『リトル・ウィッチ パルフェ』とは、工画堂スタジオから発売された『リトル・ウィッチ パルフェシリーズ』および、第一作目である1999年4月28日に同社から発売された魔法店経営シミュレーション『リトル・ウィッチ パルフェ ~黒猫印の魔法屋さん~』のことである。
本項では後者について説明する。
概要
それまで硬派なストラテジーゲーム(そう会社側が説明していたからそうなのだよ)を作り続けていた工画堂スタジオが、「キャラクターゲームを作ろう!」と決めてくろねこさんちーむを立ち上げ、作り上げた代物。
今まで培ってきたシミュレーション要素をそのまま魔法店経営に生かした上で、かわいいほんわか少女が主人公という、おそらく当時は斬新だったであろうテーマで作り上げられたゲームである。
当初は乙女ゲームっぽい要素で作ろうとしたコンセプトに基づいており、その名残が微妙に残っているのだが、その実主人公(♀)が惚れられた幼馴染(同性)と結ばれる百合ゲームのほうが主要素とされ、どちらかといえばユーザーは男性のほうが多い。
そのため、派生作である「リトル・ウィッチ レネット」は百合ゲー要素を前面に、続編である「ハートフルメモリーズ~Little Witch Parfait2~」はギャルゲー要素を前面に押し立てることになった。
くろねこさんちーむは今後の工画堂スタジオの主軸チームとなり、くろねこさんちーむの作り出したキャラクターゲームの流れが工画堂スタジオのその後の主軸の方針となり、そのくろねこさんちーむ作品はこの作品のシリーズが軸になった。
同作品から、同チームは世界観から「エンジェリックコンサート」、「AS~エンジェリックセレナーデ」、「ミマナイアルクロニクル」を生み、音ゲー要素から「シンフォニック=レイン」、「ディアピアニッシモ」、乙女ゲー要素から「パレドゥレーヌ」を生み、百合ゲー要素から「ソルフェージュ」、「白衣性恋愛症候群」を生み出した。
またリトル・ウィッチ パルフェシリーズがひと段落ついた際、一部のメンバーが工画堂スタジオくまさんちーむに転属となって作られたのが「蒼い海のトリスティア」シリーズ(通称Deep Blueシリーズ)である。
PSP版が出て欲しいと望まれていた本作であるが、原作発売から約13年の時を経て2012年3月22日にサイバーフロントより初代「リトル・ウィッチ パルフェ~黒猫印の魔法屋さん~」をベースにデザインやキャスト一新でフルリメイクとなる「リトル・ウィッチ パルフェ 黒猫魔法店物語」が発売された。
また、作品発売と同時に桃色大戦ぱいろん for ニコニコアプリにおいて同作のキャラクターカードが販売された。
関連動画
原作の音楽集(他の作品の音楽集も同様)は工画堂スタジオの権利者削除を受けたが、PSP版のプロモーション動画や本編、ミュージックアクションシリーズのプレイ動画は削除されていない。
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 6
- 0pt