「たかし、ごはんよー」
『わーい!(ドタドタ)』
そこには美味しい料理が!
『いただきまーす!ガツガツ(よだれを分泌)』
(翌日)
「たかし、ごはんよー」
『わーい!(ドタドタ)』
そこにはまた美味しい料理が!
『いただきまーす!ガツガツ(よだれを分泌)』
(同じようなことが続き、数日後…)
「たかし、ごはんよー」
『(よだれを分泌)』
パブロフの犬とは、上記のたかしくんである。
曖昧さ回避
概要
ロシア帝国およびソビエト連邦の生理学者イワン・パブロフが行った実験。実験の内容は、上記の「ごはんよー」をベルの音、たかしくんを犬にしたもの。
上記のたかしくんが微笑ましく感じてしまうかもしれないが、実はパブロフの犬のようなことは我々でも起こり得る。
上の画像を見てよだれが出たらあなたもパブロフの犬である。
実験「パブロフの犬」の意義
生物は「反射」と呼ばれる、無意識のうちに特定の刺激に反応するという特性を持っている。例えば目にゴミが入ったときや、悲しいとき、苦痛を感じたときに涙が出るのは反射の一種である。
パブロフの犬によって「後から訓練などで身につけることのできる反射がある」ということが発見された。これを「条件反射」と呼ぶ。これに対し、生まれつき持っている反射、例えば先ほどの涙や「料理を食べるとよだれが出る」というようなものを「無条件反射」と呼ぶ。
また、特定の反応を起こす条件を生物に習得させることを「条件づけ」と呼び、パブロフの犬のような条件反射の条件づけは「古典的条件づけ」と呼ぶ。のちに無意識ではなく、自発的に行う反応の条件付けを指す「オペラント条件づけ(道具的条件づけ)」が登場したため、それと対比する形で「古典的」と呼ぶのであって、「古典的」という言葉に「時代遅れな」などの批判の意味は無い。
関連動画
犬
その他
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関連項目
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