アリオス・マクレインとは、英雄伝説 零の軌跡および碧の軌跡の登場人物である。CV:森川智之。
概要
クロスベルのAランク遊撃士であり、八葉一刀流の二の型《疾風》免許皆伝。『風の剣聖』と名高い人物でシズクという娘を持つ。
カシウス・ブライトの弟弟子にあたり、彼が王国軍に復帰してからは遊撃士協会本部からはSランク遊撃士に何度も打診されているがその都度、固辞している。
しかし、実績は昇格するのに十分なほどで、レミフェリア公国の大事件を解決し、国主のアルバート大公から勲章を授与されている。大公とは個人的にも親交がある。
(アリオス曰くレミフェリア公国の大事件は「黒幕を取り逃がした」ため本当は勲章を辞退したかったらしい)
また、ある「事件」でケビンに助力しており、そのときケビン・グラハムとも知り合った。
一か月に100件以上の仕事をこなしており、実力、仕事量ともに他の追随を許さない。
剣士としての腕前と戦闘能力は凄まじく、レンの見立てではカシウスを超え、レーヴェに匹敵するほどとされている(この解釈はファルコム公式でもある)。
指揮能力も高く、「理」に通じる者と評されている。(「理」に至るとの違いは不明)
碧の軌跡ではパーティーメンバーとして使用することが出来る。もっとも、序章限りだが……
略歴(※ネタバレ注意)
- 零の軌跡
元警察官としてセルゲイ班にてロイドの兄であるガイ・バニングスともに行動していた過去を持つ。3人だけの班にもかかわらず各所に食い込み、成果を上げて行ったため、その存在は「伝説」と呼ばれていた。
さらに、カシウスやジンとともにD∴G教団殲滅作戦に参加し、カルバード共和国西端のアルタイル・ロッジを制圧。ガイとともにティオを救い出した。
しかし、導力運搬車の事故で妻のサヤを亡くし、シズクが失明したことを契機に警察を辞め、遊撃士に転身。セルゲイ班は解散になったが… - 碧の軌跡
前出の、サヤを亡くし、シズクが失明した事故は、帝国と共和国のクロスベルの領有を巡る暗闘の結果として起きたテロ事件だった。しかし、クロスベルの立場では追及できず、事件は当時のクロスベル警察の上層部によって当然のように握りつぶされた。そんな現実とクロスベル警察に失望し、遊撃士に転身したことが明かされている。
その後、同じ境遇で妻子を亡くしたイアン・グリムウッドの誘いを受け、クロイス家が進める「碧き零の計画」に参加した。
しかし、ガイ・バニングスがその計画を嗅ぎつけたことで、ガイに「手を引け」と迫る。結果として二人は戦うことになった。
激闘の中、彼はガイの説得をひとまず受け入れることとするが、ここでガイはイアンに背後から導力銃による射撃を受ける。これこそがガイの死の真相である。 - その後
ガイの死によって罪の意識と自戒の念でどうしようもなくなり(エニグマカバーに刻まれている「戒」の文字は自戒の念の現れでもある)、計画から引き返すこともできなくなった。
キーアを太陽の砦から連れ出したり、計画のために遊撃士としてのスケジュールを誤魔化していた。
クロスベル独立宣言後は遊撃士協会を辞め、クロスベル独立国の国防長官に就任。その指揮能力で帝国、共和国を手玉にとり、計画の要であるキーアを奪還しようとするロイド達を叩きのめす。
ロイド達がガイの死の真相以外全てを知った後では、特務支援課の超えるべき最大の「壁」として、遊撃士でもなく、国防長官としてでもなく一介の剣士として戦った。
「フフーいいだろう。八葉一刀流、二の型奥義皆伝、アリオス・マクレイン.....
一身上の都合により、義に背き、道を外れ、勝手を貫かせてもらう!
来るがいい───特務支援課!」
八葉一刀流 二の型《疾風》
流石は伝説級の人物だけあって1人だけレベルも攻撃力も他のメンバーとは次元が異なり、一周目ならコンビクラフトと同等のダメージを通常攻撃で叩き出す。クラフトも強く、特に疾風は大抵の敵を一瞬で殲滅できる。
ただし、「風の剣聖」の名前に反し、オーブメント固定スロットは風属性ではなく時属性。
クラフト
- 疾風
アリオスの代名詞。地形指定・大円で高威力、さらに50%封技効果がある。これ一つで大体の敵は倒せるほどの性能を誇る。 - 大雪斬
単体攻撃で50%で混乱。ボス格1体だけなら疾風連発よりはこれをしたほうがいい。 - 洸破斬
地形指定直線攻撃で50%で即死。遠距離攻撃の要。 - 軽功
自身のSPD、STR50%上昇。全体的に弱体化したものが多い上昇系の中では優秀だが、CP消費が多い。
Sクラフト
敵としての性能
レベルが高く、普通にストーリーを進めれば味方はレベル80ほどなのにアリオスはレベル110とかなり高い。
ステータスも相応に高く、シグムントと同じく少しだけ本気のアリアンロードに迫るほどのステータスとなっている。
- 裏疾風
射程無限、高威力で完全防御を含む能力上昇系を全て打消し、ダメージを与えてくる。連発されると非常に厳しい戦いになる。 - 風神烈破
全体に30000弱のダメージを与えてくるため、完全防御無しでは間違いなく全滅する。
ただし負けても進めるため、1回目はかならず勝つ必要はない。 - 終の太刀-黒皇-
第2戦で使用するSクラフト。
空の色が黒色になり、再びどこからかでてきた岩から飛び、空中で決めポーズをしてオーラを纏い突撃する。
2戦目では裏疾風の使用頻度は下がるため1戦目より楽だが、Sクラフトは全滅しかけるほどなのは変わらないため、完全防御は必要になる。また、HPがかなり高く(難易度次第では十万を超える)、長期戦になりやすい。
余談
- 「アリオス」という名前の登場人物としては、ファルコム作品では他に「風の伝説ザナドゥ」シリーズのアリオス・アレクトルが知られる。「風の伝説」に対して「風の剣聖」とどこか関連性を匂わせる名前となっているが、アリオス・アレクトルが「Areios」なのに対しアリオス・マクレインは「Arios」とスペルは微妙に異なる。
- 「零の軌跡」「碧の軌跡」には登場しないが、八葉一刀流の使い手は他に「空の軌跡」のアネラスが存在する。面識があるかどうかは不明。
関連動画
関連項目
- 軌跡シリーズ
- 零の軌跡
- 碧の軌跡
- 特務支援課
- 星杯騎士団
- ロイド・バニングス/エリィ・マクダエル/ランディ・オルランド/ティオ・プラトー/ノエル・シーカー/ワジ・ヘミスフィア
- アレックス・ダドリー
- ケビン・グラハム
- ユン・カーファイ
- カシウス・ブライト
- リィン・シュバルツァー
- アラン・リシャール/ユリア・シュバルツ/クローゼ・リンツ
- アネラス・エルフィード
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