TS衛生兵さんの戦場日記 単語

ティーエスエイセイヘイサンノセンジョウニッキ

8.7千文字の記事
これはリビジョン 3369972 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

TS衛生兵さんの戦場日記』とは、まさきたまによるライトノベル作品である。

概要

 Web版はハーメルンと小説家になろうにおいて『TS衛生兵さんの成り上がり』というタイトルで連載中。ファンアートがハーメルン版には掲載されている。

 作者のまさきたま(旧名:サンキューカッス)が過去の作品はTS作品も多く、TS的なお約束を踏襲しておりシリアスながらコメディに傾向に振っている作品も多かったが、当該小説ではお約束やコメディ要素は抑制的となっている。

 2023年7月にファミ通文庫(エンターブレイン/KADOKAWA)より商業書籍化された。文庫といっても新書サイズの四六判である。書籍版に際してタイトルを『TS衛生兵さんの戦場日記』に改題の上加筆されている。書籍版のイラストはクレタが担当。

公式サイト開設時に、同じKADOKAWAから刊行している幼女戦記の作者のカルロ・ゼンからの推薦文が掲載され、一部文が帯にも使用されている。

書籍版は2024年12月現在、既刊4巻。2023年11月発表のライトノベル賞レースのこのライトノベルがすごい!2024の単行本ノベルス部門で24位にランクイン、2024年の11月発行の『このライトノベルがすごい!2025』において22位を獲得した。

2024年2月25日に発表されたキミラノ主催の各社横断型かつ新作向けのライトノベル賞レースである、次にくるライトノベル大賞2023においては単行本部門で大賞かつ、1位を獲得した。10代〜40代と男性に幅広く支持されているようである。大賞記念に発表会において孤児院を離れる際のエピソードを描いたオリジナル朗読劇が制作された。(トウリ役:長谷川育美、アイザック役:井上麻里奈、男役:石谷春貴)

書籍化と同時にコミカライズも発表され、Webコミックレーベル『電撃コミックレグルス』(KADOKAWA)のレーベルにおいてニコニコ漫画やComicWalkerにおいて2023年8月25日から連載開始した。作者は耳式。2025年5月現在既刊3巻。

あらすじ

 FPS廃人で世界大会にも出演経験もあったが亡くなってしまい、魔法があるファンタジーの世界の女の子トウリに転生した。

 両親は戦争で亡くなり孤児院で育てられる。徴兵年齢の15歳になった際、回復魔法の適性があることがわかり、志願することでお世話になった孤児院へ資金援助があるということでオースティン軍に志願する。

 オースティン軍は隣国サバト連邦との戦争を十年間続けており、トウリは適性の通り衛生兵に配属されるが、通常前線には出陣しないにも関わらず回復魔法の訓練も無しに、最前線の塹壕の、泥や血、銃や弾丸に塗れるガーバック小隊に配属されてしまう。

 隊長のガーバックはエースと呼ばれ戦果も著しい英傑な一方、軍規に厳しい上に報告を怠る一方折檻も辞さない、部下の犠牲を問わず突撃する等苛烈な一面を持っておりトウリもその洗礼を受ける。

20年後の1938年、戦争が終わって暫くした後、オースティン帝国の国境沿いの戦場跡地で休暇を利用して戦死者の遺骨や遺品探しのボランティアをしていた男は戦場日記を発見する。まずは持ち帰り読み進めるが…。

登場人物

ガーバック小隊

トウリ・ノエル
 西部戦線の最前線部隊であるガーバック小隊に二等衛生兵として配属された新人衛生兵。15歳。両親は戦争の砲撃で死亡し、ノエルにある孤児院に引き取られた。治癒魔法を使える適性を見出され、孤児院へ援助金が出ることと自身が死亡した際の死亡弔慰金で孤児院に恩返しをするために軍に志願する。戦場てのストレスにより無表情になることが多くなっている。特技は腹話術で、合唱ができるほど。容姿は小柄。入隊後半年近くになる9月には一等衛生兵に昇進している。
 前世は男性で世界大会にも出たことがあるプロFPSゲームプレイヤーだった。
 マシュデュール到着後は命令により、唯一の残存衛生兵であることから、医療本部の軍側の責任者となる。その後提案し前線に医療本部を設置し治療に当たるにがマシュデュールは陥落する。レンヴェルとともに最後までマシュデュールに残るが落伍してしまう。合流するためにゲリラ活動などFPS知識を活用しつつ生き残るが、ガーバック小隊に救出され首都ウィンへの撤退に成功する。
 ウィン撤退後は衛生兵長に昇任し、レンヴェル隊に付属するトウリ衛生小隊として徴兵され編成された衛生兵と看護兵を錬成させることになる。
ガーバック
 ガーバック小隊の隊長で階級は軍曹。エースと呼ばれるほどの英雄。銃弾を持っている軍刀で切れる。軍規にも厳しい上に自身が生き残る事が帝国にとって有益と判断しているためケガで落伍する兵は見捨てたり、ミスや未報告など軽微なミスに対しても重傷になるほど折檻を行う。トウリが『守』の魔法を使う事ができると知り、自分も『守』の魔法を使う事ができることからトウリにスパルタで実践的な『守』の魔法を教え込む。
 マシュデュール撤退後もマシュデュールの防衛の最前線で活躍しており、マシュデュールを撤退する際には殿を務める。サバト軍が進軍止めないため首都目前の砦に時間稼ぎの死兵として指揮を取る。
サルサ
 トウリと同時期に補充配属された新人兵。大怪我を負い戦場で倒れたがトウリに治療され生き残る事ができた。トウリに対して恩義を感じている。
アレン
 ガーバック小隊の偵察隊長を務めるベテラン偵察兵。元防衛隊員で、塹壕の中で常に待機する防衛隊員より、突撃部隊にする今のほうがよほど良いとトウリに話す。ウィン撤退後の再編成で軍曹に昇任しアレン小隊を率いる事になる。
レンドル
ガーバック小隊の偵察兵、4月8日攻勢で死亡する。
マリュー
小隊内の分隊長を務めるベテラン歩兵。階級は上等歩兵。
グレー
ちゃらい先輩だが、後輩を見守る頼れる先輩としての一面を持つ。階級は一等歩兵。
ロドリー・ロウ
 補充兵として他部隊から異動してきた若年兵。転属してきた直後周囲と仲良くしない態度を取り殺人狂のような態度を取る。ウィン撤退後には再編成の後に上等歩兵となりアレン小隊の分隊長となった。
ヴェルディ
 階級は伍長。士官学校卒のエリートで補充としてナリドメやロドリーと同時に配属される。兵科は偵察兵。階級はガーバックに次いで高いが分隊の指揮は先任であるマリューに委任している。実はレンヴェル少佐の甥でもあり、ゲールからの抗議を受けて付けられたお目付け役でもある。ウィンての再編成後はマシュデュール防衛戦などの功で少尉に承認しヴェルディ中隊を率いる事になる。
ナリドメ
階級は二等歩兵。ロドリーとともに配属された補充兵。小隊の軍規を乱す行動に出る。
ゾイド
階級は二等歩兵。9月に補充された補充兵。トウリに対しても丁寧に応対する。
ケルビン
階級は二等歩兵。ゾイドと同時に配属された補充兵。トウリにナメた対応を取る。

オースティン軍関係者

ゲール
西部戦線の野戦病院(中央医療本部)の女性衛生部長。階級は衛生少尉。トウリについて気にかける。弟がガーバック隊に所属してガーバックの突撃で死亡したことでガーバックに恨みを持っている。トウリにも懇切丁寧に衛生兵の技術や治癒魔法の他に守護魔法を教える。
レンヴェル
西部戦線に配属されたオースティン帝国軍少佐の1人で西部戦線百キロのうちの、北部から中央部の戦線数十キロを受け持つガーバック軍曹の直属の上官。斧を振るう十年前の東西戦争開戦の前から活躍していた老兵。ガーバック曰く自分が指揮下にいた際のレンヴェルの若い頃に理不尽な暴力を振るわれていたため、反面教師にしたという。
 マシュデュールまで撤退した後は中央部の現地指揮官として講和するまでの遅滞戦の指揮を取る。マシュデュール撤退時には最後まで指揮を取ったが、トウリを放置して撤退するハメになる。
娘は魔導兵のアリア少尉、甥はヴェルディ伍長と軍人一家だが、身内優遇の姿勢がある。
アリア
レンヴェル少佐の娘で魔導中隊の中隊長の少尉。士官学校出身で次席のエリート。看護兵志望だったが、希少な魔導兵の適性を見出され魔導兵になった。トウリが到着するまで、マシュデュールの臨時医療本部の責任者を務めていたが トウリが到着後は補助に回る。普段は統率のため当たりをキツくしているというが、トウリに対しては柔く応対している。マシュデュール戦でボーイフレンドの部下を失う事になる。
ケイル
マシュデュールで医療本部に参加した若手癒者。指導医から教えを受けた経験があるため医者であると見られる。トウリと看護師ともに前線医療本部に赴く。元はフットボールの選手であったという。オースティン軍が首都ウィンで緊急徴兵した際に志願し一等衛生兵として編入している。
アンリ大佐
南部戦線の指揮官。シルフ攻勢の後にベルンに謝罪し、策を求める。
ベルン・ヴァロウ
オースティン軍の南部戦線の参謀将校。シルフ攻勢の前にシルフ攻勢と同様の作戦計画を提出していたが却下され、事務作業を宛行われ冷遇されていた。シルフ攻勢の後にそれを覆す作戦計画の提出を求められ提出し、サバト軍を壊滅状態に追い込み、オースティン中央部を脅かしているサバト軍への補給路を攻撃し撤退に追い込んだ。
ゴムージ
トウリがマシュデュールで出会ったオースティン軍の落伍兵。実はあまりの暴力に耐えかねて、ガーバック小隊から落伍したという。マシュデュールの衛兵をしていた所、問答無用で徴兵されたらしく国家に対しても不満を持っている。自分や家族が生き残るためにはどのような手段も取る主義だが、命を救ってくれたトウリに感謝している。妻はクーシャといい美人であっけらかんとした性格で外国出身。セドルの父親である。
アルノマ
隣国フラメール出身の俳優でオースティン帝国の首都ウィンの劇場で勇者と魔王の物語の勇者の役を務めていた。鑑賞していたトウリに挨拶したが、トウリが衛生兵ということを知りオースティン国軍に志願する。衛生兵としての適性があったようでトウリ衛生小隊に所属することになる。三十代。
エルマ
首都ウィン撤退後の緊急徴兵と再編成により看護兵でトウリ衛生小隊では看護長を務める。ケイルとは元恋人同士であったが、ケイルが過去しでかした事を激しく嫌っている。
ラキャ
2等衛生兵。ウィンで緊急徴兵された際に徴兵された衛生兵の少女。ローヴェともう一人とは学友だった。当初は衛生兵の過酷な業務に戸惑うが、徐々に熟れて逞しくなっていく。マシュデュール周辺の土地勘があったが、サバト軍が起こした蛮行にショックを受ける
オーディ
トウリ衛生小隊の看護兵。西方に進軍していた際にサバト連邦軍から奇襲を受けた際に腰を抜かしてしまう。
ローヴェ
二等歩兵。首都ウィンで緊急徴兵されたが軍隊生活に耐えきれずラキャともう一人で脱走計画を建てる。ラキャの幼馴染。その後准尉殺害事件で嫌疑を掛けられる。1938年編にも登場し、隣国サバトとの国境の街のパッシェンにレストランを構えている。
レイターリュ衛生少尉
愛称はレイリィ。南軍の衛生部長に就任していた。元はゲールの直属の部下でプライベートても真面目な堅物人間だったが、恋人が出来たものの戦死してしまいところ立ち直れなくなる。ゲールから慰安所へ行くのを勧められた後に変貌して男性への性のハンターになってしまったらしい。それでも職務には忠実で面倒見はいいのは変わらない。
ファリス
准尉で兵種は偵察兵。西方進軍の際にサバト軍からの奇襲の際に包囲網から脱出の偵察と敵兵位置を正確に把握した。ただしスパイ摘発のためにアルノマを折檻したり、配下のローヴェ達の心情を逆なでする言動を取る。
ザークファ
曹長でエース。兵種は装甲兵。【盾】の魔法で相手の攻撃を防ぐ第一人者でトウリは盾の魔法の習熟のためザークファの部隊の訓練に参加する。トウリを高く評価し、訓練終了後の別れの際に訓練銃を供与した。
ドルーマン
レンヴェル指揮下の中央軍の衛生部再建時に加入した衛生曹。トウリの上官にあたる。退役後6年経過し次官学校の教官を務めていた老人兵。現在は回復魔力は殆どないが経験豊富で衛生兵の銃禁止以前は銃撃任務にもついていたという。レイターリュの元上司でもある。

オースティン帝国関係者

クマさん
本名はタクマだがクマさんの呼ばれているマシュデュールの医学の第一人者。医学博士の称号を持っている。マシュデュール戦の際は臨時医療本部で治療にあたった。
アイザック・フェン
オースティン帝国のノエルにあるノエル孤児院の院長。トウリに手帳を贈り、言葉を贈っている。当時孤児院の子供だった修道女の話では亡くなっているという。
バーニー・ノエル
トウリと同じ孤児院で育った幼馴染みの男子でトウリと同時期に軍に志願入隊した。しかし配属された初日の4月1日の攻勢で死亡してしまう。家族同然だったため対面が叶ったもののトウリは大いに嘆いた。
ノエル孤児院の修道女
孤児院の責任者。セドルが世界大戦の後に戦場日記を元にノエル孤児院を訪ねた際に出会った女性。サバト軍に孤児院が襲撃された際の唯一の生き残り。ノエルのことをノエル姉と呼ぶことから後輩であったようでノエルが優しかったこと、生き残る知恵を教えてくれたことをセドルに打ち明ける。
セドル・ウェーバー
書籍版の語り部。世界大戦の20年後、休暇でオースティン帝国の国境付近で戦場で遺品、遺骨探しの旅行に出て戦場跡で掘り返していたところ戦場日記を発見する。思わず読み耽るがホテルで居合わせオースティン人に諌められて役所に届け出る。日記を読むうちに倒れてしまい、休暇を延長してもらう。ノエル孤児院やマシュデュールの各所に足を運ぶ。日記を読み進めるうちに幼少期にいた自身の父親や母親の人となりを知ることになる。実は首都ウィンの出版社『ウィン・マンスリーハート』にある月刊総合雑誌の政治部の記者見習いであり、休暇明けは上司にどやされながら取材に赴く事になる。
フォッグマンjr.
1938年夏当時の首相。スキャンダルがあると見込まれ、セドルが取材に駆り出された。
イリス
1938年夏編に登場した少女。政府の暗殺部隊と名乗り、セドルに機密を話した聞いたローヴェなど面々の粛清に及びセドルにも銃を突きつける。トウリ・ノエルとヴェルン・ヴァロウを激しく憎み、セドルが持っていたトウリの日記に執着する。
アニータ
セドルの養母で西部の開拓村で診療所を経営している。ゴムージ夫妻とは親友だったらしい。

サバト連邦関係者

雷槍鬼(カミキリ)
 サバト連邦軍のエースの1人。金髪が特徴。小槍と雷魔法を用いてオースティン軍陣地に攻め掛かるが、ガーバックに撃退される。
アレックス・エーフェルト
 サバト連邦軍の前線司令官。4月攻勢までの司令官だったが政府の現場を理解しない攻勢命令に拒否し続け数ヶ月後に更迭される。戦略方針は戦力差を元に時間を掛けての徐々に圧迫していく方針だった。
ブルスタフ・ノーヴァ
 アレックスの後任のサバト連邦軍の前線司令官。兵からの信頼も熱い将軍。任命の際、政府から オースティン帝国へ半年以内の勝利という無理難題を求められる。追い詰められたブルスタフは優秀だった娘の作戦の案を使えると判断し、手直しして採用する。その後軍の方針となりシルフ攻勢と呼ばれた攻勢を実行する。
シルフ・ノーヴァ
 サバト連邦の若き女性参謀将校。士官学校を首席で卒業した、ブルスタフの娘。全戦線一斉浸透作戦を考案するが却下される。しかし追い詰められたブルスタフが娘の案を読み採用したためシルフも前線に派遣される。
ニヴェル
オースティン南軍と相対するサバト軍指揮官。シルフ攻勢を行わなかったエーヴェムに代わり任官した好戦的な指揮官。シルフ攻勢の成功を見て自軍も同様の戦法を取り、オースティン軍南軍を攻撃する。
レミ
ベルンが保護したふんわりとした雰囲気の 女性捕虜。ベルンによりトウリと戦争について談義する。トウリは知らなかったがサバト連邦の反体制派の強硬派<のりーだーであった。

用語集

オースティン帝国
 内陸国で貴族がおり君主が頂く国家。首都はウィン。政治体制は不明だが民主主義ではなく貴族が政府の主な役職を務めている。連邦とは十年戦争しており西部戦線と南部戦線ともに現在押し込まれている。将官は貴族が任命されているが、実務は平民出身である佐官に委任されているらしい。
ノエル
オースティン北西部にある村で、トウリの出身地。蒲公英(タンポポ)の葉が特産。近くの都市はマシュデール城塞都市。
パッシェン
オースティン北東部にある町で、サバトとの比較的国境近くにある観光都市。戦時中は通信拠点や訓練地が設置されていた。。
東西戦争
オースティン帝国とサバト連邦の10年以上続く戦争。西部戦線と南部戦線で戦域が別れている。また西部戦線内でも北部軍、中央軍、南部軍と戦闘序列が分かれている
サバト連邦
 オースティンの西部にある敵国。寒冷な国であるらしい。人口が多くオースティン帝国へ侵略して有利になっているが長期に渡る戦いで国民が戦争と政府に対して不満を持っているという。
エース
 特異な戦果を持つ小隊指揮官や突撃兵のことを指す。エースほどになれば銃への対処の答えを持っているらしい。
魔導兵
 魔法を用いて砲兵のように砲撃して活躍する兵種。衛生兵と同じく人口に対して発現する割合が小さいらしく貴重らしい。高価な魔石を大量に消費するので金食い虫でもあるが強力である。
衛生兵
 人口の1万分の一桁あたりで発現する貴重な治癒魔法使いが軍隊に任官される際に配属される兵種。西部戦線全体で数十人しかいない貴重な人材で武装することは禁じられている。なお治癒魔法の回数は個人差もあるが平均的に1日5回程度しか使えない。そのため秘薬と呼ばれる回復薬(魔力ポーション)を使い必死で治癒に励んでいる。治癒魔法を発現する人物は心優しい人が多いらしい。軍に協力する巷の医師も治療魔法を使用出来る。
秘薬
 魔力ポーション。成分は不明だが(トウリはあえて聞かなかった)服用し過ぎると身体に害があるらしい。トウリは前世で服用したらアウトな成分が含まれていると確信しているが結果、魔力が即効で回復する。副作用として中毒性がありハイテンションになり眠気が飛びいわゆるキマった状態になるらしい。使用は身体的影響を加味し、規則により1日1本に限定されているが、慢性的な人材不足の衛生兵が決まりを破り負傷兵が多く出た修羅場の際に兵を救うため秘薬を多用し服用している。
装甲兵
『盾の魔法』を使用し相手の攻撃から防ぐことができる兵種。発現する人は比較的多いらしいが死亡率は高い。
フラメール
オースティン国の西部の国。オースティンとの関係は悪く無かったがオースティンが敗北寸前になったことから火事場泥棒的に奇襲参戦する。その際に和平に訪れたオースティン首相を射殺している。騎士の国といわれていたが…。

関連静画

書籍版・Web版対照

なお、書籍版では加筆改稿されておりぴったり当てはまらない場合もある。

書籍版
巻数
Web版話数 書籍版
書き下ろしエピソード
漫画版 備考
1巻 第一章『西部戦線』1話〜21話
第二章『マシュデュール撤退戦』22話~23話
1938年夏1〜5 1話〜連載中(15話&既刊3巻)
2巻 第ニ章『マシュデュール撤退戦』24話〜39話
第三章『冬季行軍』40話
1938年夏6〜10
3巻 第三章『冬季行軍』41話〜60話 1938年夏15〜20
4巻 第四章『北部決戦』61話〜79話
書籍版では『パッシェン1〜3』
『北部決戦1〜3』
 『1920年4月追憶』
にタイトル変更
1938年夏21〜27
5巻? 第四章『北部決戦』80話〜?
第六章『ヨゼグラード攻略戦』
第七章『フラメール国境攻防戦』
間章
第八章『アルガリアの奇跡』
間章
第九章『エンゲイ防衛線』
間章
第十章『史上最悪の愚将』
間章
EX章『ドクポリ解放戦線』(連載中)
2025年5月5日現在、Web版は本編完結(番外編は連載継続)。他番外編7話がある。
書籍版店舗特典小冊子・ショートストーリー
巻数 店舗別 サブタイトル 備考
1巻 メロンブックス ロドリーの宴会大作戦
ゲーマーズ 現代パロディ、あるいはトウリ・ノエルの夢
2巻 メロンブックス 軍人少女と若手癒者 有償特典
トウリ先輩は着替えたい
ゲーマーズ 修道女から見たヒーロー 有償特典
偽乳衛生兵
BOOK☆WALKER ガーバックのグルメ
漫画1巻 メロンブックス サルサの戦場 店舗有償特典
巻末特典SS 母親想いの新兵
3巻 メロンブックス 恋愛音痴な青年癒者(ヒーラー) 有償特典
女傑大尉は衛生兵少女に過去を見る
ゲーマーズ デート前日譚 妹のような少女 有償特典
トウリの密かなお洒落
漫画2巻 メロンブックス 塹壕兵士の娯楽 有償特典小冊子
4巻 メロンブックス レイリィさんは救いたい 有償特典
イリスの整理整頓
ゲーマーズ トウリのはっちゃけ訓練大作戦 有償特典
賭博黙示録ケイル
漫画3巻 メロンブックス 新兵グレーの初体験 有償特典小冊子

関連リンク

関連項目

  • 小説家になろう
  • ハーメルン
  • ネット小説/Web小説
  • ファミ通文庫
  • KADOKAWA
  • エンターブレイン
  • 電撃コミックレグルス
  • TS
  • TSF
  • TS転生
  • FPS
  • プロゲーマー
  • 異世界転生
  • 塹壕
  • 衛生兵

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
浅倉大介[単語]

提供: ヨハン

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/14(日) 14:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/14(日) 14:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP