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マシーネンピストーレフィーアツィヒ

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MP40とは、第二次世界大戦においてドイツが開発・運用した短機関銃である。

概要

 MP40は第二次世界大戦でドイツ軍が使用した短機関銃である。重量は約4kg、使用弾薬は9mmパラベラム弾でマガジンに32発装填することができ、発射レートは毎分500発であった。

 第二次世界大戦前、「よ~しパパ軍備を復活させちゃうぞ~!」と宣言したナチスドイツでは生産性の良い武器が求められており、これは全軍への配備を決定した短機関銃においても例外では無かった。これに応えたのがエルマ・ベルケ社で、木製部品を排除し[1]、金属とプラスチック(ベークライト)のみで作り上げたMP36をドイツ軍に提出した。これの改良型がMP38としてドイツ軍に採用され、さらにアルミ合金の不使用[2]生産工程の簡略化のための改良を行って採用されたのがMP40である。MP40の非常に合理的な設計はMP40以降の短機関銃開発に強い影響を与え、イギリスのステンガンやアメリカのM3グリースガンはMP40を手本としていると言われる。

 MP40は推定で約100万丁が生産され、ドイツ軍では主に下士官や戦車兵に与えられた。イメージだとかなりの割合のドイツ兵がMP40を装備しているように思われるが、実際はそれほど割合的に多いわけでは無く、むしろ不足だったようである。まあ、主力小銃のKar98kは約1400万丁生産されてるし。このため、短機関銃が足りない場合は戦場に遺棄されたPPSh-41を拾ってきて使うなんて場面もあった。余談だが、戦争相手のソ連軍歩兵にもMP40は人気であったが、肝心のドイツ兵はPPSh-41の装弾数の多さ(ドラムマガジンで71発、箱型マガジンで35発)と堅牢さを評価して好んでいた。隣の芝は青いんだなあ。

 創作において、MP40は第二次世界大戦におけるドイツ軍兵士の代表的な火器であり、第二次世界大戦を扱った作品でドイツ兵が登場するならほぼ確実にこれを持っていると言っても良いだろう。メダルオブオナーやコールオブデューティーといったFPSでもWW2の欧州戦線が舞台ならもちろん登場する。
 日本では稼働する実銃は当然手に入らないが、無可動実銃やモデルガン、エアガンという形でMP40(あるいはそのレプリカ)は入手可能である。

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関連項目

  • 軍事
  • 第二次世界大戦
  • ドイツ
  • 銃 / 銃の一覧 / 銃器関連項目の一覧
  • 短機関銃
    • M3サブマシンガン(グリースガン)
    • PPsh-41
    • スオミ KP/-31
    • ステンガン
    • トンプソン・サブマシンガン
    • 一〇〇式機関短銃

脚注

  1. *木製部品は製造するのに切削加工が必要で、生産性を悪化させる
  2. *当時ドイツにはボーキサイト(アルミニウムの原料)を産出する鉱山が無く、アルミニウムは死ぬほど貴重だった

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