エル・メル・マータとは、テイルズオブエクシリア2のメインヒロインである。テイルズ史上最年少ヒロイン(単純な肉体年齢ならもっと若い子がいるが。D2のリアラとか)にして、Rのクレアに続く2人目の「非戦闘メンバーヒロイン」である。CV:伊瀬茉莉也。
概要
年齢8歳、身長は130cm。序盤からルドガーたちに同行するが、8歳という年齢もあって戦闘には参加しない。(ただし戦闘後の掛け合いには台詞を喋れない無口なルドガーの相方として参加する)。年齢から比べると随分物分かりの良い性格だが、反面雷を怖がったり、トマトが苦手だったり、からかわれると思わずムキになったりと年齢相応の幼さも見せる。若干ツンデレ属性持ち
父の「カナンの地を目指せ」という言葉に従い、ルドガー達と共に旅することになる。(戦闘に直接関係しないせいか)作中敵の呪いを浴びたり、データ化されかけたりと酷い目に遭うが、それでもめげる事無く明るく振舞い続け、時には落ち込むルドガーを元気づけることも。
主人公であるルドガーとの関係はまさに「親子」。序盤ルドガーに保護されてからは常に一緒に行動しており、戦闘後の掛け合いやスキットにおいても仲の良い姿を見せる。毎日髪を結ってもらったり、食事を作ってもらったりと日々の生活においてもパパルドガーにあれこれ世話を焼かれている。エル自身もルドガーに良く懐いており、戦闘後の掛け合いやスキットでは日々頑張るルドガーを称賛したり、励ましたりとルドガー(とプレイヤー)にとって癒しの対象となる。エル可愛いよエル
そんなエルだが、シナリオにおいてはまさに「鍵」と呼べる存在であり、その身に隠された秘密によって、ルドガーと共に過酷な運命に翻弄されることとなる。
ネタバレ事項(以下反転)
実はエルの父ヴィクトルは分史世界に生きる「10年後のルドガー」であり、エルは分史世界で生きる「正真正銘のルドガーの娘」と呼べる存在であり、分史世界から正史世界へ物を持ちかえる力を持つ「真のクルスニクの鍵」でもある。物語冒頭でルドガーと一緒に骸殻能力の契約をしたことで彼の代償を代わりに受けており、作中ルドガーが骸殻を使ったことでエル自身の時歪の因子化が進んでしまう。
その後「正史世界の父」であるルドガーの命を守るためビズリーと契約し、彼の目的の為に自身の力を利用されることとなる。カナンの地にてルドガーと再会した時には因子化が取り返しがつかないほど進行しており、ビズリーとクロノスを退けオリジンの前に立ったルドガーは「エルを救って世界を滅ぼすか、世界を救ってエルを見殺しにするか」という究極の選択を迫られることに。
ノーマルEDでは苦悩するルドガーに代わってオリジンに「全ての分史世界の消去」を願い、「また会えるよ」という言葉を残して完全に時歪の因子化し消滅してしまう。
トゥルーEDではルドガー自身が下した「オリジンに分史世界の消去を願い、同時に自分が最後の時歪の因子となって死ぬ事でエルの因子化を解除する」という選択によって死の運命から逃れ、生き残る。ルドガーから時計を託され、最後の「ホントの約束」を交わし、最後まで視線を逸らさず涙ながらに笑顔を見せて彼を見送る姿は多くのプレイヤーの涙を誘った。このED後の映像では心身ともに成長し、ルドガーそっくりの服装をした笑顔のエルの姿を見る事が出来る。
「失った悲しみを、守られた誇りに変えればいい」旅の途中で出会った王様の言葉は、きっとエルの胸の中で生きているはずである。
関連動画
関連項目
- 0
- 0pt