SDガンダム GGENERATION モノアイガンダムズ 単語

エスディーガンダムジージェネレーションモノアイガンダムズ

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モノアイガンダムズとは、スワンクリスタル用に発売されたゲームソフト。
Gジェネシリーズの一つであり、「ギャザービート」系列の一つである。

概要

物語は『1st』の終盤から『Ζ』までをベースとしている。
原作を追体験する据え置き機のシリーズや、各作品のクロスオーバーシナリオがメインだったこれまでのギャザービートシリーズと異なり、オリジナルキャラクターであるシグ・ウェドナーを主人公としているのが特徴。
またタイトル通り、ストーリーの中核を担う存在として「モノアイガンダム」が登場する。

発売時期は『機動戦士ガンダムSEED』放映開始前であったが、隠し機体としてストライクガンダム(初期稿の装備タイプ)が登場する。
他にも他作品への登場が非常に少ないGジェネオリジナル機(開発がヴァンガード・トムクリエイトを問わず)やEVOLVE../Ωで再登場する前のZガンダム3号機(ホワイト・ゼータ)、通称ハニャーン様のエルメス3号機(白)など通好みなチョイスが多い。

ワンダースワン用ソフトということもあって長い間マイナーな存在であったが、「GジェネレーションDS」で本シナリオが織り込まれ、知名度が上がった。
キャラ・機体共に人気が高く再登場を望む声もあるが、次作「クロスドライブ」での失態もあってヴァンガードがGジェネ製作から遠ざかってしまったこともあり、今後の参戦は絶望視されている・・・
(トムクリエイト製作のGジェネではNEO・SEEDに機体のみ参戦している)

立体化などの他媒体での登場も非常に少なく2015年現在、ガシャポン戦士NEXT08とSP02のシスクードのみに留まってる状態である。
(なお両弾とも3種アソートされているがいずれもモノアイの向きの違いのみ、SP02は実質再録である)

ストーリー

一年戦争末期、ブラード戦隊のMS部隊隊長のシグ・ウェドナーは、同僚のアイン・レヴィの裏切りにより仲間を皆殺しにされ、自身も重傷を負う。

それから7年後、かろうじて一命を取り留めたシグはエゥーゴの一員としてティターンズと戦っていた。
ガンダムMk-II奪取任務のためにサイド7に潜入したシグは、ティターンズに寝返ったアインと衝撃の再会を果たす。
もう一機のティターンズ製ガンダム「シスクード」を奪取し、アインを追うシグ。
しかしそれは、「プロジェクト・セイレーネ」を巡る戦いのほんの始まりに過ぎなかった・・・

キャラクター

シグ・ウェドナー

本作の主人公。
本名は「ジークフリード・ウェドナー」だが大仰であるとして嫌っており、周囲には「シグ」と呼ばせていた。
一年戦争時はブラード・ファーレン中佐が艦長を務める「ブラード戦隊」でMS隊長を務めていた。
その中で、自身の部下となったニュータイプ、セレイン・イクスペリ(セラ)と恋仲になる。
その後シャア・アズナブル大佐の指揮下でア・バオア・クーを戦い抜くが、撤退してアクシズへ向かう途中でアイン・レヴィの裏切りによって待ち伏せていた連邦艦隊によって部隊は皆殺しにされ、自身も重傷を負う。

7年後のグリプス戦役ではエゥーゴに参加、アーガマでクワトロ・バジーナ大尉率いるMS隊の一角を担う。
ガンダムMk-Ⅱ奪取作戦でサイド7に潜入した際にティターンズとなったアインと再会し、ティターンズで開発されていたもう1機のガンダムであるシスクードを奪取。以後エゥーゴカラーに塗り替えられた本機を駆り、アインを追うこととなる。

かつては仲間との連携を重要視する有能な指揮官だったが、アインの裏切りやセラを失った悲しみから自分の殻に閉じ篭り、更にアインとの再会後は復讐に駆られて独断専行が目立つようになる。
また、アインに付き従い自分の前に立ちはだかるセレインを撃つ事が出来ずに更に苦悩することになるが、ミアンや仲間達の支えもあって立ち直り、セレインを助け出す覚悟を決める。
最終ステージではセラかミアンのどちらかを失う二者択一という辛い選択を強いられるが、ある条件を満たすと両者共生存するハッピーエンドを迎える事が出来る。

ちなみに前述の通り彼は純粋なオールドタイプだが、最終的には強化人間すら耐えられないとされるシスクードの全開機動(オフェンスモード2)さえも使いこなすようになるなど、常人離れした凄まじい身体能力を持っている。

セレイン・イクスペリ

本作のヒロイン。
エルメスの試験運用のためにブラード戦隊にフラナガン機関からの出向で配属されたニュータイプ。
愛称は「セラ」。「セレイン・イクスペリ」は研究所員が名付けたものであり、本名ではない。
幼い頃から研究所で育ったため、思った事をストレートに発言してしまう癖がある。
自分を認めてくれたシグと惹かれ合い恋仲となるが、自身の出生によるア・バオア・クーから撤退しアクシズへ向かう途中でアイン・レヴィの裏切りに遭い、連邦軍との戦闘の中でアインからシグを庇って撃墜された。

この時に死亡したと思われていたが実際は生存しており、アインに洗脳されて彼につき従う形でシグの前に現れる。

GジェネレーンションDSの「ライバルルート」では本編で死んだはずが「セレイン・イクスペリ」の名義(「DS」本編では味方の際は一貫して「セラ」名義である)で登場する。
シグとアインについても含めた全ての記憶を失っているというが、そんな状況でも前向きな態度を崩さない。
戦場で彼女と遭遇したシグは動揺した上に殺そうとしてくるが、果たして・・・
こちらも選択次第で生死が分岐し、生存時はシグと和解する他、選択によってはなんとターンXの新しい主となる。

アイン・レヴィ

本作のライバル。
セレインと共にブラード戦隊に配属されたニュータイプで、セレインと同じくフラナガン機関で育成されていた。
当初はオールドタイプであるシグに反抗的だったが、幾多の戦闘を経て友人となった。
しかし、密かに想いを寄せていたセレインがシグを選んだことによる嫉妬、「DS」ではそれに加えてセラの出生に関わる真実からセラに失望し、、ア・バオア・クーから撤退途中のブラード戦隊の位置を連邦軍に密告。そのまま連邦軍に寝返った。

のちに「プロジェクト・セイレーネ」を手土産に取り入ってティターンズに所属。死亡したと思われていたセレインを回収し、洗脳した上で自分の元に侍らせている。
また、プロジェクト・セイレーネの機体であるニュータイプ専用機「デスパーダ」を自身の乗機としている。
サイド7でシグに再会して以来幾度となく激突し、当初は「システム・ファブニール」によって得たセレインの高いニュータイプ能力や、シスクードがオールドタイプ向けにリミッターが掛かっていた事もあって圧倒していたものの、迷いを振り切ったシグがリミッターを解除(オフェンスモード)してからは次第に技量の差などで押されるようになり、遂に敗退。
恨み言を吐きながらシグを道連れにしようとシステム・セイレーネを暴走させながら死亡した。

ミアン・ファーレン

本作のもう一人のヒロイン。
ブラード戦隊艦長のブラード・ファーレンの娘で、一年戦争時は年端もいかない子供だったが、当時から戦隊の仲間とは面識があった。


のちにエゥーゴのMSパイロットとなり、シグと再会した。
一年戦争の頃からシグに想いを寄せており、心を閉ざしたシグに辛く当られながらも献身的に接し、その一途さは彼が過去を振り切る一端となった。
本作では彼女かセレインの二者択一でルートが分岐し、セレインを選んだ場合は決死の特攻を仕掛けて戦死する。
「DS」では彼女の生存ルートがデフォルトだが、スペシャルゲームでは一定条件を満たせば両者共生存するルートに進め、戻ってきたセレインを友人として、また恋敵として受け入れることになる。

ブラード・ファーレン

ブラード戦隊の艦長を務める人物で、ミアンの父。妻はゼナ・ザビの侍女を務めている。
エルメスの試験運用のためセレインらニュータイプ配属が決まった際、シグを中尉に昇進させ彼らの部隊指揮を任せた。
後にシャアの指揮下でア・バオア・クーを戦い抜くが、撤退してアクシズに向かう道中で連邦艦隊の待ち伏せに遭い、クルーらを逃がすため囮となって戦死した。

プロジェクト・セイレーネ

ニュータイプ研究所の一つであるライプチヒ研で提案された計画。
ニュータイプ用の巨大ユニットを用いてサイコウェーブを増幅して兵士を洗脳して理性を失わせ、死ぬまで戦わせるというもの。

セレイン・イクスペリはこの計画の為に調整された強化人間(「DS」での設定)であり、「モノアイガンダム」のシスクードとデスパーダはこの巨大ユニットを護衛する為の機体であった。

コンセプトはおおむね「機動戦士Vガンダム」に登場した「エンジェル・ハイロゥ」と同一である。

システム・ファブニール

プロジェクトの一環で開発されたシステム。
一種の双方向通信システムで、サイコミュを応用し、本来は一方が受けた情報を他が瞬時に受信することで護衛機の管制を効率的に行うという目的で実装されていた。
アインはこれを応用し、セレインの強大なニュータイプ能力を自分のもののように使用していた。
システム自体が未完成のために送信元であるセレインに多大な負担をかけてしまうが、アインはそれを意に介さず使用していた。

「システム・ファブニール」の名は邪竜ファブニールの血を浴びて不死身になった英雄ジークフリードの神話に由来する。シグの本名(ジークフリート・ウェドナー)に対する皮肉を込めた命名だったが、後に彼自身が伝説通りシグによって討たれる最期を遂げることになる。

機体

LRX-077 シスクード

ティターンズが開発した護衛用試作MS。
「プロジェクト・セイレーネ」の中心となるMA「テラ・スオーノ」の護衛機として開発された機体で、デスパーダは兄弟機に当たる。
デザインはガンダムタイプだが、他のティターンズ製モビルスーツと同じくモノアイを採用しており、クワトロの何気ない一言から「モノアイガンダム」の俗称で呼ばれた。

コスト度外視で機動性を追及した設計がされており、巡航形態への簡易変形も可能である他、2段階のリミッターが設けられている。
リミッター解除した状態は「オフェンスモード」と呼ばれ、フル稼働状態である「オフェンスモード2」はニュータイプの反応速度さえ超越する圧倒的な機動性を発揮するが、その際に発生する絶大な負荷は身体体力を向上させた強化人間ですら対応できない程のものであり、実際に開発したライプチヒ研にさえ本機を完全に乗りこなせるパイロットは居なかったとされる。

武装はIフィールドバリア発生器、ロングレンジ・ビームライフル、高出力メガ粒子砲であるメガ・カノンを搭載したIフィールド・ランチャーとビームサーベルを持ち、攻防両面に対して高い性能を誇っている。

ガンダムMk-II奪取作戦でシグがサイド7潜入時に発見し、強奪。
黒基調のティターンズカラーから白基調のエゥーゴカラーに塗り替えられ、以後シグの乗機として、アイン・レヴィのデスパーダとたびたび激突することになる
当初はNT専用機である上に「システム・ファブニール」を起動したデスパーダには歯が立たなかったが、迷いを振り切ったシグがオフェンスモードを解放した後は力量の差もあり、ファブニールを起動したデスパーダを圧倒する性能を発揮した。

余談だが、「DS」では謎の第3軍がティターンズカラーの本機を複数機使用してくる他、シナリオ終了後のフリー索敵モードで実際に捕獲できる。
夢の3機編成も可能だが、勿論オフェンスモードは使用できない。

LRX-088 デスパーダ

ティターンズの護衛用試作MS。
シスクードと同時期に開発された兄弟機で、こちらはニュータイプ専用機として開発されている。
武装はオールレンジ攻撃が可能なサイコミュ誘導式スタンロッド「サイロッド」(いわゆる「海ヘビ」)の他、ミサイルランチャーやビームキャノンを備える。
また、アイン専用のシステムとして「システム・ファブニール」が搭載されている。

当初はニュータイプ専用機であることや「システム・ファブニール」の恩恵もあって幾度となくシスクードを追い詰めるも、オフェンスモードを発動されて以降は技量差もあって次第に圧倒され、最終的にはオフェンスモード2を発動したシスクードによって撃墜された。
こちらも「DS」ではフリー索敵モードで捕獲可能だが、同じく「システム・ファブニール」は搭載していない。

LRX-066 テラ・スオーノ

「プロジェクト・セイレーネ」における中心となるサイコウェーブユニット(MA)。
広域マインドコントロール装置システム・セイレーネの制御を担当する機体で、本体は100mを超す超巨大なMAだが、緊急時にはパイロット搭乗部分が高機動型MSユニットとして緊急離脱することができる。
武装はメガ粒子砲、ハイパー・メガ粒子砲(MSユニットには内蔵ビーム兵器のハンド・ランチャーとビームサーベル)の他、ビットの後継種であるストライカー・ビットも搭載されている。これはファンネルと異なりジェネレーターが内蔵されているため、稼動時間や威力はファンネルの比ではない。

セレイン・イクスペリが搭乗したが、システム自体はまだ不安定であり、死の間際にアインが暴走させた挙句、シスクードによって撃墜されている。
「DS」ではセレインの救出に成功した場合、自軍のユニットとしてMS部分が参戦する。
MAの時ほどの凄まじい火力は無いがニュータイプ専用機らしい高性能なユニットで、セレインの使い勝手の良さも合わせて活躍してくれることだろう。

最終ステージの分岐

最終ステージは味方がシグとミアン、敵がアインとセラのみとなる。アインはシスクードの「オフェンスモード2」で一撃、セラは戦闘開始とともにイベント発生のためこのステージ全体がEDみたいなものである。

シグとミアンがスタックを組んでセラに攻撃するとセラが死亡、スタックを組まずに攻撃するとミアンが死亡する。この2つが通常の分岐で、EDでは生き残った方とともにこの宙域の残骸(ミアン死亡なら百式、セラ死亡ならテラ・スオーノ)に花を捧げる。

ここで、前ステージまでにアムロなど各作品の主人公級キャラのレベルを一定まで上げておくと、彼らがセラの救出のために駆けつけるというイベントが発生する。この場合はヒロインがふたりとも生存し、EDではアインを想ってデスパーダの残骸に花を捧げることになる。

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関連項目

  • SDガンダム GGENERATION
  • SDガンダム GGENERATION DS

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