レッサーとは、
- ライトノベル『とある魔術の禁書目録』に登場するキャラクター。本記事で解説する。
- 「小さい方」を意味する英単語。lesser。lessの比較級。大型の種と小型の種が併存している場合などに接頭語として使われる。ex.レッサーパンダ、レッサードラゴン、レッサーデーモン。
- ゲーム『ドラゴンクエストⅥ』で仲間になった一匹目のレッサーデーモンの名前。
レッサーとは、ライトノベル『とある魔術の禁書目録』に登場するせくしぃな魔術師である。
概要
イギリスの魔術結社予備軍『新たなる光』に所属する魔術師の少女。
黒髪ロングヘアーの先端を両サイドに三つ編みで束ね、赤いカチューシャを着用。また、前髪の一部はグラデーションがかった金髪となっている。
服装は青色のミニスカートとユニオンジャックカラーのジャケット(地の文では度々ラクロスのユニフォームのような格好と表現されている)。他のメンバーと違いレッサーのみスパッツを履いておらず、代わりに赤白ボーダー柄のニーソを履き、小悪魔のような『尻尾』の霊装を付けている。
旧20巻では、防寒用にアニマルフェイクファーのもふもふマフラーを追加装備。
基本的には敬語で喋る。ノリはシリアス場面以外は軽い感じの小悪魔キャラ。
本人いわく中学生。背はインデックス並みだが意外と巨乳(美琴が言うにはチビ巨乳)。本人はスタイルに自信を持っており、「いやいや、わたしはせくしぃであるはず」という迷言を残している。
ベイロープが言うには、実力的には『新たなる光』で最強なのがレッサーとのこと。
ただ本人は大雑把な性格のため、潜伏任務には向いてない。旧17巻では勝手にテンパってポンコツ化した挙句、酒場で騒ぎまくり、他メンバーの足を引っ張っていた。
レッサー「ぜっ、全員動くなァァあああああああああああぁああああああああッ!!」 ベイロープ「」
旧20巻では既存キャラを差し置いて表紙を飾り、ロシア編における上条当麻の同行要員に大抜擢。
レッサー以外の「新たなる光」メンバーの出番は……お察しください。
そして、新約8巻でまたもや本編表紙に。アニメ特典SSを含めれば合計3回となる。
ゲーム『とある魔術の電脳戦機』ではプレイアブルキャラとして高機動型可変機体「サイファー」を操る。さらにオティヌスやレイヴィニア=バードウェイと共にアニメ登場に先駆けてボイスも付いた。
活躍
旧約
旧17巻で初登場。
新たなる光が発掘した「カーテナ=オリジナル」を騎士派のもとに輸送する任務を帯びていた。
しかし、ベイロープから念を押されていたのに酒場で食事中にテンパって騒動を起こしてしまい、上条とオリアナにバレて追われる羽目に。高い脚力を存分に発揮し、上条達の追跡を撒こうとしたが捕らえられそうになり、騎士派から口封じ目的で狙撃されて重傷を負う。
その後、上条に抱えられてイギリス清教の女子寮に向かい、オルソラの治療(回復魔術)を受け、旧18巻では地味に復活している様子が描写されている。
旧20巻では右方のフィアンマをぶっ飛ばしに行く上条に同行し、ロシアの地を巡ることになる。
上条を誘惑していたが、一向に靡かないので「魔術師」としても地道にポイント稼ぎしている様子。ただし道中の色仕掛けは諦めておらず、その件で上条から15分ほど大真面目な説教を喰らった。
上条と一方通行(アクセラレータ)の戦闘を目撃しており、「黒い翼」相手に打ち勝った上条を見て、何か異様な力が働いているのではないかと疑問を浮かべた。恐らく「中の存在」や「神浄」関係の伏線と思われる。
「ベツレヘムの星」が浮上した際に上条と引き離された。その後、サーシャ=クロイツェフと共に抵抗を続け、右方のフィアンマの計画に一矢報い、フィアンマにとってのイレギュラー因子の一つとなる。
新約
新約2巻に挿絵付きで再登場。
新約8巻では、レイヴィニア=バードウェイと同様に対グレムリン戦で重要なファクターとなる上条当麻が出撃できる状態をキープしておくために来日し、上条と接触している。「新たなる光」間で行われたアジア旅行権を賭けたジャンケンに勝利したらしい。
尚、御坂美琴とはアニメ特典SSで会ったことがある筈なのだが、少なくとも美琴はレッサーを覚えてない。
新約8巻では主にムスペル戦で活躍。オティヌスが世界を終わらせた直前、新約9巻ラストで世界を再構築した直後はインデックス、美琴、バードウェイと一緒にいた。
新約10巻では最初と最後に少しだけ登場。他3人と違って上条、オティヌスとは敵対しなかった。
霊装
鋼の手袋
北欧神話の神「トール」に由来する霊装。手袋ではなく槍状の長物。少なくとも4つ存在する。
トールは今でこそ雷神としての神性が表面化しているが、元々は北欧の農耕民から信仰を集めた災害・天候・季節・金属を司る豊穣神、もしくは全能神であった。「新たなる光」は、トールの本質を雷神でも全能神でもなく「豊穣神」と位置付け、攻撃以外の能力も扱う為にこの霊装を用意した。
トールの代表的な武装、つまり大槌「ミョルニル」風の槌を使うにしても女性にはヘビーで扱い辛い。そこで北欧神話で女巨人グリーズがトールに提供した3つの道具に着目。彼女達は3つの道具を強大な破壊力を生む「鉄の棍棒」、腕力を増強させる「力帯」、制御用インターフェイスである「鉄の手袋」と解釈した。
本来、上記3つに分割される筈の霊装を1つに統合したのが「鋼の手袋」である。
レッサースペシャルカスタム
「そしてっ!!今回の『鋼の手袋』はパワーアップしているのです!!じゃじゃんっ、レッサースペシャルカスターム! この先っぽから赤いレーザーみたいなのが飛び出してですね、刃状の『指』が触れていない、遠方にある物体であっても問答無用で掴み取って振り回す事ができるのです!!」
↓
「おおおおおおゥゥゥゥあああああああああああああああああああああッッッ!?
わっ、わたっ、私の『鋼の手袋』がっ!?この世に二つとないレッサースペシャルカスタムがーっ!!」
旧20巻で鋼の手袋はレッサースペシャルカスタムへとパワーアップしたことが判明。
上条の作戦のもと時速7000kmオーバーで飛ぶ爆撃機を遠隔操作で捕縛してみせたが、摩擦によってバラバラになってしまう。
ちなみに作戦について特に説明されてなかった。結果論とはいえ上条さん中々酷いですね。
修理は出来たのだが即興でデータもろくに取っておらず再現不可能だった為、元の仕様に戻った。
「尻尾」の霊装
悪魔を連想させる「尾」の形をした霊装。
レッサーは人並み外れた脚力を有し、高い跳躍力と自動車に並走できる程の高速を出せる。そんな彼女でも「一定以上の高さ」は怖いので、保険として空中でのバランスを制御するために「尻尾」の霊装を装備している。
とはいえこの霊装では着地の衝撃までは緩和できないようだ。
普段は太ももの部分に巻き付かせて収納している。
関連動画
関連静画
関連項目
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