概要
最初はアーケードゲーム「VS.レッキングクルー」として制作され、1984年8月に稼動。当初はダイナマイトによる連鎖得点が快感な、スコアアタック目的のアクションゲームであった。
そして、翌年の1985年6月18日にはファミリーコンピュータ用のゲームソフトとして発売され、内容が発展的に一新された。
1989年2月3日にはディスクシステムにも移植されている。ちなみに、ディスクシステム版「レッキングクルー」はディスクシステム版最後のマリオシリーズソフトである。
1998年にはロッピーのニンテンドウパワー書き換えとパッケージで続編「レッキングクルー'98」が発売された(後述)。「'98」にはモードを切り替えることでファミコン版を遊ぶこともできる。
そしてアーケード版稼動から20年後の2004年5月21日には、GBAソフトの「ファミコンミニ」シリーズの1つとして移植された。
また2008年2月5日よりWiiのバーチャルコンソールでファミコン版が配信された(現在は配信終了)。
2011年8月31日には、ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでもアンバサダー・プログラム参加者を対象に、ファミコン版が先行配信された(正式版は2012年9月19日より配信開始)。2013年6月19日にはWii Uでもファミコン版が配信開始されている。
2020年5月1日には、アーケードアーカイブスにてアーケード版が配信開始。初のアーケード版復刻となる。
ゲームシステム
ファミコン版を中心に概要を説明していく。マリオ(2P側はルイージ)が敵を回避・誘導しつつ、建物内の壁や梯子を解体していくアクションパズルゲームである。
フェーズ内の全ての壁や梯子を破壊すればフェーズクリアとなる。しかし壁や梯子を破壊する順番を間違えるとクリア不可となるステージもあり、行動する時は頭を使って破壊手順を考えてから行動するようにしないといけない、パズル要素の高いステージもあるが、基本はアクションゲーム要素が強い。時折難度の高いステージもあるが、最初からラウンドセレクトができるという親切設計となっている(ただし、クリア済のフラグは立たない)ので、行き詰まっても問題ない。特にステージ95の難度はよく語り草となっている。100面をクリアすると2周目となり、ファイアボールの間隔が早くなっている。
スコア表示もされるが、これこそアーケード版の名残であり、ほとんどゲームに影響していない。
ゲーム中には一定の操作パターンによって出現する隠れアイテムが有り、多くはスコアアップのみであるが、その一つに金色に輝くスーパーハンマーがあり、取るとどんな壁でも一撃で破壊できるスグレモノ(某クイズ番組に登場するアイテムとかけて「ゴールデンハンマー」という俗称があるが、「スーパーハンマー」が正式な名前)。
→詳細は「ゴールデンハンマー」の記事を参照。
また、面エディット機能があり、自分の好きなように画面上にハシゴなどを配置でき、最高4ステージ分作れ、ファミリーベッシックを使えば面セーブもできた。
余談ではあるが、マリオの初代ライバルとしてブラッキーというオヤジキャラがこの作品で初登場している。後の「レッキングクルー’98」にも登場した他、2022年公開予定の実写映画にもまさかの登場を果たした。
関連動画
プレイ動画
TAS
VS.レッキングクルー
BGM
レッキングクルー'98
1998年1月1日、スーパーファミコンでのリメイク作品「レッキングクルー'98」が発売された。
このソフトはニンテンドウパワーでの書き換えで遊べたほか、書き換え開始より数ヶ月後の5月23日に発売された一般的なパッケージ版の購入も可能であった。このソフトにはファミコン版の「レッキングクルー」もカップリングされており、1つのソフトでオリジナル版とリメイク版を両方遊べた。
2016年9月28日より、Wii Uのバーチャルコンソールで配信開始。
関連動画
関連商品
関連項目
- マリオ
- マリオシリーズの関連項目一覧
- アクションパズル
- ファミリーコンピュータ
- スーパーファミコン
- 任天堂
- ゴールデンハンマー
- ブラッキー
- VC配信ソフト
- 毎月11日はハンマーの日(ハンマーつながりで11日に動画が投稿されることが多い)
- ゲームのタイトル一覧
- 5
- 0pt
- ページ番号: 4599433
- リビジョン番号: 2992395
- 編集内容についての説明/コメント: