バードカフェとは、株式会社外食文化研究所(神奈川県横浜市)の運営するカフェである。
2011年1月、バードカフェの「謹製おせち」を、フラッシュマーケティングサイト「グルーポン」を通じて購入した顧客から、届いた商品の見本写真との大幅な違いや、品質に対し苦情が寄せられた事件はあまりにも有名。
2011年1月6日、横浜市が食品衛生法に基づいて立入り検査に入った模様。また、消費者庁も、外食文化研究所とグルーポンに事情を聴取する予定だ。
また、外食文化研究所の社長も辞任を表明しており、後任には父を充てる模様。今後の動向が注目される。
概要
バードカフェは、横浜店と湘南藤沢南口店がある。現在は、少なくとも横浜店については営業を行なっていない模様。
→だがその後、三度名前を変えた末に平常通り営業を続けている。詳細は後述。
バードカフェ横浜店 | |
所在地 | 〒220-0073 神奈川県横浜市西区岡野1-12-15 富士ビル1F |
アクセス | JR横浜駅 徒歩6分 |
営業時間 | 11:30~23:30 (ラストオーダー:23:00) |
総席数 | 56席 |
飲み放題 | あり |
バードカフェ湘南藤沢南口店 | |
所在地 | 〒251-0024 神奈川県藤沢市鵠沼橘1-17-13 藤沢ツインビル3F |
アクセス | - |
営業時間 | 16:00~01:00 ランチ 11:30~14:00 |
総席数 | 51席 |
飲み放題 | - |
おせち事件
2010年末、グルーポンで、もともと21,000円のおせちが、半額の10,500円で販売され、当初100人限定販売の予定だったが、あまりの人気のためか、500人が購入した。
見本の写真はとても豪華で、10,000円のものとは思えないものだったというネット上の意見が多くあったが、実際に届けられたおせち調理は、内容・品質・素材ともに「おせち」と言えるようなものではなく、一部の人は「腐っていた」とも言う。(ネット上の意見です。)
これについて外食文化研究所は、いわゆるキャパシティオーバーを認め、早期に販売を打ち切るべきところを、そうできずにそのまま生産したため、と説明している。
また配送にも問題があることが分かってきた。
調理済みの食品を送る場合、通常、宅配会社の「クール便」、およびそれに類似する、冷蔵輸送サービスを利用するのが一般的だが、当該おせちは通常便(冷蔵なし)で送られてきたという。
また、遅延問題も発生し、12月31日や1月1日、一部では1月2日になっても届かないということもネット上で数多く報告されている。
現在は、外食文化研究所社長は辞任を表明し、購入者への全額返金と、5,000円分の商品券の進呈を進めている。
外食文化研究所社長の後任には、辞任した社長の父親を充てる方向で調整している模様。
グルーポン側も、外食文化研究所の措置に加えて、数千円相当の品をお詫びにプレゼントするほか、再発防止のために審査を厳しくすると発表した。
問題を受け、横浜市が食品衛生法に基づいて、消費者庁が景品表示法に基づいて、それぞれ立ち入り調査や事情聴取に踏み切った。
懲りないその後
しかし、元代表取締役自身は謝罪後に「いつかまた出直します」と宣言していた事を有言実行した。
まずは『THE GRANCH』という別店名で、バードカフェと全く同住所に再オープンを試みたが、求人情報サイトに用いた店内内装・店員集合写真が前店の使い回しであったために、ニュー速にて2011年2月6日頃に速攻でバレてしまい、アフィブログやマスコミにも嗅ぎつけられ出店は頓挫。
参:【THE GRANCH】バードカフェが店名を変えてオープン!【グルーポンおせちはフィギュア化】
2chまとめblog~一服亭(-。-)y-゜゜゜~/バードカフェが新店舗で再開?被害者の怒りの声 ―探偵ファイル
・・・それでも、偶然降って湧いた東北地方太平洋沖地震で注目が逸れ、ほとぼりが冷める期を待っていましたとでも言わんばかりに、今度は2011年4月26日、『OKANO HOUSE』という店名で営業再開していることが判明した。前回は求人サイトだったが、2回目は準備していたぐるなびのURLが前店の使い回しであったために、同URLのGoogleキャッシュを覗いた時にバードカフェと同一ページであったことがバレてしまった。
参:バードカフェ横浜店がひっそり復活? ぐるなびページのURLが一致でバレバレ ―ガジェット通信
バードカフェ復活!まだまだ出てくる新事実 ―探偵ファイル
あの騒動から一年が経った2012年現在は、「チーズ工房カマンブルー」へと三たび名前を変え、今もなお営業を続けている。
関連動画
関連項目
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