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ファズモフォビア

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Phasmophobia(ファズモフォビア)とは、Kinetic Gamesが開発する心霊調査ホラーゲームである。
4人までのマルチプレイとVRに対応している。現在アーリーアクセス中。

概要

プレイヤーは超常現象や不審死が発生した建物に派遣される調査員となって、次々に起こる心霊現象の中からゴーストの特徴である「証拠」を集めて全21種類のゴーストの中からその種類を特定するのがゲームの主目的となる。

建物の中でゴースト達は、物などを動かす「干渉」、姿を見せたりして脅かす「超常現象」、積極的にプレイヤーを殺しに来る「ハント」など様々な行動を取る。
プレイヤーは殺されないように注意しながら調査道具を使ったり観察するすることで「証拠」を集めていかなければならない。

ゲームの要素として音声認識が採用されており、調査の手段として使われるほか「怖い」「やばい」「無理」などプレイヤーが怖がる言葉も認識してゴーストの行動に反映させる仕組みになっている。

ゲームの流れ

調査のしかたは自由であるためゲームシステム的な区分のない部分もあるが、一般的なプレイスタイルにおいて便宜上の区分けをして解説する。

到着

マップと難易度や持ち込むアイテムを選択してゲームを開始すると、トラックで現場付近に到着した場面からゲームプレイが始まる。

到着後は直ぐに探索に出かける……のではなく、まずトラック内で調査の詳細確認を行おう。
トラック内で確認できる情報はいくつかあるが、まず確認するべきは「4つの目標」と「調査する地点に出現するゴーストの名前」と「ゴーストに関する追加情報」が記載された奥のホワイトボードだろう

目標の1つはもちろんゴーストを特定する事だが、それ以外の3つはサブミッションとなり、達成すれば追加報酬が出るがクリアせずとも問題はない、特定の道具がないとクリアできないミッションも普通に表示される為、あくまで出来たら儲けもの程度の認識でいいだろう。
ゴーストの名前は名前を呼ぶことでゴーストの反応を積極的に引き出せる場合があり覚えておいて損はない筈だ。追加情報は……ゴーストの反応する条件らしいのだが如何せん曖昧だったりする場合が多い。あくまで参考程度にしておくべきか。

次に確認するべきなのホワイトボード横に4つ、田の字に設置された各種モニター類。
左上から半時計回りの順にそれぞれ「マップ」「チームの正気度」「ゴーストの活性度」「サウンドセンサーの反応」を表示している。
取り敢えずは左上のモニターに表示された建物の見取り図を見て階段とブレイカーの位置(緑のが目印)を確認しておこう。モニタ左下にある四角いスイッチを押すことで地下や二階のマップに切り替えも可能である。それ以外のモニタ類は調査開始後に役立つ物なので取り敢えずはスルーして問題はない。

これらの事前準備が終わったらトラック内に配置してある調査道具(同時に持てるのは3つまで)と、ホワイドボード向かいにあるパソコン机の上に置かれた「家の鍵」を確保して調査に出発しよう。当然だが鍵がないと建物のドアは開けられない。

探索

玄関のドアを開けた時点で調査開始となり、ゴーストが目を覚まして活動を開始する。

調査対象のゴーストを見つけるため、まずはゴーストルーム(建物内でゴーストが住み着いている場所)を探すことになる。探しながらゴーストがドアを開けたり物を投げたりする音が聞こえないか、壁の写真やテーブルの食器が床に落とされていないか注意深く観察し、また同時に隠れられそうな場所(クローゼットやロッカー等)や追加報酬の対象となる骨や呪いのアイテムがないかも見ていこう。

ルーム特定に一番手軽な方法は全てのゴーストが滞在している場所は気温がだんだんと下がっていく(特に特定のゴーストは氷点下まで下がる)事を利用した温度計を用いる探索……なのだが初期の配布道具には温度計が含まれていない。証拠としても採用される氷点下まで気温が下がればプレイヤーキャラの吐く息が白くなる為、温度計を持っていなくても判別自体は可能ではある。

未所持なプレイヤーはゴーストの発する電磁波を探知するEMFリーダーを用いて反応の多い部屋を探すのが次善の策だろうか。

調査

ゴーストの居場所が分かったら調査道具を使って「証拠」を集めていく段階に入る。
ゴーストルームを観察する、ゴーストが干渉した場所を調べる、ゴーストの反応を待つ、ゴーストに積極的に働きかける、など証拠の種類によって様々な動きが要求される。

ある程度探索して時間が経過した頃になると問題になるのがプレイヤーの「正気度」(要はSAN値)で
之は暗い部屋に留まったりゴーストに脅かされる事等で下がっていき、数値が下がるとゴーストが活発になったり「ハント」をしてくるようになる。
アクションが起きること自体は証拠を集めやすくなるメリットともなるのだが、ゴーストが此方を狩りに来るハントが起きてしまったら出来る事はほとんどない。見つからない場所まで逃げてハントが終わるまで隠れなければならない。

こうして発見した証拠をジャーナル画面でチェックしていくと可能性のあるゴーストが絞り込まれていく。
ゴーストが特定できたらメインの目標は達成できるのでそこで帰ってもいいが、上述した通りプレイ毎にサブ目標が3つ設定されるのでその達成を目指したり、写真による追加報酬を得るためゴーストの残した痕跡(急に動いた家具や小物、窓やドアに残る指紋、謎の汚水、ゴースト本体etc……)を撮影したりすることもできる。

調査で重要な点として、各種の証拠は直接確認するだけでなくビデオカメラやセンサーといった一部のアイテムは拠点であるトラックからでも作動状況を確認が可能という事があげられる。
更に、トラック内から確認できるアイテム類だけでなくEMFリーダーやライティングブック等もカメラやサウンドセンサーの範囲に置いておくことで、作動をトラック内から安全に確認する事も出来る。

ゴーストルームの特定が済んでいる状態で、SAN値の消耗を抑えたいのなら必要なアイテムをカメラの前にばら撒いてトラック内部に引きこもり、ゴーストの反応を待つのも選択肢となりうるだろう。

帰還

トラックに戻ってドアを閉めるとトラックのエンジンをかける音が聞こえ、結果画面に移る。
選んだゴーストの答え合わせがなされ、達成した内容と難易度に応じて報酬が計算される。

達成前に帰っても特にペナルティはないので、正気度が下がって危険になったからと中止してもいいし、忘れ物に気付いたとか嫌な天候だったとかで何もせずに帰ることもできる。

死亡

全てのプレイヤーがゴーストにハントされて死亡するとその時点で強制的に帰還となる。
購入して持ち込んだアイテムは失われ、金額の一部が僅かな保険金として支払われるのみとなる。
アマチュア難易度では報酬はわずか数十ドルなのに対して、購入できる調査道具には一個百ドルの高価な装置もあるので死なない事が重要になる。

マルチプレイでは先に死亡したプレイヤーはゴースト状態で現場を徘徊できるようになる。
調査に協力できないようにボイスチャットは生存者に届かなくなり調査道具を動かしたりも出来なくなるが、食器など動かせるものは持ち歩けるため怖がりの友人に物を投げつけて驚かせるいたずらをする者もいる。実はこの状態でもモーションセンサーなどの一部アイテムには反応がある為、やり過ぎにはご注意

ゴースト

本作においては「幽霊(Yurei)」がゴーストの種類として使用されているため、
総称としては英語のゴーストのままで呼ばれる。
ここではそれぞれの簡単な紹介に留めるので、詳細は攻略サイトなどを参照の事。

スピリット / Spirit
特徴が無い事が特徴の標準的なゴースト。その為逆に混乱を招くこともあるとかないとか
レイス / Wraith
テレポート能力があるゴースト。常に浮遊しているらしいがその割に足音は出る。
ファントム / Phantom
写真に撮ろうとすると姿を消してしまうゴースト。多分零シリーズ出身ではない
ポルターガイスト / Poltergeist
物を投げたがるゴースト。複数の物を同時に投げる能力がある。
バンシー / Banshee
一度狙った相手に執着するゴースト。標的が建物の中にいれば他の人間に目もくれず狙い続ける。
ジン / Jinn
建物内のブレーカーがオンだと移動速度が上がる変わった特性のゴースト。
メアー / Mare
暗闇を好み明かりを嫌うゴースト。とにかく部屋の照明を消したがる。
レヴナント / Revenant
高速で襲ってくるため準備なく襲われれば逃げ切るのが困難な、トップクラスに危険なゴースト。
シェード / Shade
複数の人間を相手にすると急に消極的になる陰キャなゴースト。ある意味ではマルチプレイの天敵。
デーモン / Demon
特別な条件無しに他より早い段階で襲ってくる殺意高めなゴースト。
幽霊 / Yurei
正気度への影響が大きいゴースト。
特殊能力、超常現象などでより多くの正気度を削ってくる。
鬼 / Oni
人間が近くにいると急に活発になるゴースト。複数人だと活動率はさらに上がり、凶暴化する。
妖怪 / Yokai
人間の声を聞くと攻撃的になる実況者殺しのゴースト。
デーモンより高いSAN値を保っていても襲ってくる場合もあり、ある意味ソロマルチ問わない強敵。
ハントゥ / Hantu
寒い場所が得意なゴースト。室温が氷点下の部屋では白い息を吐きながら高速で襲ってくる。
御霊 / Goryo
ゴーストの姿を視認できる装置を使ってもカメラ越しでしか見えないというゴースト。
なお読みは「みたま」ではなく「ゴリョウ」。
マイリング / Myling
集音マイクで聞ける音をよく出す一方、人間を襲うときは足音を抑えて近づいてくるゴースト。
化け狐 / Obake
外見からは分からないが人に化けているらしいゴースト。英語名がなぜかオバケ。
怨霊 / Onryo
火が嫌いなゴースト。
火が近くにあると襲って来ないが消えるとチャンスとばかり襲ってくることもある。
雷獣 / Raiju
プレイヤーの使う調査道具の電気でパワーアップし、高速で移動するゴースト。
ツインズ / The Twins
互いの行動を真似する分身をもつゴースト。
同時に複数個所で行動する事もあるが、当然ながら襲ってくる時も二体なのでご注意。
ミミック / The Mimic
上記の他のゴーストの特徴をほぼ完全に真似する事が出来るゴースト。
オリジナルのゴーストとの見分け方は証拠とゴーストオーブの有無のみだが、面倒なことにこのオーブは後述する証拠扱いではない為、実質的に証拠+ゴーストオーブの有無を確認するのが必要となる。

ゴーストの姿はその種類にかかわらずランダムであり、元の伝承では女でも男として出て来たり、殺された子供の霊となっているゴーストが大人の姿をしていることもある。

証拠

下記7種類のうちいずれか3つでゴーストの種類が特定できる。

  • EMFレベル5: ゴーストの活動によって発生した電磁波を測定する装置を使い、最大レベルを観測した。
  • 氷点下の温度: 温度計で室温がマイナスになったのを確認するか、プレイヤーから白い息が出るのを見た。
  • DOTSプロジェクター: ゴーストの姿を映し出す装置を使い、駆け抜けるゴーストの姿を見た。
  • ゴーストオーブ: ゴーストの部屋でカメラにだけ映る発光現象を見た。
  • 指紋: ゴーストが触れたドアやスイッチなどに紫外線で光る指紋を見つけた。
  • ゴーストライティング: 紙とペンを置いて、ゴーストに何か書かせた。
  • スピリットボックス: ゴーストと会話する通信機を使い、ゴーストから返答を得た。

例外としてミミックだけは証拠と無関係のゴーストオーブが追加で出てプレイヤーを攪乱するようになっている。

また、難易度ナイトメアではどのゴーストも3つの証拠のうち1つが隠されている。
そのため証拠が出なかったものを除外する消去法がほとんど使えず、候補として残ったゴーストの持つ特徴を探して推理しなければならない。

マップ

現時点で郊外住宅が4種類、ファームハウス(農家)が2種類、住宅以外のマップが4種類存在している。
開発元はイギリスの会社だが、マップはアメリカ基準の家屋となっている。
(メタな事を言えば市販されている家屋データの都合である)

住宅マップはそこまで広くなく、ソロプレイでの調査も比較的容易ではあるのだがそれ以外の4つ、中でも精神病院は実質的に4人でのマルチ前提な広さな為、単独での調査はSAN値の消耗的にも難易度が高め。挑戦するなら調査道具(特に精神安定剤)をしっかり揃えてからの方がいいと思われる。

  • Tanglewood Street House(タングルウッド ストリートハウス)
  • Willow Street House(ウィロー ストリートハウス)
  • Edgefield Street House (エッジフィールド ストリートハウス)
  • Ridgeview Road House (リッジビュー ロードハウス)
  • Grafton Farmhouse(グラフトン ファームハウス)
  • Bleasdale Farmhouse(ブリーズデール ファームハウス)
  • Asylum(アサイラム、精神病院)
  • Brownstone High School(ブラウンストーン ハイスクール、高校)
  • Prison(プリズン、刑務所)
  • Maple Lodge Campsite(メイプルロッジ キャンプサイト、キャンプ場)

開発中のマップ

  • Apartment Building(アパート) 
  • Mansion(マンション)
  • Sewers(下水道)
  • Hospital(病院)

関連動画

関連項目

  • ホラーゲーム
  • Steamで販売中のゲームの一覧
  • ゲームのタイトル一覧
  • SAN値
  • \(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!
  • バケモンスナップ
  • ゴーストバスターズ

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