PRIDE 単語


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『PRIDE』とは、

  1. 世界一の総合格闘技イベントであった日本の格闘技団体『PRIDE』 (※本稿で解説)
  2. 総合格闘技団体『PRIDE』のテーマ曲「PRIDE」 (※本稿で解説。)
  3. 今井美樹のシングル曲
  4. pride - 音楽ゲーム「pop'n music」の楽曲。ジャンル名は「スプラッシュ」、アーティストは長沢ゆりか

英語で『誇り』という意味がある。

概要

1997年にプロレスラーの高田延彦と柔術家のヒクソン・グレイシーを対戦させるイベントとしてPRIDEは誕生した。
 初期は様々なルールでの試合が組まれていたが、やがて総合格闘技ルールに一本化された。
(※総合格闘技については、『総合格闘技』の記事を参照してください。)

一つの格闘技だけではなく、この世のあらゆる格闘技(ボクシング・キックボクシング・柔術・柔道・レスリング・サンボなど、)多くの格闘技をマスターした本当に強い世界屈指の格闘家達や、それぞれの格闘技種目のスター選手達が、『世界一』、そして『人類最強』の称号を争うというコンセプトの元に集まり、数々の名勝負を繰り広げた。
それが『PRIDE』である。

中期以降はK-1を凌ぐ視聴率・観客動員数を得るようになり、K-1と共にお茶の間に格闘技を浸透させた。

PRIDEはその選手層、規模、演出面などあらゆる点で世界的に評価が高かったため、富や名声・新たなチャレンジを求めて世界中からあらゆる有名格闘家達が次々と参戦。
「桜庭和志」や「ミルコ・クロコップ」を筆頭として、「エメリヤーエンコ・ヒョードル」、「アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ」、「ヴァンダレイ・シウバ」、「マーク・ハント」、「マウリシオ・ショーグン」、「アリスター・オーフレイム」、「クイントン・ランペイジ・ジャクソン」、「ダン・ヘンダーソン」、「ゲガール・ムサシ」など、世界的に評価の高いファイターたちの参戦・発掘により、異様なほどの人気の高まりを見せ、日本最大の格闘技団体へと成長した。

その後もPRIDEは成長し続け、当時業界No.1であったアメリカの団体「UFC」を遥かに超える世界的な評価を受け始めると、世界中のファイター達がPRIDE参戦を夢見みて憧れるという世界一の総合格闘技団体へと成長した。

しかし、人気絶頂の中、2006年に運営会社のDSEと暴力団の関係を示唆するマスコミ(週刊現代)の報道をきっかけにフジテレビでの地上波放送が打ち切りとなってしまう。
その後もPRIDEの大会は規模を落とすことなく開催され続けるが、2007年に当時世界No.2であったアメリカの団体「UFC」を運営するズッファ社に身売りすることとなる。

そして、2007年の「PRIDE.34」を最後に人気絶頂のまま、惜しまれつつも幕を下ろすこととなった。

PRIDEを経営するDSEと、PRIDEを買収したアメリカのズッファ社との買収条件では、『PRIDEを存続させること』という条件があったが、様々な要因からPRIDEの再開は困難となっており、権利もズッファ社が保有したままになっているため、新しい動きはないまま本日に至る。

今現在もWOWOWやスカパーなどで多くの団体の格闘技中継は行われているため、日本・世界の格闘技を追い続ける格闘技ファン達はたくさんいるが、一方で地上波のみを頼りにしていたファンたちは行き場を失い、徐々に格闘技を追わなくなっていったため、PRIDEの閉幕は長く続いた日本の格闘技ブームの終焉のきっかけとなった。

ただし、日本でのブームこそ去ったが、世界的に見るとPRIDEの撒いた種により人気の高まった総合格闘技は現在も人気の絶頂にあり、UFCをトップとして市場は拡大する一方である。

PRIDEなき後、PRIDEの選手たちは世界中に散らばり、現世界一の団体「UFC」のタイトル・ベルトを奪取したり、日本の格闘技団体で活躍を続けたり、成長して世界のトップ10ファイターにランクインされるなど、様々な話題を提供している。
そして、今なお変わらぬ名勝負を繰り広げ、世界中の格闘技ファンを楽しませ続けている。

PRIDEのVTR・楽曲について

PRIDEにおいてVTRというのは、主にオープニング映像・エンディング映像、そして試合前に流される選手紹介VTR(通称:煽りV、煽りVTR)がある。
それらの映像は元フジテレビディレクターの佐藤大輔氏による作品であり、そのクオリティの高さから日本のみならず世界中で絶大な人気を誇る。
選手達の個性を把握したうえで作られる巧みで斬新なVTRは見る者の心を踊らせ試合に惹きつける。

なお、VTRのナレーションを務めているのは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズなどで碇ゲンドウの声を担当する人気声優の立木文彦氏である。

また、PRIDEで使用されるオリジナル楽曲も非常に人気が高く、特に高梨康治氏によって作曲されたオープニングセレモニーのBGM『PRIDE』は、今もなお色褪せず人気が高い。
PRIDEが消滅したことにより、このBGMをPRIDEのオープニングセレモニーとして聞くことはなくなってしまったが、PRIDEに出場していた格闘家達がこの曲を入場曲として使用するシーンは今でも見られる。

また、2007年頃からはニコニコ動画での「SUMO」動画内にてこの楽曲が使用されるようになる。他にも「ももいろクローバー」のコンサートのオープニングにてPRIDEのオープニング風の演出が行われていたり、バラエティ番組やスポーツ番組などでもこの曲が使用される事もあるため、時々この楽曲を耳にすることがある。

ニコニコ動画との関係

ニコニコ動画は格闘技の試合の中継を放送することも多く、2007年にはニコニコ動画でPRIDEの試合を中継する計画があった。

また、上記にもあるように、PRIDEのテーマ曲『PRIDE』は、格闘技ファンやPRIDEを見ていた人々の間ではお馴染みであり、人類最強を決める団体のテーマ曲ということもあってか、その流れで格闘技ファンによってニコニコ動画内で「SUMOU」という動画に使われるようになった。 
そして、その「SUMOU」がニコニコ動画内で人気動画となったこともあり、このBGMも改めて知られるようになった。

その結果、PRIDEを知らない世代は、この曲を「SUMOU」以外では聞いたことがないためか、この楽曲が使われる動画や格闘技の動画においてこの曲が流れると、「SUMOUだw」「SUMOじゃん」「SUMOUの曲を使うなよ」などと、そういったおかしなコメントを発することが多いため、度々コメントが荒れたり、格闘技ブームを経験した人々や格闘技ファンを苛立たせることもある。 

関連動画


◆PRIDE名勝負


◆PRIDEの煽りVTR


◆日本が格闘技バブルの頃の、PRIDEのオープニングセレモニー


◆その他

関連商品

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関連項目

  • 格闘技
  • 総合格闘技
  • MMA
  • DREAM
  • 楽曲の一覧

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