曖昧さ回避
- 昆虫の一種『カブトムシ』のこと。
クワガタのライバル。昆虫採集の定番。飼育する人も多い。Wikipediaによると夏の季語。 - aiko『カブトムシ』のこと。1999年発売のシングル。強がりな女性の恋心を「あたしはかぶとむし」という奇抜な歌詞で歌ったことで有名。Wikipediaの記事はこちら
- かぶとむしPのこと
- HTBのバラエティ番組『水曜どうでしょう』チーフディレクター兼ナレーション藤村忠寿のこと。名付け親は俳優・タレントの大泉洋。
本項では1.について、特に日本産カブトムシを中心に解説する。
概要
コガネムシ科の甲虫で子供たちの人気者。
学名はTrypoxylus dichotomus。
同じ「黒光りする虫」でも民家に乱入するあの平べったくて触角が長くてカサカサ動いて無駄に生命力だけは高いアイツらとは逆に「昆虫界のスーパースター」の一つである。
スズメバチの針すら受け付けない強固な外骨格(殻)を持ち、怪力を持って角で戦いあうなど、「硬くて強くてデカい」というオトコノコの夢♂に足が生えて歩いているような生き物であり、クワガタムシと並んで、古今東西の子供から絶大な支持を集める永遠の人気者。
カブトムシなどの昆虫をテーマにしたおもちゃはそこらじゅうにある上、創作物でヒーローやメカのモデルとなることも多く、しかもそれをどれだけ繰り返しても、毎度安定して人気を得られる程である。
ニコニコ大百科を見ているような男性だと、子供の頃にカブトムシのおもちゃと全く触れ合わなかったという人は殆どいないのではないだろうか。
名前の由来は勿論硬くて長くてぶっとい♂角が日本の甲冑の甲(カブト)のように見えることからであるのは明らかである。
この角は他の海外産のカブトムシとは違い、先端が四叉に分かれているのが特徴で、相手の足を掬い投げることにとても長けている。
本州以南から沖縄まで文字通り「どこにでも」居る昆虫であり、夏の昆虫採集の定番。雑木林に行けばすぐ見つかる。
活動場所は主に広葉樹の垂直面(つまり幹)である。幹から湧き出した樹液を主食としている。
オスは樹液や或いはメスを奪い合って戦うことがある。
戦いの際は「カブトムシ」の名の由来でもある長い角を使って相手を持ち上げ、投げ飛ばす。良く知られている通り怪力の持ち主で、種類によって違うものの、自分の体重の数十倍のものを曳いたり持ち上げたりする。
但し飽くまで「投げ飛ばす」だけであり、その後から追い打ちをかけるようなことは殆どしない。結構紳士的な生き物である。
ちなみに、あまり知られていないが、一応鳴く。おなかの筋肉を収縮させて音を出す。セミと違って全然響かないため、近くに寄らないと聞こえないが、「ギュッ、ギュッ」とか「ピュー、ピュー」と表される。身の危険を感じたときか、発情しているときに鳴く。
幼虫は広く知られているとおり、地中で生活する白色の芋虫型の典型的な「地虫」タイプ。
あんな真っ白でフニャフニャの身体のくせに、様々な微生物が跋扈している腐葉土の中でも涼しい顔をしていられるほどの強力な免疫力を持っていることから、製薬メーカー等ではその免疫力を製品に応用すべく様々な研究を行なっているらしい(Chakuwikiより)。
ちなみに、腐葉土でない場所でも、普通に土をほじくれば似たような虫が見つかるが、それは多分コガネムシの幼虫である。
天敵は少ないように見えて結構多い。
幼虫の状態では、まさに紙としか言いようのない防御力であるため、アリやモグラ、蛇などに捕食される。蛹の状態では、ミミズが体を食い破って中を食べてしまうらしい。
無事成虫になれれば天敵の数はぐんと減るが、それでもタヌキや鳥類にとっては餌である。特にカラスはカブトムシを好んで捕食する。カブトムシが採れる雑木林で、カブトムシの頭や羽だけがところどころに落ちているのはこれが理由である。
食す人はあまりいない。食べているように見えたらそれはココナッツのスジかなにかである。…とあるが実際に食べて事務所を解雇されたアイドルがいる。[1]
ニコニコ大百科に記事のあるカブトムシ
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関連項目
脚注
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