルジャー》
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 400/守 400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを自分のフィールド・墓地の「契約書」カードの数まで上げる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

2025年7月26日発売「DOOM OF DIMENSIONS」にて登場。

ラミア同様、契約書1枚をコストに蘇生する効果を持つ。
更に(1)の効果で自身のレベルを上げることで、X素材にして除外の制約を無視することが可能。

元ネタはアニメにて登場した「ランサーズ」という組織か。

DDナイト・ハウリング

《DDナイト・ハウリング/D/D Nighthowl》
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 300/守 600
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になり、
そのモンスターが破壊された場合に自分は1000ダメージを受ける。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は悪魔族モンスターしか特殊召喚できない。

2014年8月9日発売「ブースターSP-レイジング・マスターズ-」にて登場。

デメリットはあるものの、手札1枚でシンクロ召喚可能。レベル4DDを蘇生して「DDD疾風王アレクサンダー」をシンクロ召喚するのが基本となる。もちろん、それ以外の悪魔族シンクロモンスターにつなぐことも可能である。また、「DDバフォメット」を蘇生してその効果でこのカードのレベルを4にすれば「DDD怒濤王シーザー」のエクシーズ召喚ができる。

現在では悪魔族縛りよりも召喚権を割く点で忌避されているため、採用されにくい。
展開力の高いケプラーやコペルニクスに召喚権を割くのが主流になってためである。

ハウリング(howling)とは、咆哮、遠吠えの意。また、音響機器に起こる共振現象(マイクとスピーカーを近づけた際に起こる「キーン」という音などが一例)を指すこともある。

アニメにて「DDD疾風王アレクサンダー」のシンクロ素材になった際には、1回目では「闇を切り裂く咆哮」、2回目では「闇夜を切り裂く咆哮」と呼ばれていた。

DDディフェンス・ソルジャー
《DDディフェンス・ソルジャー》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 0/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分のPゾーンの「DD」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを特殊召喚する。
●自分の墓地から「DD」モンスター1体を除外して発動できる。
このターン、自分の「DDD」モンスターが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時までカードの効果を発動できない。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のEXデッキ(表側)・墓地から「DD」Pモンスター1体を手札に加える。

「DOOM OF DIMENSIONS」にて登場。

(1)の効果は選択式で1つはPソーンのDDカードを特殊召喚、もう1つは墓地からDDモンスターを除外して攻撃時の効果発動を封じる効果。
(2)の効果は墓地の自身を除外して、EXデッキ(表側)・墓地から「DD」Pモンスター1体を手札に加える効果。

DDバフォメット

《DDバフォメット/D/D Berfomet》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1400/守1800
(1):1ターンに1度、「DDバフォメット」以外の
自分フィールドの「DD」モンスター1体を対象とし、
1~8までの任意のレベルを宣言して発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで宣言したレベルになる。
この効果の発動後、ターン終了時まで
自分は「DD」モンスターしか特殊召喚できない。

「ディメンション・オブ・カオス」にて登場。1~8までの任意のレベルを指定できるが、対象は同名以外のDDモンスターのみであり、効果使用後の特殊召喚に縛りがつく。

レベル調整効果によってシンクロ・エクシーズ召喚をサポートできるが、展開力に欠けるため採用されにくい。

DDリリス

《DDリリス/D/D Lilith》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 100/守2100
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
●自分のEXデッキ(表側)から、「DD」Pモンスター1体を手札に加える。

「ブースターSP レイジング・マスターズ」にて登場。
手札以外の特殊召喚や召喚でも対応するようになり、エクストラデッキのDDを回収する効果が追加された。

特殊召喚時に墓地のDDを回収するか、EXデッキ(表側)から、「DD」Pモンスター1体を手札に加える効果を持つ。

リリス(Lilith)とは、メソポタミアの伝承にある夜の妖怪(異説もある)。中世ヨーロッパでは、リリスはイヴ以前のアダムの妻であり、最初の女といわれるようになり、後にルシファーと結婚したという。
「DDD烈火王テムジン」の融合素材になったときに「闇夜にいざなう妖婦」と呼ばれたのはこのあたりが由来か。

DDパンドラ

災い封じ込めし坩堝、DDパンドラ!

《DDパンドラ/D/D Pandora》
効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻1700/守2100
(1):このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた時、
自分フィールドにカードが存在しない場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。

「クラッシュ・オブ・リベリオン」(2015年4月25日発売)でOCGに登場。

相手に破壊された時に条件付きでドローできる。

2枚ドローできる効果自体は悪くないが、上級モンスター故の扱いにくさや、自分フィールドにカードが存在しないという発動条件が厄介。契約書やペンデュラムモンスターのようなフィールドに残りやすいカードとの相性も悪い。

名前の由来はギリシア神話の「パンドラの箱」に登場する女性、パンドラ。

DDヴァイス・テュポーン

《DDヴァイス・テュポーン/D/D Vice Typhon》
効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2300/守2800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分フィールドの「DD」モンスター1体をリリースして発動できる。
デッキからレベル7の「DDD」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地へ送られたターンの自分メインフェイズに発動できる。
レベル8以上の「DDD」融合モンスターカードによって決められた、
このカードを含む融合素材モンスターを自分の墓地から除外し、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

2017年4月15日発売「CODE OF THE DUELIST」にて登場。

墓地から自身を含む素材を除外することで、レベル8以上のDDDモンスターを融合召喚する効果を持つ。

(1)の効果を使えればエクシーズ召喚が狙えるが、最上級モンスターゆえに召喚には2体のリリースを要求する上、さらに効果発動のためのリリースも必要であり、消費が大きい。そもそもテーマ内にランク7モンスターが存在しないのも痛い。

(2)の効果で墓地融合ができるが、レベルが限定されているのが面倒。同じ墓地融合でも「DDネクロ・スライム」のほうが融合召喚先の制限が緩いため使いやすい。

テュポーン(テュポン、Typhon)とはギリシャ神話に登場する巨人の名前。ゼウスに並ぶほどの力を持つとされる。

ペンデュラムモンスター(DD)

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魔導賢者と名のついたペンデュラムモンスターは、天文学者・物理学者の名前を持つ。

DD魔導賢者ケプラー

《DD魔導賢者ケプラー/D/D Savant Kepler》
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
【Pスケール:青10/赤10】
(1):自分は「DD」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードのPスケールを2つ下げる(最小1まで)。
その後、このカードのPスケールの数値以上のレベルを持つ、
「DD」モンスター以外の自分フィールドのモンスターを全て破壊する。
【モンスター効果】
このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの他の「DD」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に戻す。
●デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。

「ブースターSP-レイジング・マスターズ-」にて登場。

モンスター効果は、召喚時にDDを手札に戻すか契約書をサーチする効果。一見シンプルだが、ケプラー1枚からビルガメスに繋げられるので11期以降では必須級のカード。

Pモンスターとしては破格のスケール10を持つが、DDモンスター以外への厳しいデメリットを持っている。また、レベル1なのでエクストラデッキへ送られるとスケール0のカードが無いとP召喚出来ない。最も、近年のDDにはスケール0のPモンスターもEXデッキ(表側)のカードも回収出来るので、純構築で使うなら大したデメリットにはならない。

名前の由来は「ケプラーの法則」で有名な天文学者ヨハネス・ケプラーか。対になるのがガリレオであること考えれば、「ケプラー式望遠鏡」が由来かもしれない。

DDスケール・サーベイヤー

《DDスケール・サーベイヤー》
ペンデュラム・効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 0/守1000
【Pスケール:青9/赤9】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のスタンバイフェイズに、
自分・相手のPゾーンのカードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードのPスケールをターン終了時まで0にする。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)(3)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「DD」Pモンスターカードが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
このカードのレベルを4にする。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、またはEXデッキに表側で加わった場合、
自分フィールドの「DD」Pモンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に戻す。

ジャンプフェスタで限定発売された「PREMIUM PACK 2025」にて登場。

(1)のモンスター効果は、フィールドに「DD」Pモンスターカードが存在する場合特殊召喚が出来る効果。手札から特殊召喚出来るので展開要因としての役割が大きい。
(2)のモンスター効果は、召喚・特殊召喚時に自身のレベルを4に出来る効果。この効果でランク4のX召喚が可能となる。
(3)のモンスター効果はフィールドの「DD」Pモンスターカードを手札に回収する効果。
ペンデュラムゾーンのものを回収した後にモンスターとして再利用、あるいはその逆の動きが可能となる。Pスケールの調整も可能。

P効果はアニメ版同様、自分・相手のPスケールを2枚まで0にする効果。

定規をモチーフとした「サーベイヤー」モンスターの1体。

DDアーク

《DDアーク/D/D Ark》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 0/守2000
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドのP召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとこのカードを破壊する。
【モンスター効果】
このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが効果で破壊された場合に発動できる。
自分のEXデッキ(表側)から「DDアーク」以外の「DD」Pモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

Vジャンプ一年間定期購入特典(2018年5月)として登場。

P効果は自身とP召喚された相手モンスターの破壊効果だが、相手がP召喚するテーマを使用する前提での運用となる。そのため、召喚方法が多様化した現代遊戯王では扱いずらい。

モンスター効果は破壊時にEXデッキ(表側)の「DD」Pモンスター1体を効果を無効にして特殊召喚する効果。恐らく前述のP効果との連動するデザインなのだろうが、P効果が発動出来ないのでやはり扱いずらい。

アーク(Arc)は「方舟」と「悪」を意識しての名前か。

DDイービル

《DDイービル/D/D Evil》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻2000/守 0
【Pスケール:青8/赤8】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り1度だけ、
相手がモンスターのP召喚に成功した時に発動できる。
このターン、そのP召喚されたモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
【モンスター効果】
このカード名の(2)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに他の「DD」モンスターが存在しない場合、このカードは攻撃できない。
(2):相手メインフェイズに、相手フィールドのP召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

Vジャンプ一年間定期購入特典(2019年5月)として登場。

P効果はP召喚された相手モンスターの攻撃・効果を無効にする効果だが、アーク同様(ry

モンスター効果は相手ターンでの無効化効果なのだが、やはり(ry

イービル(Evil)は「悪魔」を意味する。

DDオルトロス

(DDオルトロス/D/D Orthros)
ペンデュラム・チューナー・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 600/守1800
【Pスケール:青3/赤3】
(1):1ターンに1度、自分フィールドの他の、「DD」カードか「契約書」カード1枚と、
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
【モンスター効果】
(1):自分が戦闘・効果でダメージを受けた時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚した時に適用する。
このターン、自分は悪魔族モンスターしか特殊召喚できない。

2015年12月12日発売「ストラクチャーデッキ-ペンデュラム・ドミネーション-」にて登場。

ペンデュラム効果は「DD」か「契約書」と引き換えにした魔法・罠除去。
除去する自分のカードには、スケールを貼り替えたいペンデュラムゾーンのDDか、デメリットが邪魔な契約書を選ぶとよい。ペンデュラムスケールも3と使いやすいほうなので、ペンデュラムゾーンでも活躍できる。

(1)のモンスター効果で手札から特殊召喚できる。契約書によるダメージをトリガーにすれば出しやすく、その後のシンクロ・エクシーズ召喚につなぎやすい。
ペンデュラムチューナーであるのでペンデュラム召喚で毎ターン使い回してシンクロ召喚することも可能。しかし、(2)の効果のために悪魔族しか出せなくなり、その後の展開が狭まってしまう点に注意が必要。最も、純構築なら問題ないが。

オルトロス(Orthrus)とは、ギリシア神話に登場する双頭の犬。ケルベロスは兄に当たる。
このカードの攻守は、「DDケルベロス」の攻守を入れ替えたものになっている。

DDグリフォン

《DDグリフォン/D/D Gryphon》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/ATK 1200/DEF 1200
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの悪魔族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、自分のフィールド・墓地の「契約書」魔法・罠カードの種類×500アップする。
その後、このカードを破壊する。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)(3)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「DD」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードがP召喚に成功した場合、手札から「DD」カードまたは「契約書」カード1枚を捨てて発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(3):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「DDグリフォン」以外の「DD」カード1枚を手札に加える。

2021年10月16日発売「BATTLE OF CHAOS」にて登場。11期以降にて必須級のカードの1枚

ペンデュラム効果はフィールド・墓地の契約書の数だけ対象のモンスターの攻撃力を上昇させるため、単体強化に大きく貢献することが可能。発動後自身は破壊されるが、ペンデュラム召喚でモンスター(2)で墓地肥やしとドローに繋げることが可能。

モンスター(1)の効果でシンクロ・エクシーズ召喚に繋げ、手札融合やコペルニクスの効果で墓地に送られた時は蘇生して(3)の効果でDDのカードをサーチするなど、このカード1枚で多様な展開を起こしたいところ。

DDケルベロス

《DDケルベロス/D/D Cerberus》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守 600
【Pスケール:青6/赤6】
(1):1ターンに1度、自分フィールドの「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを4にし、攻撃力・守備力を400アップする。
【モンスター効果】
(1):このカードが手札からP召喚に成功した時、
「DDケルベロス」以外の「DD」モンスターが自分フィールドに存在する場合に
自分の墓地の永続魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

「週刊少年ジャンプ」2014年36号(2014年8月4日発売)で登場。

P効果はDDモンスターのレベル変更とステータスを強化する効果。
スケールが中途半端であるため、幅広いレベルを扱うDDで利用するには扱いにくい。

モンスター効果はP召喚成功時に墓地から永続魔法を回収する効果。契約書以外でも可。

ケルベロス(Kerberos)とは、ギリシア神話に登場する冥界の番犬。3つ首で描かれるのが一般的。
そのため、「DDD烈火王テムジン」の融合素材になったときに「牙むく地獄の番犬」と呼ばれている。

DD魔導賢者コペルニクス

《DD魔導賢者コペルニクス/D/D Savant Copernicus》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「DD」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
(2):このカードがPゾーンに存在する限り1度だけ、
自分にダメージを与える魔法カードの効果の処理時に、その効果を無効にできる。
その後、このカードを破壊する。
【モンスター効果】
このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
「DD魔導賢者コペルニクス」を除く、「DD」カードか「契約書」カード1枚をデッキから墓地へ送る。

「ストラクチャーデッキ-ペンデュラム・ドミネーション-」にて登場。
11期以降では必須級のカードの1枚。

モンスター効果は墓地肥やし。ペンデュラム召喚からも発動可能。
ネクロ・スライムやグリフォンなど展開に応じて適したモンスターを用意すればいい。

(2)のP効果は効果ダメージ対策。契約書のデメリット回避に利用可能。一度しか使えず、スケール1を捨てることにはなってしまうが、レベル4なのでペンデュラム召喚による再利用自体は難しくない。

名前の由来は地動説で有名な天文学者ニコラウス・コペルニクスか。

DDプラウド・シュバリエ

誇り高き騎士、DDプラウド・シュバリエ!

《DDプラウド・シュバリエ/D/D Proud Chevalier》
ペンデュラム・効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻2000/守 700
【Pスケール:青6/赤6】
(1):1ターンに1度、500LPを払い、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は500ダウンする。
(2):もう片方の自分のPゾーンに「DD」カードが存在しない場合、このカードのPスケールは5になる。
【モンスター効果】
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
自分のエクストラデッキから、表側表示の闇属性Pモンスター1体を手札に加える。

「V JUMP EDITION ペンデュラムVパック」(「Vジャンプ」2014年7月号応募者全員サービス)にて登場。

DDがないとスケールが5になってしまうが、レベル4以下をペンデュラム召喚するデッキならば相手モンスターの弱体化付きスケール5として利用できないこともない。モンスター効果のほうは、「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」を回収することで、再度のサーチ効果発動を狙えるため、DDデッキ以外でもそれなりに使い道がある。もっとも、DDがいてもスケール6では中途半端であるが。

DDドッグ
《DDドッグ/D/D Dog》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2000/守2000
【Pスケール:青3/赤3】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドの融合・S・Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
その後、Pゾーンのこのカードを破壊する。
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、相手が融合・S・Xモンスターの特殊召喚に成功した場合、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その表側表示モンスターは攻撃できず、効果は無効化される。

Vジャンプ一年間定期購入特典(2019年5月)として登場。

P効果は融合・S・Xモンスターの無効化と自身の破壊。一応現代遊戯王でも通用しそうな効果だが、Lモンスターに対応してないのが残念なところ。
モンスター効果は相手が融合・S・Xモンスターの特殊召喚成功時の妨害。こちらも(ry

後に登場した《零王の契約書》にも登場している。

DDエクストラ・サーベイヤー

《DDエクストラ・サーベイヤー》
ペンデュラム・効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻1000/守 0
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドの表側表示のモンスターカードが戦闘・効果で破壊された場合、
自分フィールドの「DDD」モンスター1体を対象として発動できる。
自分のPゾーンのカード2枚を除外し、このターン、
対象のモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
自分のEXデッキ(表側)から「DDエクストラ・サーベイヤー」以外の「DD」Pモンスター1体を手札に加える。
(2):このカードが除外された場合に発動できる。
相手のEXデッキの表側のPモンスターの数だけ、相手のデッキの上からカードを除外する。
その後、自分フィールドの「DD」モンスター1体の攻撃力をこの効果で除外したカードの数×200アップできる。

「PREMIUM PACK 2025」にて登場。

P効果は自分フィールドのDDDモンスターに2回攻撃を付与する効果。

モンスター効果は(1)の効果で自身を手札から捨て、EXデッキ(表側)からPモンスターを回収する効果。
(2)の効果で相手のデッキのカードを除外し火力上昇。しかし、相手がペンデュラムテーマを採用していることが前提の効果なので使いにくい。

DDプラウド・オーガ

《DDプラウド・オーガ/D/D Proud Ogre》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2300/守1500
【Pスケール:青8/赤8】
(1):1ターンに1度、500LPを払い、
自分フィールドの「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は500アップする。
(2):もう片方の自分のPゾーンに「DD」カードが存在しない場合、
このカードのPスケールは5になる。
【モンスター効果】
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
自分のエクストラデッキから、
表側表示の闇属性Pモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「DD」モンスターしか特殊召喚できない。

「V JUMP EDITION ペンデュラムVパック」(「Vジャンプ」2014年7月号応募者全員サービス)にて登場。

DDがないとスケールが5になることや、それ以外もDD関連の効果であることから、なるべくならDDデッキで使うのが望ましい。DDでは高いスケールを持ちつつペンデュラム召喚先に制限がないため、DD以外のペンデュラムモンスターを併用するデッキでは使いやすい。

モンスター効果でエクストラデッキから闇属性Pモンスターを特殊召喚できるが、ペンデュラムモンスターならばペンデュラム召喚したほうがデメリットもないので、あくまでスケールが揃わないときの非常手段といったところ。

DD魔導賢者ニコラ

《DD魔導賢者ニコラ/D/D Savant Nikola》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2000/守2000
【Pスケール:青8/赤8】
(1):自分は「DD」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
(2):1ターンに1度、手札から「DDD」モンスター1体を捨て、
自分フィールドのレベル6以下の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで2000アップする。
【モンスター効果】
「DD魔導賢者ニコラ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがPゾーンで破壊された場合、
自分フィールドの「DDD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻し、
自分のエクストラデッキから表側表示の
「DD」Pモンスターを2体まで選んで自分のPゾーンに置く。
そのカードのP効果はこのターン発動できない。

2016年4月9日発売「ザ・ダーク・イリュージョン」にて登場。

(2)のペンデュラム効果で戦闘補助ができる。上昇値は非常に大きいが、レベル6以下しか強化できない。強化を当てにするよりは、手札に溜まったDDDを墓地へ送れる効果と見たほうがよいか。

モンスター効果はペンデュラムスケールの再セット。コストが必要なのでいつでも狙えるわけではないが、「ハーピィの羽根帚」のような除去に対する保険となる。

名前の由来はニコラ・テスラか。

DD魔導賢者ニュートン

《DD魔導賢者ニュートン/D/D Savant Newton》
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
【Pスケール:青10/赤10】
(1):自分は「DD」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
(2):このカードがPゾーンに存在する限り1度だけ、
自分にダメージを与える罠カードの効果が発動した場合、その効果を無効にできる。
その後、このカードを破壊する。
【モンスター効果】
「DD魔導賢者ニュートン」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、「DD魔導賢者ニュートン」以外の自分の墓地の、
「DD」カードまたは「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

「ストラクチャーデッキ-ペンデュラム・ドミネーション-」にて登場。

同じスケールの「DD魔導賢者ケプラー」と比べると、スケールの変動に悩まされる心配がないのが利点。高いスケールがほしいならばこのカードを利用するのがよい。

(2)の効果は罠によるダメージ無効。主な使い道は契約書のダメージ無効化だろうが、せっかくの高スケールを捨てるのはもったいないので、切羽詰まったとき以外はあまり使わないほうがよい。

モンスター効果は墓地からDDか契約書を手札に加えるもの。手札から捨てて発動するので気軽に使える。
墓地へ行ってしまったペンデュラムモンスターを回収してペンデュラムゾーンに置いたり、通常召喚で効果を発揮する「DDナイト・ハウリング」などを回収したりできる。また、「DD魔導賢者コペルニクス」と組み合わせると擬似的にサーチが可能。

名前の由来は物理学者アイザック・ニュートンか。

DDカウント・サーベイヤー

《DDカウント・サーベイヤー》
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2000/守2000
【Pスケール:青1/赤1】
(1):1ターンに1度、自分が「DDD」モンスターをP召喚した場合、
相手フィールドの、種族が同じモンスター3体か属性が同じモンスター3体を対象として発動できる。
その表側表示モンスター3体の内の2体をリリースする。
残りの1体の攻撃力・守備力はリリースしたモンスターのそれぞれの数値の合計分アップする。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から他の「DD」モンスター1体を捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
攻撃力か守備力が0の「DD」モンスター1体をデッキから手札に加える。

「PREMIUM PACK 2025」にて登場。

P効果は種族または属性が同じモンスター3体のうち2体を除去する効果だが、DDDモンスターのP召喚とハードルが高い。初動をコンパクトにすると、メインデッキで使えるDDDモンスターはアビス・ラグナロクやゼロ・マキナに限られてくる。

モンスター効果は他のDDモンスターを手札から捨てて特殊召喚する効果と、召喚・特殊召喚成功時に攻撃力か守備力が0の「DD」モンスター1体をデッキから手札に加える効果を持つ。攻撃力か守備力が0の「DD」モンスターからは、ゼロ・マキナやケプラー、コペルニクスにゼロゴッド・レイジなどある程度選択肢は存在する。

デザインでは顔の部分が顕微鏡の対物レンズになっている。

DD魔導賢者トーマス

《DD魔導賢者トーマス/D/D Savant Thomas》
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻1800/守2600
【Pスケール:青6/赤6】
「DD魔導賢者トーマス」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分のエクストラデッキから表側表示の「DD」Pモンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
「DD魔導賢者トーマス」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のPゾーンの「DD」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキからレベル8の「DDD」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
このターン、この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、
相手が受ける戦闘ダメージは半分になる。

「ザ・ダーク・イリュージョン」にてOCGに登場。。

ペンデュラム効果でエクストラデッキのDDを手札に加えられる。回収したカードはペンデュラムゾーンに置いたり、「DDD反骨王レオニダス」などのモンスター効果の利用を狙ったりできる。

モンスター効果はペンデュラムゾーンの1枚と引き換えにしたデッキからの特殊召喚。デメリットがあるので、出したモンスターをそのまま使うよりはランク8のエクシーズ召喚を狙うのが主な使い方になるか。この場合、「DDD壊薙王アビス・ラグナロク」でも似たようなことができるが、こちらはデッキから出せるのが利点。

名前の由来は発明王ことトーマス・エジソンか。

DD魔導賢者ガリレイ

《DD魔導賢者ガリレイ/D/D Savant Galilei》
ペンデュラム・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「DD」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードのPスケールを2つ上げる(最大10まで)。
その後、このカードのPスケール以下のレベルを持つ、
「DD」モンスター以外の自分フィールドのモンスターを全て破壊する。
【モンスター効果】
「DD魔導賢者ガリレイ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、自分フィールドの、
「DD」カードまたは「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。

「ブースターSP-レイジング・マスターズ-」でOCGに登場。

初期の頃はスケールの低さが強みであったが、テーマ内でスケール0や1のPモンスターが次々と登場したことから、デメリットしかないP効果が大きく足を引っ張ってる。
手札からこのカードを捨てて「DD」カードか「契約書」カードを回収する効果を持つが、それだけを目当てに採用することはほぼ無いだろう。

名前の由来はガリレオ・ガリレイか。
天文学では木星の衛星発見や地動説などの業績がある。ケプラーが対になることも合わせて考えるなら、「ガリレオ式望遠鏡」が由来かもしれない。

「DDD」モンスター

いずれも○○王××となっているのが特徴で、その命名法則は以下のようになる。今のところ、アニメやOCG、漫画読み切り版出身のものは1~3、漫画連載版出身のものは4になっている。

  1. ××に歴史上の王や皇帝、英雄の名前、○○にその人物をイメージした言葉が入るもの。
  2. ○○に企業の役職名のもじり、××に神話や宗教、歴史における出来事をイメージした言葉が入るもの。
  3. 既存のモンスターの名前に、単語が付加されたり、素材の2体の名前が混ざった派生形。アニメ出身。
  4. ××に物理学における悪魔の名前、○○にそれをイメージした言葉が入るもの。

因みにアニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」には「DDD」というこのカテゴリと同名のBGMが存在する。当然の事ながらDDDのテーマ曲であり、溢れ出るラスボス感の曲調でDDDの恐ろしさと強さを引き立たせている。

効果モンスター(非ペンデュラム)

DDD制覇王カイゼル

出現せよ!!DDD制覇王カイゼル!!!

《DDD制覇王カイゼル/D/D/D Supreme King Kaiser》
効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2800/守2100
(1):このカードがP召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドの表側表示のカードの効果はターン終了時まで無効になる。
(2):このカードがP召喚に成功したターンのメインフェイズに1度、
自分の魔法&罠ゾーンのカードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
このターン、このカードは通常の攻撃に加えて
この効果で破壊したカードの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。

「V JUMP EDITION  ペンデュラムVパック」(「Vジャンプ」2014年7月号応募者全員サービス)にて登場。

(1)の効果はP召喚時に相手フィールドの表側表示のカードを全て無効にする効果。
(2)の効果は自分の魔法&罠ゾーンのカードを2枚まで破壊し、破壊した数だけ攻撃回数を増やす効果。

新マスタールール以降、Pゾーンと魔法&罠ゾーンが統合されたことで、(2)の効果でPゾーンのカードを破壊できるようになった。
また、ビルガメス登場後はPゾーンのカードを容易に用意出来るようになったため、理論上一部の2枚初動(例:コペルニクス&地獄門)でカイゼルによる後攻ワンキルが可能となった。

カイゼル(Kaiser)は、ドイツ語で皇帝の意。ローマのカエサルに由来する。

DDD覇龍王ペンドラゴン

《DDD覇龍王ペンドラゴン/D/D/D Dragon King Pendragon》
効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2600/守2400
(1):このカードが手札にある場合、
自分メインフェイズに自分の手札・フィールドから
ドラゴン族モンスターと悪魔族モンスターを1体ずつリリースして発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに手札を1枚捨てて発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで500アップする。
その後、フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。

「デュエリストエントリーデッキVS」(2015年3月21日発売)で登場。

(1)で手札から特殊召喚できるが、消費が激しいのが難点。
それ以上に難点なのが、ドラゴン族はテーマ外から用意しないといけない点。妨害用に【ビーステッド】が無難であると思われるが、場に残ったビーステッドを処理しないとDDの展開に支障をきたす可能性が高い。

(2)で攻撃力を強化しつつ魔法・罠を除去できる。対象を取らない除去なのでチェーン発動で逃げられにくいのが利点。しかし、モンスターの展開を防ぐカウンター罠などはモンスターを出す前に使いたいので、最上級モンスターが持っていても少々使いづらい。

総じて、登場後のDDのテーマコンセプトに噛み合わないカードとなってしまっている。

ペンドラゴン(Pendragon)は、「竜の頭」、「騎士の長」、「偉大な騎士」、「王」などの意味を持つ称号。アーサー王のものとも言われるが、本来はアーサー王の父、ユーサーの称号。

融合モンスター

DDD烈火王テムジン

牙むく地獄の番犬よ、闇夜にいざなう妖婦よ
冥府に渦巻く光の中で、今ひとつとなりて新たな王を生み出さん。
融合召喚!
生誕せよ!DDD烈火王テムジン!

融合・効果モンスター
星6/炎属性/悪魔族/ATK 2000/DEF 1500
「DD」モンスター×2
「DDD烈火王テムジン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、
自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが特殊召喚された場合、
自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、
自分の墓地の「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(OCG版)

アニメ版テキストは不明だが、「このカード以外にDDDと名のつくモンスターが特殊召喚されたとき、墓地に存在するDDと名のつくモンスター1体を特殊召喚できる」効果を持つ。

アニメでの遊矢とのデュエルで使用。手札の「DDケルベロス」と「DDリリス」を融合素材として融合召喚。次のターン、「DDD疾風王アレクサンダー」の特殊召喚をトリガーに効果を発動、墓地の「DDリリス」を特殊召喚した。
その後「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」に戦闘破壊されて「DDD怒濤王シーザー」の効果で復活、「DDDの人事権」でエクストラデッキに戻った。

バレットとのデュエルで再登場。
初登場時と同じ素材で融合召喚され、「獣闘機パンサー・プレデター」を攻撃、戦闘破壊した。その後、「鉄盾の獣闘機勲章」、「白刃の獣闘機勲章」で強化された2体目のパンサー・プレデターによって戦闘破壊された。

遊矢との再戦でも登場。
「DDバフォメット」と「DDスワラル・スライム」を素材に融合召喚。効果で墓地のスワラル・スライムを復活させた。その後、遊矢に直接攻撃を決めたが、次のターンに「ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」の攻撃によって破壊された。

攻撃名は「ファイヤー・ストローク」。

遊矢との再戦時の口上は「自在に形を変える神秘の渦よ。異形の神を包み込み、今一つとなりて新たな王を生み出さん!融合召喚!生誕せよ、DDD烈火王テムジン!」。

名前の由来はモンゴル帝国の初代皇帝、チンギス・ハーンから。テムジンは彼の本名。


「ブースターSP-レイジング・マスターズ-」(2014年8月9日発売)でOCGに登場。特殊召喚効果の条件が「DDD」ではなく「DD」になった。

ゆるい素材指定のおかげで、「DDスワラル・スライム」か「DDネクロ・スライム」と適当なDDがいればすぐに融合できる。特に前者は墓地から除外することでさらにDDを出す効果があり、それをトリガーにこのカードの(1)の効果を発動できる。

攻撃力が低いのが難点だが、そこは同じ素材で出せる「DDD神託王ダルク」と使い分けることでカバーしたい。破壊されても契約書を墓地から手札に加えられるので、無駄にはならない。また、上位種の「DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジン」は、このカードの(1)の効果と同じような効果を持ち、そちらは召喚もトリガーになるため、効果自体は上位互換である。向こうは素材指定がこちらよりも少し厳しいことや、レベルの違いからシンクロ召喚できるレベルがずれること、こちらは契約書の回収効果を持つことから、差別化はできる。

【DD】デッキでは、展開の起点となるキーカード。

DDD神託王ダルク

誇り高き騎士よ、災い封じ込めし坩堝に融け込み、真の王と生まれ変わらん!
融合召喚!
出でよ、神の威光、伝えし王、DDD神託王ダルク!

融合・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/ATK 2800/DEF 2000
「DD」モンスター×2
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分にダメージを与える効果は、
自分のLPを回復する効果になる。 
(OCG版) 

アニメ版の正確なテキストは不明だが、「効果ダメージを無効にして、無効にした数値分ライフを回復できる」効果を持つ。

「DDプラウド・シュバリエ」と「DDパンドラ」を融合素材として融合召喚し、「獣闘機パンサー・プレデター」を攻撃。バレットは「名誉の獣闘機勲章」でお互いにダメージを受けて道連れになろうとしたが、赤馬はこのカードでダメージを回復に変えて回避し、フィールドから消えたパンサー・プレデターの代わりに「漆黒の豹戦士パンサー・ウォリアー」へ攻撃を続行して戦闘破壊した。

効果名は「ライフ・イレイション」、攻撃名は「オラクル・チャージ」。

名前の由来はジャンヌ・ダルク。


「クラッシュ・オブ・リベリオン」(2015年4月25日発売)でOCGに登場。
ダメージを無効にするのではなく、ダメージ効果をライフ回復に変えてしまうようになった。

契約書など、デメリットでダメージを受けるカードをライフ回復に変換できる。「DDD反骨王レオニダス」のモンスター効果が使えなくなるなどの欠点もあるにはあるが、ダメージをライフ回復に変換できるのは心強い。もちろん、相手からの効果ダメージを防ぐ使い方もできる。

また、「DDD烈火王テムジン」に比べて攻撃力が高いため、攻撃力がほしい場合はこちらが優先できる。 墓地の状況も見ながらどちらを出すか決めるとよいだろう。

DDD剋竜王ベオウルフ

融合・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/ATK 3000/DEF 2500
「DDD」モンスター+「DD」モンスター
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分の「DD」モンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(2):自分スタンバイフェイズに発動できる。
お互いの魔法&罠ゾーンのカードを全て破壊する。

「ストラクチャーデッキ-ペンデュラム・ドミネーション-」(2015年12月12日発売)で登場。

素材指定はそこまで厳しくないため、融合召喚は狙いやすい。「DDネクロ・スライム」にも対応する。

(1)は貫通効果。あって困る類いの効果ではなく、攻撃力の高いこのカードとの相性も良い。

(2)はお互いの魔法&罠ゾーンの除去。
契約書のダメージ回避にも使えるが、相手の伏せカードを除去してメインフェイズに安全な展開ができるようになるのが大きい。ただし、契約書を自ら破壊してしまうリスクもあるので、安易な破壊には注意が必要。ダメージを警戒するだけならば「DDD神託王ダルク」を使う手もあるので、必要に応じて使い分けたい。

名前の「ベオウルフ」の由来はイギリスの叙事詩のタイトルおよび、その主人公の名前から。

DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジン

融合・効果モンスター
星8/炎属性/悪魔族/ATK 2800/DEF 2400
レベル5以上の「DD」モンスター+「DD」モンスター
(1):1ターンに1度、このカードがモンスターゾーンに存在し、
自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが特殊召喚された場合、
自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの「DD」モンスターの数まで、
相手フィールドの表側表示の魔法・罠カードを対象として発動できる。
そのカードの効果は次の自分スタンバイフェイズまで無効化される。
(アニメ版、公式サイト「超熱血!デュエル塾」講義91による)

融合・効果モンスター
星8/炎属性/悪魔族/ATK 2800/DEF 2400
レベル5以上の「DD」モンスター+「DD」モンスター
「DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジン」の
(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、
自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが召喚・特殊召喚された場合、
自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、自分ターンに魔法・罠カードの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にする。
(OCG版)

ズァークとのデュエルで登場。
墓地から「DDヴァイス・テュポーン」と「DDナイト・ハウリング」を素材に融合召喚され、(2)の効果で「覇王門零」、「覇王門無限」のペンデュラム効果を無効にし、さらに「DDD怒濤大王エグゼクティブ・シーザー」によって攻撃力4600となって「覇王龍ズァーク」へ攻撃した。次のターンに「覇王眷竜スターヴヴェノム」に戦闘破壊されている。


「Vジャンプ」2017年4月号(2017年2月21日発売)でOCGに登場。
(1)は同名カードも含めた1ターンに1度となり、召喚にも対応するようになった。(2)は効果の発動を無効にする形となった。

(1)の効果は「DDD烈火王テムジン」の上位互換。召喚でも発動できるため、より狙いやすくなった。レベル8を蘇生して「DDD双暁王カリ・ユガ」などのランク8エクシーズ召喚を狙ったり、チューナーを蘇生してレベル9以上のシンクロ召喚を狙ったりできる。

(2)は魔法・罠の無効化。自分ターンにしか使えないため、相手の展開を妨害するのには使いにくく、破壊はしないので、永続カードに対しては一時しのぎにしかならない。契約書のデメリットだけを無効にするのが主な使い方か。

DDD怒涛壊薙王カエサル・ラグナロク

神々の黄昏を打ち破り、押し寄せる波の勢いで新たな世界を切り開け!
融合召喚!
出現せよ、極限の独裁神!DDD怒涛壊薙王カエサル・ラグナロク!

融合・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/ATK 3200/DEF 3000
「DDD」モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードが戦闘を行う攻撃宣言時に、
このカード以外の自分フィールドの
「DD」カードまたは「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻し、このカードと戦闘を行うモンスター以外の
相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで
装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードの攻撃力は、
このカードの効果で装備したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(OCG版)

アニメ版テキストは不明だが、「(フィールドの何らかのカードを手札に戻すことで)相手モンスター1体をこのカードに装備し、その攻撃力分このカードの攻撃力をアップする」効果を持つ。

「DDネクロ・スライム」の効果で、「DDD怒涛王シーザー」と「DDD壊薙王アビス・ラグナロク」を素材に融合召喚。「ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」を戦闘破壊した。
その後、「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」に攻撃力を吸収されて攻撃を受けたが、その際に「DD魔導賢者ケプラー」を手札に戻して効果発動。「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」を装備して攻撃力を上げた。それでもダーク・リベリオンには敵わなかったが、戦闘ダメージを減らすことができた。

攻撃名は「ジエンド・オブ・ジャッジメント」。


「ディメンション・オブ・カオス」(2015年7月18日発売)でOCGに登場。
ほぼアニメのまま再現されている。

DDD2体というこれまでにない素材指定を持つ。「魔神王の契約書」で墓地融合を狙うか、ペンデュラムモンスターを素材とすることでペンデュラム召喚による再利用を狙うのがよいだろう。

効果は相手モンスターの装備化と攻撃力の吸収。戻すカードには再利用しやすく、デメリットのダメージを防げる契約書か、変動したペンデュラムスケールを戻すためにペンデュラムゾーンのDDを選ぶとよい。
破壊を介さない除去なので便利だが、戦闘を行うモンスター自体は選択できないため、相手に2体以上いなければこの効果は使えない。この効果は手札に戻す自分のカードを対象に取る。相手モンスターは対象に取らないので、対象に取る効果への耐性も回避可能。

DDD超死偉王パープリッシュ・ヘル・アーマゲドン

融合・ペンデュラム・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族ATK 3500/DEF 3000
【Pスケール:青1/赤1】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り、
自分フィールドの融合モンスターは相手の効果の対象にならず、
戦闘・効果では破壊されない。
【モンスター効果】
「DDD」モンスター+「DD」モンスター
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドのPモンスターは戦闘では破壊されない。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを相手に与える。
(3):自分・相手のバトルフェイズに1度、
モンスターと戦闘を行う相手モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで元々の数値になる。
(アニメ版、公式サイト「超熱血!デュエル塾」講義99による)

融合・ペンデュラム・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/ATK 3500/DEF 3000
【Pスケール:青1/赤1】
(1):1ターンに1度、自分の「DDD」融合モンスターが
相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算前に発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで1000ダウンする。
【モンスター効果】
「DDD」モンスター×2
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力の
半分のダメージを相手に与える。
(2):相手モンスターが戦闘を行うダメージ計算前に発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで元々の数値になる。
(3):モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
(OCG版)

「DDD死偉王ヘル・アーマゲドン」の変化形態の一つ。

「DDDフュージョン」によって融合召喚され、(2)で遊矢の「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」を破壊。さらに(3)で「覇王紫竜オッドアイズ・ヴェノム・ドラゴン」の攻撃を元々の攻撃力に戻して返り討ちにし、(1)で「覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン」の攻撃から3体のモンスターを守った。その後、攻撃力8000の「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」が攻撃した際に攻撃力を元に戻したが、戻した後に改めて「EMイグニッション・イーグル」でオッドアイズの攻撃力が上げられてしまった。


「MASTER GUIDE 5」(2017年4月28日発売)でOCGに登場。
素材が両方ともDDDに限定され、戦闘破壊耐性が削除され、破壊とダメージ効果はダメージが半減して同名カードも含めた1ターンに1度となったが、相手モンスターを元々の攻撃力にする効果に回数制限がなくなり、自身をペンデュラムゾーンに置く効果が追加された。ペンデュラム効果は別物になっている。

素材指定はDDD2体と「DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク」と同じ。融合DDの中心である「DDスワラル・スライム」と「DDネクロ・スライム」に対応せず、「魔神王の契約書」による融合が主となる。

(1)は破壊+ダメージ。破壊できる対象に制限もなく、強力な効果。破壊耐性で避けられる可能性があることや、攻撃表示でなければ除去できないのが欠点と言えば欠点。

(2)は相手の強化の打ち消し。このカード自身の攻撃力の高さも合わせて、戦闘では強い。効果発動を封じる「SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング」には効かない、こちらの弱体化には抵抗できないなどの抜け穴もあるので過信はできない。

(3)で自身をペンデュラムゾーンにおける。
ペンデュラム効果でDDD融合モンスターの戦闘補助が可能。

ペンデュラムモンスターではあるがレベルが高すぎるため、DD単体でのペンデュラム召喚は不可能。このカードを出せるスケールのペンデュラムモンスターは一応存在するが、厳しいデメリットを持ちDDとはかみ合わない。そのため、エクストラデッキに送られると再利用が難しく、蘇生に長けたDDの利点を生かせない。

シンクロモンスター

DDD疾風王アレクサンダー

闇を切り裂く咆哮よ。疾風の速さを得て、新たな王の産声となれ!
シンクロ召喚!
生誕せよ!レベル7、DDD疾風王アレクサンダー!

シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/悪魔族/ATK 2500/DEF 2000
「DD」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「DDD疾風王アレクサンダー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、
自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが召喚・特殊召喚された場合、
自分の墓地のレベル4以下の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(OCG版)

レベル7のシンクロモンスターで攻撃力は2500、アニメ版テキストは不明だが、「DDと名のつくモンスターが特殊召喚されたとき、墓地にいるDDと名のつくモンスター1体を特殊召喚できる」効果、「1ターンに1度、バトルでモンスターを破壊したとき、さらにもう1体相手モンスターを破壊する」効果を持つ。

アニメでの遊矢とのデュエルで使用。
「DDナイト・ハウリング」と「DDリリス」をシンクロ素材にシンクロ召喚され、効果で墓地の「DDケルベロス」を特殊召喚、さらにその後のバトルフェイズで、自身の攻撃と効果で2体のカバートークンを破壊した。
その後、「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」の攻撃を受けて破壊されたが、「DDD怒濤王シーザー」の効果で復活し、「DDDの人事権」によってエクストラデッキに戻った。

遊矢との再戦でも登場。この時はテキストがOCG仕様になっている。
ナイト・ハウリングと「DDバフォメット」を素材にシンクロ召喚。効果で墓地のバフォメットを復活させた。その後、「星読みの魔術師」を戦闘破壊したが、次のターンに「ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」に戦闘破壊された。直後に「DDDの契約変更」のコストとして除外されている。

アレクサンダーの由来はおそらくアレクサンドロス3世(アレクサンドロス大王)から。


「ブースターSP-レイジング・マスターズ-」(2014年8月9日発売)でOCGに登場。モンスターを戦闘破壊した際にさらにモンスターを破壊する効果は失われた。

レベル7なので、「DDナイト・ハウリング」+レベル4DDや、「DDラミア」+「DDD烈火王テムジン」などの組み合わせでシンクロ召喚できる。

効果で墓地のDDを蘇生できる。テムジンと違ってレベルに制限がかかっているので、出したモンスターは素材にする使い方が主となる。ラミアを出せばそのままレベル8のシンクロ召喚につなぐことが可能。

DDD呪血王サイフリート

その紅に染められし剣を掲げ、英雄たちの屍を越えていけ!
シンクロ召喚!
生誕せよ!レベル8、DDD呪血王サイフリート!

シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/ATK 2800/DEF 2200
チューナー+チューナー以外の「DD」モンスター1体以上
「DDD呪血王サイフリート」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードの効果は次のスタンバイフェイズまで無効化される。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
自分は自分フィールドの「契約書」カードの数×1000LP回復する。

「ストラクチャーデッキ-ペンデュラム・ドミネーション-」(2015年12月12日発売)で登場。

(1)の効果は相手ターンにも発動できるので、相手が発動した通常魔法などにチェーンしてそれを無力化することも可能であり、使い道は広い。当然自分の契約書のデメリットを打ち消すなどの使い方もできる。

(2)の効果はLP回復。LP消費がかさむ契約書を使うならば損をする効果ではない。

素材は「DDオルトロス」と「DDケルベロス」などのレベル4DDモンスターをペンデュラム召喚するか、「DDナイト・ハウリング」から墓地のレベル5DDを蘇生すると揃う。あるいは「DDラミア」と「DDD疾風王アレクサンダー」でもよい。

カード名のサイフリートは、ドイツの英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」の主人公であるジークフリートのこと。


逆輸入される形でアニメにも登場。ロジェとのデュエルで使用。「DDD極智王カオス・アポカリプス」と「DDラミア」からシンクロ召喚され、(1)で「古代の機械魔盾」の効果を無効にし、その後ダイレクトアタックを決めた。

DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダー

シンクロ・効果モンスター
星10/風属性/悪魔族/ATK 3000/DEF 2500
「DD」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):1ターンに1度、このカードがモンスターゾーンに存在し、
自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが召喚・特殊召喚された場合、
自分の墓地のレベル4以下の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが2体以上存在する限り、
このカードの攻撃力は倍になる。
(アニメ版、公式サイト「超熱血!デュエル塾」講義91による)

シンクロ・効果モンスター
星10/風属性/悪魔族/ATK 3000/DEF 2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドに「DDD」モンスターが3体以上存在する場合、
このカードの攻撃力は3000アップする。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在し、

自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが召喚・特殊召喚された場合、
自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(OCG版)

ズァークとのデュエルで登場。
「DDナイト・ハウリング」と「DDヴァイス・テュポーン」からシンクロ召喚され、フィールドにほかのDDが2体いることで攻撃力を倍にして「覇王龍ズァーク」を攻撃した。次のターン、「覇王眷竜クリアウィング」の効果で破壊された上に、「覇王眷竜スターヴヴェノム」に効果をコピーされ、攻撃力を2倍にされてしまった。


「CODE OF THE DUELIST」(2017年4月15日発売)でOCGに登場。
蘇生するDDのレベル制限がなくなった。また、攻撃力倍化は3000の固定数値でのアップとなり、条件がDDDに限定された。

素材に縛りはないが、効果がDD関連のものしかないため実質DD専用カード。レベルが高いため、レベル1の「DDラミア」からはシンクロ召喚しづらく、レベル3チューナーの「DDナイト・ハウリング」やレベル2チューナーの「DDゴースト」に頼ることとなる。

(1)で攻撃力を倍にできる。攻撃力6000もあればほとんどの戦闘で勝利でき、ダメージも馬鹿にならないだろう。自身もDDDなので、効果適用にはあと2体用意する必要がある。蘇生などを駆使すれば並べられなくはないが、不安定ではある。

(2)で墓地のDDを蘇生できる。「DDD疾風王アレクサンダー」と違いレベル制限がないため、大型のDDDも出せる。

DDD超死偉王ホワイテスト・ヘル・アーマゲドン

シンクロ・ペンデュラム・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/ATK 3500/DEF 3000
【Pスケール:青1/赤1】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り、
自分フィールドのPモンスターは相手の効果の対象にならず、
戦闘・効果では破壊されない。
【モンスター効果】
「DD」チューナー+チューナー以外の「DD」モンスター1体以上
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドのモンスターの効果は無効化されない。
(2):フィールドにモンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
相手は自分のフィールドのPモンスター1体を選ぶ。
そのモンスター以外の相手フィールドのモンスターの効果は、
次にモンスターが召喚・特殊召喚されるまで無効化される。
(アニメ版、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第148話による)

シンクロ・ペンデュラム・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/ATK 3500/DEF 3000
【Pスケール:青1/赤1】
(1):1ターンに1度、相手モンスターの攻撃宣言時に
自分フィールドの「DDD」Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力以下の守備力を持つ相手フィールドのモンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの数×1000ダメージを相手に与える。
【モンスター効果】
「DD」チューナー+チューナー以外の「DDD」モンスター1体以上
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドのモンスターを相手は効果の対象にできない。
(2):このカードがすでにモンスターゾーンに存在する状態で、
このカード以外のモンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
相手は自身のフィールドのPモンスター1体を選ぶ。
そのモンスター以外の相手フィールドのモンスターの効果は無効化される。
(3):モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。

「DDD死偉王ヘル・アーマゲドン」の変化形態の一つ。

ラストの遊矢とのデュエルで登場。
「DDシンクロ」でシンクロ召喚され、(2)で「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」以外の遊矢のモンスターの効果を無効にした。その後、しばらく遊矢が1体のみのペンデュラムモンスターで戦っていたため効果を使う機会がなかったが、次にペンデュラム召喚された際にふたたび(2)の効果を使用した。最終的に「EMイグニッション・イーグル」で強化された「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」の攻撃を受け、「DDD超死偉王パープリッシュ・ヘル・アーマゲドン」の効果で破壊はされなかったが、戦闘ダメージで零児は敗北した。


「COLLECTORS PACK 2017」(2017年5月13日発売)でOCGに登場。
チューナー以外のモンスターがDDD限定になり、効果無効化耐性は対象に取る効果への耐性になり、破壊されたときに自身をペンデュラムゾーンに置く効果が追加された。また、ペンデュラム効果は別物になった。

素材指定があるが、DDDはもともと高レベルなので、「DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダー」を出すのと同じ感覚で出せる。

(1)は対象を取る効果への耐性。ほかのモンスターも守れる。対象を取らない除去もあるので過信はできないが、あって困る効果ではない。

(2)はモンスターの召喚・特殊召喚をトリガーにしたモンスター効果無効化。

(3)で自身が破壊されるとペンデュラムゾーンに置ける。
ペンデュラム効果は相手の攻撃をトリガーにした除去。上手くすれば相手モンスターを一掃して大ダメージを与えられるが、対抗策もないまま条件を満たしている状況で相手が攻撃してくることはまずなく、DDDシンクロモンスターを除去されてしまうと発動条件が満たせなくなってしまう。一応、攻撃を抑止することはできる。

一応ペンデュラムモンスターだが、レベルが高すぎてDDにおける普通のペンデュラム召喚はまず不可能。

エクシーズモンスター

DDD磐石王ダリウス

難攻不落の無敵の王よ。今、悠久の時を超え、降臨せよ!
エクシーズ召喚!
生誕せよ、ランク3、DDD磐石王ダリウス!

エクシーズ・効果モンスター
ランク3/地属性/悪魔族/ATK 1900/DEF 1000
悪魔族レベル3モンスター×2
(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードはその戦闘では破壊されず、
戦闘を行った相手モンスター1体を破壊する。
その後、相手に500ダメージを与える。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
自分フィールドの「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、自分はデッキから1枚ドローする。
(アニメ版)

エクシーズ・効果モンスター
ランク3/地属性/悪魔族/ATK 1900/DEF 1000
悪魔族レベル3モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
自分フィールドの「契約書」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、自分はデッキから1枚ドローする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードはその戦闘では破壊されず、
ダメージ計算後にその相手モンスターを破壊し、相手に500ダメージを与える。
(OCG版)

テキストでは(2)の効果はドローと書いてあるが、アニメでの処理を見る限り実際はデッキから契約書を1枚手札に加える効果だったと思われる。

零羅とのデュエルで登場。
「DDナイト・ハウリング」と「DDリリス」からエクシーズ召喚され、効果で「余剰召喚の契約書」を破壊して「常闇の契約書」を手札に加えた。その後、「銀塩の魔術師」へ攻撃し、戦闘破壊耐性と戦闘相手の攻撃力をコピーする効果を持つ「銀塩の魔術師」を効果で一方的に破壊した。最終的に「DDブラウニー」の効果でリリースされている。


「マキシマム・クライシス」(2017年1月14日発売)でOCGに登場。
契約書を手札に加える効果がドロー効果になり(アニメテキストそのまま)、相手ターンにも発動できるようになった。

DDにはほとんどいないレベル3を素材に要求する。素材に使えそうなのが「DDナイト・ハウリング」と自身の効果でDDのレベルを変えられる「DDバフォメット」しかいない。一応、「魔界発現世行きデスガイド」のようなレベル3を別に採用する手はある。

(1)で契約書と引き換えにドローできる。破壊されそうになったり邪魔になったりした契約書を使えば無駄が少ない。

(2)で自身の戦闘破壊を回避しつつ相手を破壊できる。このカード自身は下級アタッカー程度の攻撃力しかないが、この効果で攻撃力が高くとも破壊できる。DDとは関係ない効果なので、DD以外のデッキでも使用可能。

DDD怒濤王シーザー

この世のすべてを統べるため、今、世界の頂に降臨せよ!
エクシーズ召喚!
生誕せよ!ランク4、怒濤王シーザー!

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/悪魔族/ATK 2400/DEF 1200
悪魔族レベル4モンスター×2
「DDD怒濤王シーザー」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このターンに破壊されたモンスターをバトルフェイズ終了時に、
自分の墓地から可能な限り特殊召喚する。
次のスタンバイフェイズに自分はこの効果で特殊召喚した
モンスターの数×1000ダメージを受ける。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。
(OCG版)

赤馬の説明によると、「オーバーレイ・ユニットを1つ使うことによって、そのターン、バトルで破壊されたモンスターをバトルフェイズ終了時に特殊召喚することができる」が、「次の自分のターンにこの効果によって特殊召喚したモンスターが自分のフィールドに存在するとき、1体につき1000ポイントのダメージを受ける」効果を持つ。

アニメでの遊矢とのデュエルで登場。
「DDリリス」と「DDケルベロス」をエクシーズ素材(オーバーレイ・ユニット)にエクシーズ召喚され、「EMウィップ・バイパー」を戦闘破壊した。次のターン、「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」に戦闘破壊されるが、自身の効果で、破壊されたほかの2体のDDDとともに復活。直後に「DDDの人事権」でエクストラデッキに戻ることで、次のターンのダメージを回避した。

遊矢との再戦でも登場。この時はOCG仕様に修正されている。
「DDバフォメット」と「DDスワラル・スライム」を素材にエクシーズ召喚。「EMマンモスプラッシュ」を戦闘破壊したが、次のターンに「ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」に戦闘破壊された。その後「DDD壊薙王アビス・ラグナロク」の効果で復活し、「DDD怒涛壊薙王カエサル・ラグナロク」の融合素材となったことで、デッキから「再契約の契約書」を手札に加えた。

名前の由来はローマの将軍ユリウス・カエサルの英語読み(ジュリアス・シーザー)から。

公式サイト「熱血!デュエル塾」講義33で「アニメオリジナルカード」と書かれたこのカードが紹介されているが、そこで確認できるテキストはOCGとまったく同じものになっており、このテキストでは「DDDの人事権」によるダメージ回避が行えない。


「Vジャンプ」2014年9月号(2014年7月19日発売)でOCGに登場。一般に出回った初めてのDDとなった(情報自体は「DDD制覇王カイゼル」などのほうが早い)。(1)の効果は、ダメージ量がモンスターを特殊召喚した数で決定されるようになり、アニメと同じ方法でのダメージ回避は不可能になった。また、「契約書」をサーチする(2)の効果が追加された。

DDD狙撃王テル

英雄の名、賜りし者、深遠なる大義もて、この世のすべてをいざ射抜かん!
エクシーズ召喚!
降臨せよ、ランク5、DDD狙撃王テル!

エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/悪魔族/ATK 2300/DEF 2000
レベル5モンスター×2
このカードは自分フィールドのランク4の
「DDD」Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):自分が効果ダメージを受けたターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力を1000ダウンし、相手に1000ダメージを与える。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「DD」カードまたは「契約書」カード1枚を墓地へ送る。 
(OCG版) 

アニメ版テキストは不明だが、「契約書によるダメージを受けたターン、オーバーレイユニット1つを使い、相手モンスター1体の攻撃力を1000ポイント下げ、更に1000ポイントのダメージを与える」効果を持つ。

バレットとのデュエルで登場。
「DDプラウド・シュバリエ」と「DDパンドラ」をエクシーズ素材としてエクシーズ召喚。「魔神王の契約書」でダメージを受けたターンに2回効果を発動し、「獣闘機パンサー・プレデター」を弱体化させるとともに、バレットにダメージを与えた。最後には「ダーク・センチネル」へ攻撃してフィニッシャーとなった。

効果名は「ピアシング・アロー」、攻撃名は「フォビドゥン・ブレイク・ショット」。

名前の由来はウィリアム・テル。スイスの英雄で、息子の頭の上のリンゴを矢で射ぬいた逸話があり、このカードの矢を使用した攻撃・効果や「狙撃王」の名はここに由来すると思われる。また、このモンスターの胴体も矢の刺さったリンゴのようになっている。


「クラッシュ・オブ・リベリオン」(2015年4月25日発売)でOCGに登場。
契約書を墓地へ送る効果が追加されたほか、ランク4のDDDからエクシーズ召喚できるようになったが、攻撃力ダウンの効果は1ターンに1度になった。

契約書を始め、【DD】デッキではダメージを受けるカードが多いが、「DDD反骨王レオニダス」や「DDD神託王ダルク」の効果でダメージを無効化したり、「非常食」、「契約洗浄」などで自分から契約書を除去していくことが多いため、少々咬み合わない。もちろん意図的にダメージを受けるようにすれば効果を使える。
一応相手ターンでも使えるが、契約書のデメリットは自分スタンバイフェイズであるため、積極的に狙うのは難しい。 

ランク4のDDDからも出せるため、「DDD怒涛王シーザー」の復活のデメリットでダメージを受けた直後にこのカードを出せば確実に使える。効果を使えれば実質攻撃力3300に加えて1000ダメージを与えられる。

DDD怒濤大王エグゼクティブ・シーザー

エクシーズ・効果モンスター
ランク6/水属性/悪魔族/ATK 2800/DEF 1800
悪魔族レベル6モンスター×2
(1):モンスターを特殊召喚する魔法・罠・モンスターの効果が発動した場合、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にする。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
この効果で特殊召喚を無効にされたモンスターの攻撃力分アップする。
(2):このカードの(1)の効果を適用してこのカードの攻撃力がアップした場合、
このカードのX素材を1つ取り除き、
自分フィールドの「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、
このカードの(1)の効果で攻撃力がアップした数値分アップする。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。
(アニメ版、公式サイト「超熱血!デュエル塾」講義91による)

エクシーズ・効果モンスター
ランク6/水属性/悪魔族/ATK 2800/DEF 1800
悪魔族レベル6モンスター×2
(1):モンスターを特殊召喚する効果を含む
モンスターの効果・魔法・罠カードの効果が発動した時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし、破壊する。
その後、このカード以外の自分フィールドの「DD」モンスター1体を選び、
そのモンスターとこのカードの攻撃力をターン終了時まで1800アップできる。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。
(OCG版)

ズァークとのデュエルで登場。
「DD魔導賢者ニコラ」2体でエクシーズ召喚され、「覇王眷竜オッドアイズ」による「覇王眷竜ダークヴルム」の特殊召喚効果を無効にし、その攻撃力1800分自身と「DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジン」を強化した。その後、「覇王龍ズァーク」を攻撃したが、次のターンに「覇王眷竜ダークリベリオン」に戦闘破壊された。


「CODE OF THE DUELIST」(2017年4月15日発売)でOCGに登場。
攻撃力強化は1800の固定数値となり、特殊召喚効果の無効と統合され、別に素材を使う必要はなくなった。また、カード名の濤が涛に変わっている。

DDD双暁王カリ・ユガ

2つの太陽が昇るとき、新たな世界の地平が開かれる!
エクシーズ召喚!
現れいでよ!ランク8!DDD双暁王カリ・ユガ!

エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/悪魔族/ATK 3500/DEF 3000
レベル8「DD」モンスター×2
(1):このカードがX召喚に成功したターン、
このカード以外のフィールドのカードの効果は発動できず、無効化される。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(3):このカードのX素材を1つ取り除き、
自分の墓地の「契約書」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
(OCG版)

アニメ版テキストは不明だが、「このカードの特殊召喚に成功したとき、ターン終了まで、カリ・ユガ以外のカード効果を無効にする」効果、「このモンスターの効果は他のカード効果では無効にされない」効果、「オーバーレイ・ユニットを1つ使い、フィールドの魔法・罠カードをすべて破壊する」効果、「オーバーレイ・ユニットを1つ使い、(このカードの効果で?)破壊した自分のカードを元に戻す」効果を持つ。

遊矢との再戦で登場。
「DDD壊薙王アビス・ラグナロク」と「DDD死偉王ヘル・アーマゲドン」を素材にエクシーズ召喚。効果で遊矢の「ミスディレクションの翼」を無効にし、「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」を戦闘破壊した。 その後、墓地から再び発動した「ミスディレクションの翼」に対して、このカードの効果で自分の伏せカードを破壊して元に戻すことで、その効果を断ち切った。そして、その伏せカードを利用して「覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン」の攻撃を返り討ちにした。

破壊したカードを元に戻すという効果だが、零児はそのカードを戻したターンに発動していることから、墓地のカードをセットするのではなく、あくまで以前の状態に戻していることがわかる(「ミスディレクションの翼」の効果を断ち切ったことから、破壊自体を無効にしたわけでもないらしい)。除外状態からフィールドに戻す効果は前例があるが、墓地からフィールドに戻すというのは異例。

「セット状態にする」と「元に戻す」では少々処理が異なる。罠カードの場合、前者はそのターンに発動できず、後者はできる。詳細は割愛するが、OCGには「無効化した罠カードを元に戻す」というテキストのカウンター罠「誤作動」が存在しており、その裁定を参考にすると分かりやすいだろう。

カリ・ユガとは、ヒンドゥー教において循環するとされる時代(ユガ)のうち、最後に来るもの。「悪徳の時代」とされる。
命名法則はアビス・ラグナロクやヘル・アーマゲドンに近い。すると、「双暁王」の「双暁」は「創業者」からか。


「ディメンション・オブ・カオス」(2015年7月18日発売)でOCGに登場。
エクシーズ召喚以外の特殊召喚では効果無効が発動しなくなったほか、自身の効果を無効化されない効果は削除された。破壊したカードを元に戻す効果は、墓地の契約書1枚をセットする効果になった。

素材の指定はかなり厳しいので、ペンデュラム召喚を利用してそろえていくのがよいだろう。また、「DDD壊薙王アビス・ラグナロク」は墓地からDDDを展開できるので、それを利用する手もある。

その他にも【DD】デッキ以外でのエクシーズ召喚手段として、エクシーズ素材を持っていない闇属性・ランク7モンスターを対象に「RUM-幻影騎士団ラウンチ」を発動することで素材指定を無視してエクシーズ召喚する方法がある。

(1)の効果によってエクシーズ召喚したターンは手札のモンスターの効果や墓地から発動するもの以外の妨害を受けずに済むため、攻撃を安全に通しやすい。自分も効果発動ができなくなる欠点があるので、総攻撃を仕掛けるならばこのカードを出す前に準備しておきたい。
ちなみにこの(1)の効果はエクシーズ召喚に成功した瞬間にチェーンに乗らずに適用され、このカード自身を除く「フィールドに出さなければ発動・適用ができない効果」かつ「このカードのエクシーズ召喚後に効果処理を開始または続行する効果」を封じる効果であるため、相手ターンにエクシーズ召喚すれば相手はターンが終わるまで速攻魔法以外の魔法カードすら発動できなくなり、優先権を行使して先に発動したフィールド上のカードもそれにチェーンしてエクシーズ召喚したこのカードの効果で無効になるという事態に陥る。
(2)の効果は「大嵐」と同じ。(1)の効果によってチェーンして発動される心配もなくなり、確実に除去できる。自分の契約書を破壊したり、相手のエンドフェイズに使ってエンドサイクのようにしたり、使い道は多い。
(3)の効果は契約書の回収。永続魔法ならばすぐに発動することも可能。

DDD超死偉王ダークネス・ヘル・アーマゲドン

エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
ランク8/闇属性/悪魔族/ATK 3500/DEF 3000
【Pスケール:青1/赤1】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り、自分フィールドのPモンスターは
相手の効果の対象にならず、戦闘・効果では破壊されない。
【モンスター効果】
レベル8「DDD」モンスター×2
(1):このカードが「DDD死偉王ヘル・アーマゲドン」を素材として
X召喚に成功した場合に発動できる。
自分のエクストラデッキの表側表示の「DDD死偉王ヘル・アーマゲドン」1体を
このカードの下に重ねてX素材とする。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドのPモンスターは効果では破壊されない。
(3):このカードのX素材を1つ取り除き、自分フィールドのPモンスターの数だけ、
相手フィールドのPモンスター以外のモンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(アニメ版、公式サイト「超熱血!デュエル塾」講義99による)

エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
ランク8/闇属性/悪魔族/ATK 3500/DEF 3000
【Pスケール:青1/赤1】
(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに
「DD」カードが存在する場合に発動できる。
EXデッキから「DDD超死偉王ダークネス・ヘル・アーマゲドン」以外の
「DDD」Xモンスター1体を特殊召喚する。
【モンスター効果】
レベル8「DDD」モンスター×2
(1):このカードがX召喚に成功した時に発動できる。
自分のEXデッキの表側表示の「DD」Pモンスター1体を選び、
このカードの下に重ねてX素材とする。
(2):自分フィールドのPモンスターは効果では破壊されない。
(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
自分フィールドのPモンスターの数だけ、
相手フィールドのモンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(4):モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
(OCG版)

ラストの遊矢とのデュエルで登場。
「DDDエクシーズ」でヘル・アーマゲドン2体を素材にエクシーズ召喚され、エクストラデッキの1枚も(1)の効果でこのカードの素材とした。さらに(3)の効果で「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」以外の遊矢のモンスターを破壊した。その後、「覇王白竜オッドアイズ・ウィング・ドラゴン」の効果から(2)の効果でモンスターを守った。以降、デュエル終了までフィールドに残り続けている。


「COLLECTORS PACK 2017」(2017年5月13日発売)でOCGに登場。
ペンデュラム効果は別物になり、素材にできるのはDDペンデュラムモンスター全般、除去対象はペンデュラムモンスターでもよくなり、破壊された場合に自身をペンデュラムゾーンに置く効果が追加された。

ペンデュラムモンスター

特記がなければ効果モンスター(上部分がオレンジ色の枠)。

DDD極智王カオス・アポカリプス

ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/ATK 2700/DEF 2000
【Pスケール:青4/赤4】
(1):自分の墓地の「DD」モンスター2体を除外して発動できる。
Pゾーンのこのカードを特殊召喚する。
【モンスター効果】
「DDD極智王カオス・アポカリプス」のモンスター効果は
1ターンに1度しか使用できず、相手ターンのみに発動できる。
(1):このカードが手札・墓地に存在する場合、
自分フィールドの表側表示の魔法・罠カード2枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、このカードを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は悪魔族モンスターしか特殊召喚できない。

「ストラクチャーデッキ-ペンデュラム・ドミネーション-」(2015年12月12日発売)で登場。

ペンデュラム効果はペンデュラムゾーンからの特殊召喚。
条件を満たすこと自体はそう難しくないが、墓地利用を邪魔してしまうことには注意が必要。むやみな除外は避けたい。

モンスター効果は相手ターンの特殊召喚で、コストに表側表示の魔法・罠2枚を要求する。
主な破壊対象は契約書やペンデュラムゾーンのカードとなる。契約書のデメリット回避にも使えるが、同時に契約書の恩恵を失うことにもなるため、破壊するタイミングは注意したい。

自身を特殊召喚する効果はいろいろ持っているが、出した後は特に効果がないのも気になるところ。

モンスター効果は表側表示の魔法・罠ならば何でもよいので、DD以外でも、永続系の魔法・罠を利用するデッキであれば使用可能。ただし、その場合は特殊召喚の制限に注意が必要。

名前の極智王の由来は局長か。また、アポカリプスは「黙示」を意味し、ユダヤ教やキリスト教において、神が預言者に秘密を教えることを言う。特に「ヨハネの黙示録」を指すこともあり、ほかのDDDの命名法則も考えると、このカードの場合はヨハネの黙示録に由来するのかもしれない。


OCGから逆輸入される形でアニメにも登場。
ロジェとのデュエルで登場。「魔界振り子の契約書」を利用してロジェの目論見を打ち砕いた。

DDD超視王ゼロ・マクスウェル

現れろ!!世界を凝望せし我が下僕!!DDD超視王ゼロ・マクスウェル!!!

ペンデュラムモンスター
星7/ATK 2800/DEF 2500
【Pスケール:青?/赤?】
【モンスター効果】
戦闘する相手モンスターの守備力を0にする
相手に貫通ダメージを与える
(漫画版)

ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/ATK 2800/DEF 2500
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの守備力をターン終了時まで0にする。
【モンスター効果】
(1):このカードが相手の守備表示モンスターに攻撃するダメージ計算前に発動できる。
その相手モンスターの守備力はダメージステップ終了時まで0になる。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力が攻撃力を超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
(OCG版)

漫画版で登場したモンスター。テキストには書いてないが、自身が戦闘破壊されたとき戦闘ダメージを0にする効果も持つ。ペンデュラム効果については説明されていないので不明。

遊矢(ユート、ユーリ)とのデュエルで登場。
「DDスケール・サーベイヤー」と「DDカウント・サーベイヤー」からペンデュラム召喚され、カウント・サーベイヤーで3体を1体分とした「EMカード・ガードナー」を守備力0にして戦闘破壊、遊矢のモンスターを一掃して貫通で大ダメージを与えた。その後もペンデュラム召喚で復活しながら「攻撃封じ」、「OOラッシュ」などのサポートを受けて遊矢(ユート、ユーリ)のモンスターを次々攻撃したが、最終的に「DDD運命王ゼロ・ラプラス」を特殊召喚するためにリリースされた。

戦闘ダメージを0にする効果の効果名は「ダメージ零(ゼロ)」。
OCGのルールでは破壊よりダメージが先に来るが、漫画のルールでは戦闘で破壊された後にプレイヤーへのダメージが処理されるものと思われる。

名前の由来は「マクスウェルの悪魔」か。詳細は個別記事に譲るが、個々の分子の動きを見ることができる思考実験上の存在であり、カード名の「超視王」や顕微鏡をモチーフにしたデザインもそこに由来すると思われる。


「Vジャンプ」2017年5月号開始 年間定期購読特典(6冊目に同梱)で登場予定。
モンスター効果はほぼ再現されている。

守備表示モンスターの守備力を0にしつつ貫通ダメージを与えられる。実質直接攻撃に等しいダメージを与えられるのだが、そもそも守備表示自体、一部のデッキを除いて積極的に行われることはなく、リンクモンスターに至ってはルール上守備表示にできない。このカード自体は表示形式を変える効果を持たないため、何らかのカードとのコンボが必要となる。攻撃表示の相手にはダメージ零しか効果がなく、扱いづらいカード。

DDD反骨王レオニダス

ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/ATK 2600/DEF 1200
【Pスケール:青3/赤3】
(1):自分が効果ダメージを受けた時にこの効果を発動できる。
このカードを破壊し、さらにこのターン、
LPにダメージを与える効果は、LPを回復する効果になる。
【モンスター効果】
(1):自分が効果ダメージを受けた時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、受けたダメージの数値分だけ自分のLPを回復する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分が受ける効果ダメージは0になる。
(OCG版)

アニメ未登場のDDDペンデュラム。「ザ・ヴァリュアブル・ブック17」(2014年8月21日発売)の同梱カードとしてOCGに登場。

ペンデュラムスケールは3なので、レベル4以上のモンスターのペンデュラム召喚のために利用可能。多くのDDモンスターが対象内になるため、使いやすい。

ペンデュラム効果のほうは、ダメージに対する抑止力にはなり得るが、最初の1つは防げないため、「魔法の筒」などによる大ダメージに対しては効果がない。連続でダメージを与え続けるタイプのデッキに対しては力を発揮できる。「契約書」カードを何枚も発動していた場合などは自分からLP回復を狙える。

モンスター効果は、ダメージを受けたときに手札から特殊召喚してダメージを帳消しにする。
単純な効果ダメージ対策として見ると、致死量のダメージには対処できないため(効果を使う前にLPが0になってデュエルが終了する)、「ハネワタ」などが優先されるが、こちらは後に高攻撃力モンスターを残せるのが強み。「契約書」カードや「DDD怒濤王シーザー」などの自分がダメージを受けるカードに対して使用することで、実質ノーダメージで攻撃力2600を用意できるようになる。

名前の由来はスパルタ王レオニダス1世か。

DDD壊薙王アビス・ラグナロク

現れいでよ、神々の黄昏に審判を下す最高神。
DDD壊薙王アビス・ラグナロク!

ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/ATK 2200/DEF 3000
【Pスケール:青5/赤5】
「DDD壊薙王アビス・ラグナロク」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が「DD」モンスターを特殊召喚した場合、
自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、自分は1000ダメージを受ける。
このターン、相手が受ける戦闘ダメージは半分になる。
【モンスター効果】
「DDD壊薙王アビス・ラグナロク」の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地の「DDD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの「DD」モンスター1体をリリースし、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。
(OCG版)

OCG初出のカードで、アニメに逆輸入された1枚。

遊矢との2回目のデュエルで登場。
ペンデュラム召喚され、(1)の効果で墓地の「DDD怒涛王シーザー」を復活させた。さらに(2)の効果で「DDネクロ・スライム」をリリースして「ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」を除外した。その後、「DDD怒涛壊薙王カエサル・ラグナロク」の融合素材となったことでエクストラデッキへ行った。 
次のターンには再びペンデュラム召喚され、直後に「DDD双暁王カリ・ユガ」のエクシーズ素材となった。 


「スペシャルサモン・エボリューション」(「Vジャンプ」2015年1月号応募者全員サービス)でOCGに登場。

名前の壊薙王(かいちおう)は、死偉王から考えると「会長」のもじりか。また、ラグナロクは北欧神話における終末の日のこと。「神々の黄昏」と訳されることが多く、原作で遊戯が使用した「神々の黄昏」も、読みは「ラグナロク」だった(OCGのものは「かみがみのたそがれ」)。
アビスは、「深淵」の意。OCGには「『アビス』魔法・罠カード」を指定するカードが存在するが、それらはその範囲がデッキか墓地であるため、このカードは関係ない。

DDD死偉王ヘル・アーマゲドン

すべての王をも統べる3体の超越神、DDD死偉王ヘル・アーマゲドン!

ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/ATK 3000/DEF 1000
【Pスケール:青4/赤4】
(1):1ターンに1度、自分フィールドの「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで800アップする。
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、対象のモンスターの元々の攻撃力分アップする。
この効果を発動するターン、このカードは直接攻撃できない。
(2):このカードは、このカードを対象としない魔法・罠カードの効果では破壊されない。
(OCG版)

レベル8の攻撃力3000、アニメ版テキストは不明だが、ペンデュラムモンスターであり、「自分のモンスターがフィールドを離れたとき、このターンの最後まで、その攻撃力を自らの攻撃力に加える」モンスター効果を持つ。

アニメでの遊矢とのデュエルで登場。「DD魔導賢者ガリレイ」と「DD魔導賢者ケプラー」でペンデュラムスケールをセッティングして3体同時にペンデュラム召喚。1体目で「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」に攻撃、「奇跡」で戦闘破壊できなかったため2体目で続けて攻撃して戦闘破壊、3体目で「EMファイア・マフライオ」を戦闘破壊した。
その後、再びペンデュラム召喚されたオッドアイズの攻撃で1体が破壊されたが、それによって残り2体の攻撃力を上昇させることで戦闘破壊を防いだ。

次の零児のターンでデュエルは終わるかと思われたが、まだプロトタイプのペンデュラムモンスターが安定しなかったために、スケールが突如変動した「DD魔導賢者ケプラー」と「DD魔導賢者ガリレイ」のペンデュラム効果によって墓地へ送られた(ペンデュラムモンスターの性質上、実際はエクストラデッキに加えられた)。

遊矢との再戦では1体だけペンデュラム召喚され、直後に「DDD双暁王カリ・ユガ」のエクシーズ素材となった。

ラストデュエルでは進化形態である3体のモンスターが登場している。

アーマゲドン(ハルマゲドン)とは、「ヨハネの黙示録」において、世界の終末で最終決戦が行われるとされる地。イスラエルにある「メギドの丘」のことであると言われる。DDDの中では珍しく、王や皇帝の名を冠していない。
死偉王の「死偉」は造語である。由来は最高経営責任者(Chief Executive Officer)の略称、CEO(シーイーオー→しいおう→死偉王)か。


「ブースターSP-レイジング・マスターズ-」(2014年8月9日発売)でOCGに登場。攻撃力を加えるモンスター効果は1ターンに1度制限が追加されたほか、「フィールドを離れたとき」から「戦闘・効果で破壊された場合」に条件が改められた。

DDD運命王ゼロ・ラプラス

時の闇に潜むパラダイム、必然の力が因果律の悪魔を呼び覚ます!
特殊召喚!!DDD運命王ゼロ・ラプラス!!!

ペンデュラム・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/ATK ?/DEF 0
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分のEXデッキから「DDD運命王ゼロ・ラプラス」以外の
表側表示の「DDD」Pモンスター1体を選んで手札に加える。
【モンスター効果】
(1):このカードは自分フィールドの「DDD」モンスター1体をリリースして
手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算前に発動できる。
このカードの攻撃力はダメージステップ終了時まで、
その相手モンスターの元々の攻撃力の倍になる。
(3):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(4):このカードは1ターンに1度だけ戦闘で破壊されない。
その際、自分が受ける戦闘ダメージは0になる。
(OCG版)

漫画版に登場したモンスター。漫画版テキストは不明だが、OCGと比べて、特殊召喚のためにリリースできるのが攻撃力2500以上の「DDD」モンスターであり、倍にするのは元々の攻撃力ではなかった。ペンデュラム効果については触れられていないので不明。

遊矢(ユート、ユーリ)とのデュエルで登場。
「DDD超視王ゼロ・マクスウェル」をリリースして特殊召喚され、「OOラッシュ」によって2回攻撃し、「スターヴ・ヴェネミー・ドラゴン」と「ダーク・アンセリオン・ドラゴン」を戦闘破壊した。返しのターンに「オッドアイズ・ファンタズマ・ドラゴン」によって攻撃力を6000から1000まで下げられたが、自身の効果で破壊とダメージを防いだ。直後にデュエルは中断されている。

名前の由来は「ラプラスの悪魔」か。世界にあるすべての分子の位置と運動量を知ることができれば、すべての事象を予測できるだろうという思考上の存在であり、カード名の「運命王」や召喚時の口上はこれに由来すると思われる。アニメやOCG出身のDDDとは命名の仕方が異なっている。


「遊戯王ARC-V」第3巻(2017年4月4日発売)の同梱カードとしてOCGに登場。
漫画版との相違点は前述のとおり。

ペンデュラム効果でエクストラデッキのペンデュラムDDDを手札に加えられる。回収したカードはペンデュラムゾーンに置いてペンデュラム効果を使うか、「DDD反骨王レオニダス」などの場合は手札からモンスター効果を使える。回収範囲自体は「DD魔導賢者トーマス」より狭くなっているので、こちらを使う場合は1というスケールを活かしたい。

モンスターとしてはフィールドのDDD1体と引き換えに特殊召喚できる。それがペンデュラムモンスターならばこのカードやトーマスのペンデュラム効果で回収したり、再びペンデュラム召喚したりして使いまわすことが可能。また、エクストラモンスターゾーンのモンスターをリリースしてゾーンを空けるのにも使える。

さらに相手の元々の攻撃力の倍となり、貫通ダメージを与えられる効果を持つ。高攻撃力・低守備力のモンスターを狙えば大ダメージが期待できる。しかし、参照するのが元々の攻撃力であるため、カード効果で攻撃力を上げたモンスターを相手にしたり、守備表示で極端に守備力の高いモンスターは突破できない。当然効果無効化にも弱い。一応、戦闘破壊耐性で1度だけならば耐えられるが。

DDDの中でもレベルがかなり高く、ペンデュラム召喚による再利用は難しい。

DDD識慧王トゥーム・コンキスタドール(未OCG)

ペンデュラム・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/ATK 3000/DEF 2000
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分スタンバイフェイズに、自分フィールドの「契約書」カードの効果で
自分が効果ダメージを受ける場合に発動できる。
代わりにその数値分だけ自分のLPを回復する。
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
「契約書」カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。
(2):このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ狩猟時まで
魔法・罠カードを発動できない。
(3):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動できる。
デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。

零羅とのデュエルで登場。
ペンデュラムゾーンにセッティングされた後、「DDブラウニー」の効果で特殊召喚され、手札の「常闇の契約書」を墓地へ送って攻撃力を上げて、「CCC武融化身ソニック・ハルバート」に攻撃してフィニッシャーとなった。

コンキスタドール(Conquistador)とは、スペイン語で征服者の意。特に15~17世紀にスペインが行ったアメリカ大陸の征服を指す。トゥーム(tomb)は墓の意。識慧王(しけいおう)は企業の役員の最高知識責任者(Chief Knowledge Officer)の略称、CKOに由来すると思われる。

リンクモンスター

DDD深淵王ビルガメス

リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/悪魔族/攻1800
【リンクマーカー:左下/右下】
「DD」モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキからカード名が異なる「DD」Pモンスター2体を選んで自分のPゾーンに置き、自分は1000ダメージを受ける。
この効果を発動したターン、自分は「DD」モンスターしか特殊召喚できない。
(2):リンク召喚したこのカードが相手モンスターの攻撃または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分のEXデッキ・墓地から「DD」モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。

LINK VRAINS PACK 2で登場。召喚条件はDD2体なので、既存のDDモンスターを活用すれば容易に召喚可能。更にデッキからペンデュラムモンスターを置くことでペンデュラム召喚に繋げることが可能。
カイゼルを召喚して3回攻撃に繋げるといった戦法などが挙げられる。
デメリットとして、ペンデュラムモンスターを置いたターンはDD以外の召喚が不可能になる。

名前の由来は古代メソポタミアの王ギルガメッシュ。ビルガメスはギルガメッシュのシュメール語表記である。深淵王は『ギルガメッシュ叙事詩』において彼が「深淵を覗き見た」と称されていることから。

「DD」魔法・罠カード

「DD魔導賢者ガリレイ」のモンスター効果や「戦乙女の契約書」の(1)の効果が「DD」カードを指定しているため、「DD」魔法・罠カードもこのカテゴリ内に含まれる。

「DDD」と名のついた魔法・罠カードも存在するが、現状それらを指定するカードは存在しないため、特にDDと区別していない。

DDDエクシーズ(未OCG)

通常魔法
(1):自分のエクストラデッキ・墓地の表側表示の
「DDD」Pモンスターを任意の数だけ対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚し、
そのモンスターのみを素材としてX召喚する。
この効果を適用し、「DDD死偉王ヘル・アーマゲドン」を
素材としてX召喚する場合、そのX召喚に必要な素材を1体少なくできる。
(アニメ版、公式サイト「超熱血!デュエル塾」講義98による)

エクストラデッキ、墓地のDDDペンデュラムモンスターでエクシーズ召喚を行う。ヘル・アーマゲドンを素材にする場合に限り、素材を1体減らせる。ほかの2枚と異なり、使える素材がDDDに限定された代わりにエクシーズ召喚するモンスターに対する制限がない。

ラストの遊矢とのデュエルで登場。
エクストラデッキの2体のヘル・アーマゲドンから「DDD超死偉王ダークネス・ヘル・アーマゲドン」をエクシーズ召喚した。

DDDシンクロ(未OCG)

通常魔法
(1):「DDD」SモンスターをS召喚する場合、
自分の手札・フィールドのモンスターをS素材として墓地へ送ってS召喚できる。
この効果を適用し、「DDD死偉王ヘル・アーマゲドン」を
S素材としてS召喚する場合、このカードを
レベル2の「DD」チューナーとして扱うことができる。
(アニメ版、公式サイト「超熱血!デュエル塾」講義98による)

DDDのシンクロ召喚を手札からもできるようにするカード。ヘル・アーマゲドンを素材にする場合に限り、このカードをチューナーにできる。このテキストの書き方だと発動後に行われるシンクロ召喚すべてに手札からの素材化やチューナー扱いが適用されるように読み取れてしまうが、実際はこのカードの効果によってシンクロ召喚を行い、その際に手札から素材化したりこのカードをチューナーにしたりできるという意味だろう。

ラストの遊矢とのデュエルで登場。
ヘル・アーマゲドンとともに「DDD超死偉王ホワイテスト・ヘル・アーマゲドン」のシンクロ素材となった。

DDDフュージョン(未OCG)

通常魔法
(1):自分の手札・フィールドから、
「DDD」融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
この効果を適用し、「DDD死偉王ヘル・アーマゲドン」を
正規の融合素材として融合召喚する場合、
このカードは、融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスター1体の代わりにできる。
(アニメ版、公式サイト「超熱血!デュエル塾」講義98による)

DDD専用の融合カードで、ヘル・アーマゲドンを融合素材にする場合に限り、このカードを素材の代用にできる。

ラストの遊矢とのデュエルで登場。
ヘル・アーマゲドンとともに「DDD超死偉王パープリッシュ・ヘル・アーマゲドン」の融合素材となった。

DDDの契約変更

通常罠
(1):相手モンスターが攻撃するダメージステップ開始時、
自分の墓地の攻撃力が一番高い「DDD」モンスター1体を除外して発動できる。
その戦闘ダメージを0にし、自分のデッキからレベル4以下の
「DD」Pモンスター1体を手札に加える。 
(アニメ版、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第50話による) 

通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に以下の効果から1つ選択して発動できる。
●自分の墓地の「DDD」モンスター1体を選んで除外する。
攻撃モンスターの攻撃力は、この効果で除外したモンスターの攻撃力分ダウンする。
●デッキからレベル4以下の「DD」Pモンスター1体を手札に加える。
(OCG版)

墓地のDDDと引き換えにダメージを無効にしつつ、サーチも行う。

遊矢との再戦で登場。
「ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」の攻撃に対して、「DDD疾風王アレクサンダー」を除外して発動させ、ダメージを無効にして「DD魔導賢者ケプラー」を手札に加えた。 


「ディメンション・オブ・カオス」(2015年7月18日発売)でOCGに登場。
ダメージ無効は単体弱体化に代わり、サーチ効果とはどちらか1つしか発動できなくなった。

DDDの人事権

通常罠
(1):自分フィールドの「DDD」モンスター3体をデッキに戻す。
その後、デッキから「DD」モンスター2体を手札に加える。
(アニメ版、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第13話による)

通常罠
(1):自分の手札・フィールド・墓地の「DD」モンスター及び
自分のPゾーンの「DD」カードの中から合計3枚選んで持ち主のデッキに戻す。
その後、デッキから「DD」モンスター2体を手札に加える。
(OCG版)

「DDD」と引き換えにした「DD」サーチの効果を持つ。

アニメでの遊矢とのデュエルで使用。「DDD烈火王テムジン」、「DDD疾風王アレクサンダー」、「DDD怒濤王シーザー」をエクストラデッキに戻し、「DD魔導賢者ガリレイ」、「DD魔導賢者ケプラー」をサーチした。


「ブースターSP-レイジング・マスターズ-」(2014年8月9日発売)でOCGに登場。墓地に戻すのはDDDではないDDでもよく、その範囲も手札や墓地、ペンデュラムゾーンにまで広げられたため、大幅な強化となっている。
墓地を利用するDDDや「DDナイト・ハウリング」などとの相性が悪いのは難点だが、ペンデュラムモンスターを2体セットでサーチするなど、いろいろな使い方ができる。

「地獄門の契約書」のほうが癖がなく使いやすいが、こちらはペンデュラムゾーンの張り替えなどができる。

「DDD」と名がついているので、「マジカルシルクハット」で特殊召喚して何らかのカードで表側表示にすれば「DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダー」の攻撃力アップの条件を満たすことは可能。あえて狙う意義はないが。

DDリクルート

通常罠
「DDリクルート」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、
その差の数まで、自分の墓地の
「DD」モンスターまたは「契約書」カードを対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(OCG版)

アニメ未登場のDDサポート。「ブースターSP-レイジング・マスターズ-」(2014年8月9日発売)で登場。

DDリビルド

永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分フィールドの「契約書」カードは相手の効果では破壊されない。
(2):墓地のこのカードを除外し、このカード以外の
除外されている自分の「DD」カードを3枚まで対象として発動できる。
そのカードをデッキに戻す。

「ストラクチャーデッキ-ペンデュラム・ドミネーション-」(2015年12月12日発売)で登場。

(1)で契約書を相手から守れる。
自分で除去することは可能なので、デメリットの踏み倒しなどで破壊するときに邪魔することはない。

(2)は除外されたDDの回収。デッキに戻すのですぐに再利用はできないが、「地獄門の契約書」などで手札に加えたい。

「契約書」カード

その多くがDDをサポートする、魔法・罠カード群。通常魔法の「魔界保険の契約書」を除き、ほとんどのカードに自分スタンバイフェイズにダメージを受けるデメリットがあり、多くは1000ポイントのダメージである。

今のところ存在するのはアニメ出身かOCGオリジナルであり、漫画版には登場していない。

魔界保険の契約書(未OCG)

通常魔法
(1):自分のモンスターが攻撃宣言して
相手モンスターを破壊できなかったターンの自分メインフェイズ2に発動できる。
その破壊されなかった相手モンスターの数だけ、自分はデッキからドローする。
(アニメ版、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第147話による)

条件付きのドロー。

ラストデュエルとなった遊矢とのデュエルで登場。
アクションカードによって遊矢の3体が破壊を免れたターンに発動して3枚ドローした。

このカードのドロー条件は、攻撃を無効にされる、相手が戦闘破壊耐性を持っている、攻撃力で負けて返り討ちのいずれでも満たせる様子。

契約書カードでも異例の通常魔法。ダメージのデメリットも持っていない。

異形神の契約書

永続魔法
(1):自分フィールドに以下の種類の「DDD」モンスターが
エクストラデッキから特殊召喚された時、
それぞれの効果を1ターンに1度ずつ発動できる。
●融合:自分は1000LP回復する。
●S:特殊召喚されたそのモンスターは相手の効果の対象にならない。
●X:自分または相手の、フィールド・墓地のカード1枚を選んで除外する。
●P:自分はデッキから1枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は2000ダメージを受ける。

「DIMENSION BOX LIMITED EDITION」(2016年11月26日発売)で登場したOCGオリジナルの契約書。エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターの種類に応じた効果を得られるが、デメリットのダメージがほかの契約書より大きい。

イラストには「外神ナイアルラ」(ナイアルラトホテップがモデルのエクシーズモンスター)が描かれており、さらにTRPGのキャラクターシートのようなものが確認できる。

地獄門の契約書

永続魔法
(1):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
(2):1ターンに1度、デッキからレベル4以下の
「DD」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(アニメ版、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第12話による)

永続魔法
「地獄門の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。デッキから「DD」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
(OCG版)

DDサーチ効果を持つ。

アニメでの遊矢とのデュエルで使用。1ターン目に2枚発動し、「DDケルベロス」と「DDリリス」をサーチした。その後、2枚まとめて「契約洗浄」で破壊された。


「ブースターSP-レイジング・マスターズ-」(2014年8月9日発売)でOCGに登場。
発動回数に制限がかけられた代わりに、(1)の効果でサーチするモンスターのレベル制限がなくなった。

DDを自由にサーチできる便利なカード。「DDD反骨王レオニダス」をサーチすれば、デメリットを回避可能。

戦神との不正契約書(未OCG)

永続魔法
(1):1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに、
自分フィールドの「DD」モンスター1体と
相手フィールドのモンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。
このカードがフィールドに存在する限り、
バトルフェイズ終了時まで、対象の自分モンスターの攻撃力は1000アップし、
対象の相手モンスターの攻撃力は1000ダウンする。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
(アニメ版、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第129話による)

都合2000ポイントの攻撃力差をつけられる。

遊矢とタッグでの零王とのデュエルで登場。
「DDD怒濤王シーザー」の効果で手札に加えられて発動、「DDD死偉王ヘル・アーマゲドン」を強化し、「精霊機巧軍-ペンデュラム・ガバナー」を弱体化した。

独占封印の契約書(未OCG)

永続魔法
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):自分フィールドに融合・S・X・Pモンスターの内、
いずれかが表側表示で存在する限り、
相手はそのモンスターと同じ種類のモンスターを
エクストラデッキから特殊召喚できない。
(アニメ版、公式サイト「超熱血!デュエル塾」講義79による)

台詞では「無効にする」と説明しているが、テキストを見る限りは該当する種類のモンスターの特殊召喚を行おうとすること自体が不可能になる効果である。

遊矢とタッグでの零王とのデュエルで登場。
融合・シンクロ・エクシーズモンスターを出した状態で発動し、零王の手を封じたが、ペンデュラム召喚で突破され、さらに融合モンスターの「DDD烈火王テムジン」を破壊されたことで融合できるようになってしまった。結局のところ、あまりロック効果を発揮できていなかった。

永続魔法の契約書だが、デメリットのダメージ効果がない。

魔神王の契約書

永続魔法
(1):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
(2):1ターンに1度、自分の手札・フィールドから、
悪魔族の融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚できる。
(アニメ初期版、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第12話による)

永続魔法
「魔神王の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドから、
悪魔族の融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
「DD」融合モンスターを融合召喚する場合、
自分の墓地のモンスターを除外して融合素材とする事もできる。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
(OCG版)

悪魔族限定で「融合」と同じ効果を得られる。

アニメでの遊矢とのデュエルで使用。「DDD烈火王テムジン」の融合召喚に利用された。その後、「契約洗浄」で破壊された。

バレットとのデュエルで再登場したが、このときはOCGと同じテキストに改変されていた。
1ターン目にはテムジンの融合召喚に利用された。2ターン目にはデメリットのダメージを受けたが、赤馬はこれを「DDD狙撃王テル」の効果に利用した。さらに、墓地から「DDプラウド・シュバリエ」と「DDパンドラ」を除外して、「DDD神託王ダルク」を融合召喚した。

イラストに描かれているのは「沼地の魔神王」。


「ブースターSP-レイジング・マスターズ-」(2014年8月9日発売)でOCGに登場。
「DD」モンスターの融合に限り、墓地からも素材を利用できるようになった。

悪魔族融合モンスターを利用するデッキなら大抵は使用することはできるが、DDの融合時限定で墓地からも素材を調達できることや、契約書サポートも考えると、DDデッキで利用するのが妥当。
短期決戦に持ち込むか、邪魔になったら「契約洗浄」、「DDD制覇王カイゼル」など、何らかの手段でさっさとフィールドから除去してしまいたい。

魔神王の禁断契約書

永続魔法
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズにこの効果を発動できる。
自分の手札からレベル5以上の悪魔族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、
効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズにこの効果を発動できる。
このカードの(1)の効果で特殊召喚したモンスターを含む、
悪魔族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを
自分の手札・フィールドから墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
(3):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は2000ダメージを受ける。
(アニメ版、公式サイト「超熱血!デュエル塾」講義50による)

永続魔法
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札から「DDD」モンスター1体を効果を無効にして守備表示で特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
悪魔族の融合モンスターカードによって決められた、
このカードの(1)の効果で特殊召喚したモンスターを含む、
融合素材モンスターを自分の手札・フィールドから墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
(3):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は2000ダメージを受ける。
(OCG版)

DDDをフィールドに出して、さらにそれを素材に融合召喚できる。

ロジェとのデュエルで登場。
「DDD極智王カオス・アポカリプス」を特殊召喚した後、カオス・アポカリプスと「DDラミア」で「DDD剋竜王ベオウルフ」を融合召喚した。その後、ラミアの効果コストとして墓地へ送られた。


「ザ・ダーク・イリュージョン」(2016年4月19日発売)でOCGに登場。
手札から出すモンスターは守備表示になる代わりに自壊せず、レベル制限もなくなった。

融合するカードとしてみるとわざわざフィールドに出す意味が薄く、墓地融合もできる「魔神王の契約書」のほうが使いやすい。こちらを使う場合、出したモンスターをエクシーズ素材などに利用するか、フィールドからの場合ペンデュラムモンスターがエクストラデッキへ行くことを利用したい。

闇魔界の契約書

永続魔法
「闇魔界の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選択してその効果を発動できる。
●自分の墓地の「DD」Pモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分のPゾーンに置く。
●自分のエクストラデッキから表側表示の
「DD」Pモンスター1体を自分のPゾーンに置く。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。
自分は1000のダメージを受ける。

「ストラクチャーデッキ-ペンデュラム・ドミネーション-」(2015年12月12日発売)で登場したOCGオリジナルの契約書。墓地かエクストラデッキからペンデュラムモンスターをペンデュラムゾーンに置くことができる。

エクストラデッキへ行ってしまったペンデュラムモンスターをペンデュラムゾーンで再利用することが可能。

余剰召喚の契約書(未OCG)

永続魔法
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドから「DDD」融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの
「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、そのモンスターのレベルを1つ下げる。
(3):自分スタンバイフェイズに発動する。
自分は自分フィールドのエクストラデッキから特殊召喚された
モンスターの数×1000ダメージを受ける。
(アニメ版、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第131話による)

零羅とのデュエルで登場。
(1)で「DDリリス」と「DDナイト・ハウリング」から「DDD烈火王テムジン」を融合召喚し、さらに(2)でリリスのレベルを1つ下げることで「DDD盤石王ダリウス」のエクシーズ召喚につないだ。その後、ダリウスの効果で破壊された。

デメリットのダメージがエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターの数によって変わる変則的なものになっている。

戦乙女の契約書

「戦乙女」の読みは「ヴァルキリー」。

永続罠
(1):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分フィールドの悪魔族モンスターは、
相手ターンの間は攻撃力が1000アップする。
(アニメ版、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第12話による)

永続罠
「戦乙女の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から「DD」カードまたは「契約書」カードを1枚墓地へ送り、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分フィールドの悪魔族モンスターの攻撃力は、相手ターンの間1000アップする。
(3):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
(OCG版)

悪魔族限定の攻撃力強化。

アニメでの遊矢とのデュエルで使用。「DDD烈火王テムジン」の攻撃力を強化させたが、直後に「契約洗浄」で無効化したため、実質効果を発揮することはなかった(アニメ版「契約洗浄」の発動条件を満たすなどの意味があるため無駄ではない)。そのターンの終わりに「契約洗浄」で破壊された。


「ブースターSP-レイジング・マスターズ-」(2014年8月9日発売)でOCGに登場。
DDか契約書と引き換えにカードを破壊する効果が追加された。

誤封の契約書

永続罠
(1):1ターンに1度、自分フィールドに
「DD」モンスターが存在する場合にこの効果を発動できる。
ターン終了時まで、このカード以外のフィールドの罠カードの効果は無効化される。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
(OCG版)

アニメテキストは見切れているため読み取れないが、永続罠であり、「発動中の罠カードの効果を無効にできる」効果を持つ。OCGとは異なり、発動済みで墓地へ送られている通常罠をも後出しで無効にできる。

遊矢との再戦で登場。一度は「ミスディレクションの翼」に発動を封じられるが、「DDD双暁王カリ・ユガ」の効果を利用することで発動を可能として、すでに発動済みだった「ミスディレクションの翼」の効果を無効にした。

作中では発動ターンにデュエルが終了したため、ほかの契約書のような自分スタンバイフェイズのダメージがあったのかは不明。

イラストには「デモンズ・チェーン」が描かれている。


「ディメンション・オブ・カオス」(2015年7月18日発売)でOCGに登場。
発動中の罠カードの効果を無効にするという効果から、ターン中フィールドの罠カードを無効化するという、「トラップ・スタン」に近い効果になった。

効果はDD専用の「トラップ・スタン」。永続罠なので複数ターンにわたって発動できるのが利点だが、同時に「サイクロン」等による妨害に弱いという欠点でもある。また、DDモンスターの存在が発動条件なので、劣勢時などは効果を発動できない恐れもある。

再契約の契約書(未OCG)

永続罠
(1):1ターンに1度、自分の効果で相手の魔法・罠カードの効果を
無効にした場合にこの効果を発動できる。自分はその相手の効果を発動できる。
(2):(1)の効果を適用したターンの次の自分スタンバイフェイズに発動する。
自分は1000ダメージを受ける。
(アニメ版、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第51話による) 

相手の魔法・罠カードの効果を奪うことができる。

遊矢との再戦で登場。
「誤封の契約書」で無効化した遊矢の「ミスディレクションの翼」の効果を奪って使用した。

契約書の中では珍しく、効果を使わずに維持するだけならば、デメリットのダメージを受けずに済む。

常闇の契約書

永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
「常闇の契約書」をコントロールしていないプレイヤーは、
モンスターを対象とした魔法・罠カードを発動できない。
また、フィールドのモンスターをアドバンス召喚のためにはリリースできず、
融合・S・X召喚の素材にできない。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
(アニメ版、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第131話による)

永続罠
(1):自分のPゾーンに「DD」カードが2枚存在する場合、
相手はフィールドのモンスターを魔法・罠カードの対象にできず、
アドバンス召喚のリリースにできず、融合・S・X召喚の素材にもできない。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
(OCG版)

零羅とのデュエルで登場。
1ターン目にセットして、2ターン目のドロー直後に発動、零羅の行動を封じたが、「フォト・フレーム」にカード名と効果をコピーされたことでロックが解け、直後に「純粋な光」によって破壊された。


「マキシマム・クライシス」(2017年1月14日発売)でOCGに登場。
アニメ効果では汎用性が高すぎるため、OCGではペンデュラムゾーンにDD2枚という制限がかけられ、フィールド以外のモンスターを対象とした魔法・罠も封じられなくなった。

相手の行動を強く制限する効果自体は強力だが、このカードに対する除去はもちろん、ペンデュラムゾーンのどちらか1枚を除去されるだけでもロックを突破される。また、儀式召喚を含む手札からの特殊召喚や、フィールド以外からの融合召喚、ペンデュラム召喚、リンク召喚などは封じられないため、相手のデッキ次第ではあまり効果を得られない。

魔界振り子の契約書(未OCG)

永続罠
(1):1ターンに1度、自分フィールドの「DD」Pモンスター1体が
手札に戻った場合にこの効果を発動できる。
そのモンスターの守備力分のダメージを相手に与える。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。

バウンスをトリガーとしたバーン効果。

ロジェとのデュエルで登場。
「DD魔導賢者ニコラ」の効果で「DDD極智王カオス・アポカリプス」が戻ったことで、ロジェにダメージを与えた。また、「DDD極智王カオス・アポカリプス」、「DD魔導賢者ニコラ」、「DD魔導賢者トーマス」の3枚でループを形成することで、乱入し続けるロジェをターン開始時に乱入ペナルティとこのカードのダメージでカード消費なしで倒せるように仕組んだ。

「DD」、「DDD」、「契約書」サポート

自身が「DD」、「DDD」、「契約書」に属するもの以外でそれらに関する効果を持つカード。今のところ「契約洗浄」以外は漫画版出身である。

創造的破壊(未OCG)

魔法カード
「DDD」1体を破壊してデッキから「DDD」1体を手札に加える
さらに相手モンスターの守備力を0にする
(漫画版、漫画「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第17話による)

漫画版で登場した魔法カード。DDDをサーチしつつ相手の守備力を0にする。テキストではわからないが、守備力を0にできるのは1体だけ。

遊矢(ユート、ユーリ)とのデュエルで登場。
「DDD超視王ゼロ・マクスウェル」を破壊して「DDD運命王ゼロ・ラプラス」を手札に加え、さらに「スターヴ・ヴェネミー・ドラゴン」の守備力を0にした。

無限封印(未OCG)

漫画版で登場した永続魔法カード。テキスト欄は空欄だが、「1ターンに1度、『DDD』をペンデュラム召喚したターンに墓地の『封じ』カードを1枚手札に加える」効果を持つ。

遊矢(ユート、ユーリ)とのデュエルで登場。
「DDD超視王ゼロ・マクスウェル」がペンデュラム召喚されたターンに発動し、墓地の「攻撃封じ」(OCGの「『攻撃』封じ」と同じカード)を手札に加えた。

「封じ」と名のついたカードに関する効果を持つが、OCGに存在するそれらの英語名が統一されていないため、OCG化の際は何らかの改変が必要になると思われる。

ディメンション・ドレープ(未OCG)

罠カード
このターン「DD」モンスターの破壊を無効にする

漫画版で登場した罠カード。ターン中DDモンスターに破壊耐性を与える。

遊矢(ユート、ユーリ)とのデュエルで登場。
「DDD超視王ゼロ・マクスウェル」を戦闘破壊から守った。

イラストには「DDD死偉王ヘル・アーマゲドン」が描かれている。

契約洗浄

読みは「リース・ロンダリング」。

通常罠
(1):「契約書」カードが発動したターン、自分の魔法&罠ゾーンの
「契約書」カードの効果を全て無効にして発動できる。
このターンのエンドフェイズに、自分の魔法&罠ゾーンの
「契約書」カードを全て破壊し、自分は破壊した数だけデッキからドローする。
(アニメ版、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第12話による)

通常罠
(1):自分の魔法&罠ゾーンの「契約書」カードを全て破壊する。
破壊した数だけ自分はデッキからドローする。
その後、自分はドローした数×1000LP回復する。
(OCG版)

契約書を破壊してそのデメリットを回避しつつ、カードをドローする。

アニメでの遊矢とのデュエルで使用。バトルフェイズ中に使用され、発動することでアクションカードを発動するための魔法&罠ゾーンのスペースを空けつつ、次のスタンバイフェイズのダメージを踏み倒した。

名前の由来は「資金洗浄」(マネー・ロンダリング)か。
麻薬取引、脱税、詐欺などによって不正に得た利益を、口座を転々とさせるなどの手段できれいなお金に見せかけることを指す。当然法律で禁止される行為であり、堂々と表に出せるような代物ではない。


「ブースターSP-レイジング・マスターズ-」(2014年8月9日発売)でOCGに登場。
発動条件がなくなり、発動時点で破壊されるようになり、LP回復効果が追加され、強化された。

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関連項目

  • 遊☆戯☆王アーク・ファイブ
  • 赤馬零児
  • 遊戯王OCGカードリスト
  • 遊戯王関連項目の一覧

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