IOSYS

イオシス (IOSYS) は、北海道札幌市に拠点を置く同人サークル。活動開始は1998年10月10日。
意外と知られていないが、有限会社としても法人登録している。代表はたくや氏。

同人活動としてはゲーム音楽等（主に東方系）の楽曲アレンジCDを製作し、公式サイトではそれらのPVとしてFLASHアニメを公開している。

コントなどのコメディもの、2ちゃんねるものなど、東方以外の作品も扱っているのだが、ニコニコでは残念なことにイオシス＝東方という認識が強い。音楽（特にARM、D.Watt）及びFLASH（特にカギ）の制作レベルの高さから来る認識ではあるが、実際はあらゆるものを面白がるコメディ路線がイオシスの本質である。

またイオシスのFLASHから東方に入る人も多いが、FLASH内での二次設定を原作の公式設定と混同する人も多く、イオシスFLASH流行以前からの東方ファンには嫌悪感を持つ人もいるとされている。

2007年暮れにはオリジナル曲のエレポップユニット「アルバトロシクス」がデビュー。東方アレンジ楽曲でブレイクしたヴォーカリストmiko（※彼女はイオシスメンバーではない）と、イオシスメンバーのARM・quimの３人がメイン。この活動をきっかけにmikoは地上波ラジオ、テレビでのナレーション出演、アニメロサマーライブ出演等を続々と決めている。

イオシスメンバーのうち、東方アレンジ楽曲の作詞者夕野ヨシミ、編曲者ARMの2名はプロ作家としても活動中。

イオシスの同人活動は専門店流通や独自流通での販売を主流としており、一般流通販路の確保や着メロやカラオケ配信などのメディア展開、またそのプロモーション方法など、最近では商業活動的な要素が多くなり、音楽制作については同人サークルというよりインディーズレーベル的な要素が高い。

東方アレンジ参入前のIOSYS

東方アレンジを手掛ける以前にも、オリジナル楽曲やファミコン時代のゲーム音楽のアレンジ、オーディオコントなどのコメディ系CD作品を多数頒布して、一定のファンを獲得していた。

この頃の代表作としては、ARMのオリジナルインスト曲を集めたアルバム「BEAT chronicle」「DEATH chronicle」、「ファミコンCD」シリーズ、2ちゃんねるをモチーフとした「マターリCD」「さいたまCD」「逝ってョCD」シリーズ、「トイレCD」シリーズ、札幌市に実在したメイドカフェをイメージした「ア・ラ・メイド ようこそミルクホールへ（通称・メイドCD）」などが挙げられる。

Webラジオ

音楽CD制作以外にも、公式サイト内のWebラジオポータル「はいてない.com」で10番組以上のWebラジオをポッドキャスト形式で配信している。中でもmikoとquimがメインパーソナリティを務める「mikoラジ」の認知度が高い。

オーディオコントCDのリリースが少なくなった現在では、活動の比重がCD制作よりもラジオ番組制作に寄るようになったメンバー、あるいは元からラジオにしか参加していないメンバーも多い。

2008年4月には本拠地を同じくするタレント集団「Studioどらごんめいる」がIOSYSに合流、同団体のサイトで独自に配信されていたWebラジオ「どらごんめいる通信」は6月からはいてない.comで配信されるようになった。

また、ニコニコアニメチャンネルにて「mikoラジ」と「脳内グランドスラム」をニコニコ向けに別録りした番組を不定期に配信している。

サークル名の由来

あくまでも憶測だが、「I/O System」または「IO.SYS」から来ているかもしれない。Webラジオ内で「（IOSYSは）もともとはパソ研だった」という趣旨の発言がなされたことがある。

関連動画

関連商品