オウケンブルースリ(英:Oken Bruce Lee、香:功夫巨星、2005年2月24日~)とは、日本の競走馬・種牡馬である。
父:ジャングルポケット 母:*シルバージョイ(母の父:Silver Deputy)
主な勝ち鞍
2008年:菊花賞(GI)
2009年:京都大賞典(GII)
概要
競走馬のデビューは早くて2歳の7月からであるが、この馬は体の作りが遅れ、デビューしたのは3歳の2008年4月だった。
そこから勝ち星をあげていき、神戸新聞杯の3着で出走権を得るとその年の菊花賞を制した。このG1制覇はデビューから184日目のことであり、この記録はメジロマックイーンの記録(275日目)を塗り替え、グレード制以降最短の菊花賞勝利馬となった。(※この記録は2014年のトーホウジャッカルに更新されている。)ジャパンカップで5着に入着するが、予定していた有馬記念は疲れが出たので回避した。
2009年は、阪神大賞典から天皇賞・春を目指していたが、怪我で天皇賞春以降の上半期シーズンを回避することとなった。秋の京都大賞典からスタート、このレースを快勝し、天皇賞・秋は4着に敗退する。ジャパンカップでは直線最後方からの猛追で突っ込んでくるが、ウオッカに2cm差で敗れた。
2010年秋~2012年末まで競争を続けたが、たまにGIIで2着にくるくらいで勝利することなく引退した。
もともと脚元が弱い馬で、またジャングルポケット産駒独特の腰痛を持っており、体質的には弱い。
名前の由来は、オウケンという冠名と、ブルース・リーを合わせたもの。しかし名前の規定が9文字までなので「ブルースリ」となり、その中途半端さに嫌がる競馬ファンもいる。
父ジャングルポケットは性格が変な馬で、オウケンブルースリにもそれは遺伝しており、デビュー2戦目におかしなレースを披露している。
種牡馬入りすることはできたが、長距離でしか実績を残していないことと体質が弱いことが嫌われたのか、初年度に23頭、2年目は12頭と少なかった。しかしその2年目の産駒からオウケンムーンが共同通信杯(GIII)を制することになった。ここからの巻き返しはあるだろうか。
2023年1月をもって種牡馬引退。今後はウイニングチケットやスズカフェニックスが繋養されている、うらかわ優駿ヴィレッジAERUで功労馬として余生を送る。
血統表
ジャングルポケット 1998 鹿毛 |
*トニービン 1983 鹿毛 |
*カンパラ | Kalamoun |
State Pension | |||
Severn Bridge | Hornbeam | ||
Priddy Fair | |||
*ダンスチャーマー 1990 黒鹿毛 |
Nureyev | Northern Dancer | |
Special | |||
Skillful Joy | Nodouble | ||
Skillful Miss | |||
*シルバージョイ 1993 栗毛 FNo.13-c |
Silver Deputy 1985 鹿毛 |
Deputy Minister | Vice Regent |
Mint Copy | |||
Silver Valley | Mr. Prospector | ||
Seven Valleys | |||
Joy of Myrtlewood 1984 鹿毛 |
Northern Jove | Northern Dancer | |
Junonia | |||
Myrtlewood Lass | Ribot | ||
Gold Digger | |||
競走馬の4代血統表 |
クロス:Northern Dancer 4×5×4(15.63%)、Gold Digger 5×4(9.38%)
主な産駒
関連動画
関連項目
- 6
- 0pt