DeadSpace2

DeadSpace2とは、ホラーサードパーソンシューティングDeadSpaceの続編である。

概要

イージス7の採掘作業に当たっていたUSG石村からの救難信号。
その調査・救出のため、そしてそこに勤めているはずの恋人ニコールの無事を想い、その宇宙船へと乗り込んだアイザック・クラークはその中で地獄を見ることとなった。
イージス7からもたらされたウイルスとそれの集合生命体“ネクロモーフ”によって死体はモンスターへと作り変えられ、それら“群衆意識（Hive mind）”によって他の生き物を惨殺しようと見境なく襲いかかる。船員の多くは殺され、数少ない命を拾ったものもその凄惨さに正気を失っているという死に満ち溢れた空間だったのだ。
そのイージス7採掘も、ネクロモーフ誕生の原因となったMakerが世界の救済と信じて疑わないUnitorogy教会による独断による違法採掘であったのだ。

そんな救いの無い修羅場を仲間の導きによって乗り越え、Markerを発見したアイザック。しかし、Unitorogy教会の息のかかった仲間によってそれは奪われ、Markerの安置の可否が判らぬまま宇宙船で脱出することとなった。

時はそれから３年後の2511年。
遥か遠い土星圏のコロニー。
アイザック・クラークはその精神患者病棟で冷凍催眠にあった。その中でも彼は血肉が飛び散り、腐臭漂う船内で孤独と異形と戦うUSG石村での悪夢にうなされていた。
しかし、技師のフランコによって冷凍から目覚めることとなる。殺戮兵器と化した死体の金切り声の中で。

そしてアイザックはMarkerを巡る戦い、何よりも生き残りのための戦いへと再び駆り立てられるのであった。

システム

前作の操作系が整理され、多くの主要な行動をボタン一つで行えるようになったほか、弾薬によらない打撃攻撃が連打できるようになるなど、色々ふっきれたパワーアップしたアイザックさんが今回の相棒となる。宇宙空間をスーツの推進装置で飛んだり、アイザックさんのこれまた超人的なエンジニアとしての技術力も見どころ。

その分、敵側も色々と吹っ切れており、序盤からダッシュしてくるわ飛び道具（という名のゲロ）飛ばすわ物量も前作の増し増し。入手できるようになった弾薬に対して敵の数が明らかに増えているため、前作以上にAIM技術、弾薬節約のために格闘やキネシス（オブジェクトを引き寄せ、飛ばす未来技術）を使った攻撃等の価値が高まっているなど、スリリングな戦闘を繰り広げることができる。

相変わらず『ここは静岡ですか？』的な陰湿な雰囲気、絶望感たっぷりの舞台設定など、前作通りのドッキリやお約束、そしてお約束を裏切る恐怖演出満載で「世界一怖いホラーゲーム」とお褒めを頂いた前作の貫録はそのまま。みんなもアイザックさんと一緒に悲鳴をあげよう。
[#￥]　ﾝ゜ﾝ゜ﾝｰｯ!　ﾌﾝｶﾞｰ!

相変わらず自分の生き残りのために死体をバラバラにする上に赤さんはおろか、もうちょっと成長した通称「お子さん」は勿論、胎児型ネクロモーフまで敵として現れるため、R-18G的な意味で日本での発売は期待薄。輸入版を買って問題ないと思われる。有志の翻訳が現在進行中。

登場人物

• アイザック・クラーク
  本作も主人公。CEC（DeadSpace世界の大工業系企業）に勤める宇宙時代のエンジニアである。
  前作で何とか生還したはいいものの、尋常ではない体験のせいでPTSDになり、Unitorogy教会の大型拠点である土星圏のコロニーにある精神病院にて、治療と称してMakerの詳細を聞き出されていた。
  目覚めた今もその症状は収まっておらず、F.E.A.R並みの恐怖演出にプレイヤーも一緒になって耐えることとなる。前作よりも顔を含め表情の露出が多い他、独り言や会話などでよく喋るようになり、キャラクター性が強くなった。
  また、前作では見られなかったエンジニアとしての能力は高く、機械の基盤や配線に直接手をねじ込んでハッキングしたり、機械からぶっこ抜いたプラズマ照射機と懐中電灯で手製のプラズマカッターを作るなど、こちらの方面でも超人ぶりを発揮。相変わらず、未来の工具と某サイレントヒルばりの黄金の右足を武器にコロニーをさまようこととなる。
  前作と同様のデザインのエンジニアスーツ(　圭)の着用もあるのだが、本作のジャケ絵を飾る最終型のアドバンスドスーツ[　￥]はVANQUISHかマスターチーフかといわんばかりのスリム・スマート・スタイリッシュである。
  
  
• デイナ
  囚われのアイザックを救出したフランコの仲間で、彼をナビゲートする女性。
  アイザックがこの３年間に行われた施術の内容を知っているようで、それの副作用の解決の必要性から、アイザックとチームの合流を手助けしようとしてくれる。
  
  
• ストロス
  患者No.5として、アイザック同様の治療を施されていた男性。
  彼もアイザックに施された施術を知っており、そのうえで、コロニーにあるMakerの破壊を提案する。
  彼も何がしの形でPTSDを患っているようで、何かから脅迫されたかのような落ち着きのない態度をとる。
  
  
• ティーデマン
  Markerの情報を持つアイザック達を抹殺せんと、兵士を送り込んだ政府の人間。
  デイナとも敵対関係にある。
  
  
• エリー
  アイザックと同じく、プラズマカッターを手に、コロニー脱出の手段を探す女性。
  CECの職員でもあり、コロニーの機能の復活のためアイザックと協力する。
  勝気かつ自立心の強い人物で、初めて会った時もアイザックの同行を拒否した。

関連動画

　新生アイザック（　圭）さん

　体験版プレイ動画

 

関連項目

• DeadSpace
• ホラーゲーム
• 木の温もり