IT(映画)とは、スティーヴン・キングの同名のホラー小説を原作とする映画である。
1990年アメリカ製作。別題は『イット 恐怖の殺人ターゲット・復讐の悪魔』。
2017年にリメイク。タイトルは『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』
不気味なピエロに扮した正体不明の存在「ペニーワイズ」に翻弄される人々を描いた作品。
ジャンルとしてはホラーだが、前半は回想となっており『スタンド・バイ・ミー』のような青春もの。後半はそれから30年後となる。
ニコニコ動画ではペニーワイズの姿がドナルド・マクドナルドに似ている事もあり、ドナルド関連の動画に出ることが多い。これに限らず、顔を白く塗ったピエロ風の人物は総じて風評被害に遭っている。
ただしペニーワイズのみが原因というわけではなく、『バットマン』のジョーカーや『キラークラウン』ことジョン・ウェイン・ゲイシーなどの影響もある。サーカスやパーティーの出張サービスなど、比較的ピエロに接しやすい欧米では道化恐怖症(コルロフォビア)という恐怖症もあり、著名な所ではジョニー・デップもその一人である。
アメリカ、メーン州デリー。小さな田舎町で子供の連続殺人事件が発生するが、何故か警察の対応はおざなりだった。
30年前、この町に住む7人の少年少女は不気味なピエロ・ペニーワイズと遭遇する恐怖体験を通じ団結。大人には見えないペニーワイズを「IT」と呼び、倒そうとする。
「IT」は下水道を通じて被害者の許に姿を現しており、それに気づいた7人は下水道へと向かい、恐怖と戦いながら「IT」を撃退する事に成功した。だが本当に倒せたかどうか確信を持てない彼らは「もしまた現れたら皆で集まろう」と誓い合う。
それから30年後。再び発生した殺人事件を機に、かつての少年少女は戻って来る。懐かしい故郷に戻ってきたのは、しかし6人だった。メンバーの一人は知らせを受け、恐怖から自殺を遂げていたのだ。
勇気を振り絞り、再び下水道へと潜る彼らの前に、遂にペニーワイズの真なる姿が露わにされる……
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最終更新:2025/12/12(金) 06:00
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