概要
日本の場合、小学校・中学校は義務教育であり、公立の学校で無償で学ぶことができる。
しかし、高等学校・大学・大学院・専門学校については義務教育の範疇ではなく、また、入学定員に対して希望者が多い状態が多々あり、試験が行われる。また、小学校・中学校についても、私立・国立などの学校へ進学を希望する場合、入学試験が行われる。特に最近では首都圏を中心に、公立学校への生活面や進学面での不信感からか、私立中学への進学を希望する子供が増えている。
入学試験は学校の種類によって、形態が全く異なるので、それぞれ個別に解説する。
中学入試
主に地域の公立中学でなく、私立中学への進学を希望する小学6年生が対象。
高校入試や大学入試と比べて募集人数の絶対数が少なく、また私立に全落ちした場合、地域の公立中学に進学することになるため、希望者は小学5年生または4年生の頃から塾に通って、対策を始める。
入学試験の内容としては、鶴亀算とか時計算とかまるでクイズのような問題も出題され、「そんなの絶対日常生活で使わねーよ!」みたいな内容も多い。実際に4教科の中で一番合否を分けるのは算数なのは事実だけど。ただ、大学入試の問題などで意外と使える場面があったりする。しかし厄介な事に、中学に入ると鶴亀算で解ける問題もxyを使うことを指定される場合が多いので、戸惑う生徒もいるようだ。
また、学校によっては面接も課す所もあるため、それも疎かにしてはいけない。
これは数学の話。国語、社会の知識は中学でかなり使えるので便利。
中学入試する児童の割合は首都圏・関西で高く、それ以外の地域ではあまり盛んではない。実際に国立・私立中学の絶対数が前途の地域に集中しているため。(高知県・広島県は例外。)
高校入試
大多数の人が経験する入試。特に高校進学率が9割を超えたのでほぼ全員が経験しているはず。中学から内部進学するケースは例外な。
地域によって特徴が異なる。たとえば首都圏の場合、公立入試は5教科(国語・数学・英語・理科・社会)、私立入試は3教科(国語・数学・英語)。また、公立高校だと受験機会が1回(推薦・一般両方使うと2回)しかない。(愛知県のみ一般受験の機会が2回ある。)
大学入試
国公立・私立、文系・理系によっても試験内容は異なる。一般的に文系は英語・国語・地歴or公民or数学、理系は英語・数学・理科の3教科のところが多い。英語は殆どの大学で必須である。
近年では、AO入試・指定校推薦とか使って楽々入学試験を終わらせることもできる。
私立の場合、一般入試もあるが、センター試験を利用した入試もある。その場合、センター試験の点数だけで合否判定が下される場合もあり、一度も受験した学校に行くことなく受験が終わってしまうこともある。
大学院入試
といっても大学卒業後に就職する人物が多いため、さほど一般的ではない。
しかし理系などでは大学院修士課程程度の学力や学歴を要求してくるため、大学院に進学する者は多い。
一般的には大学入試よりも簡単だという人がいる一方、難しいという者もいる。
大学院などでは学校名よりも研究室を重視して選んだ方が良いとされる。
関連項目
親記事
子記事
兄弟記事
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