処刑用BGM(しょけいようびーじーえむ)とは、相手を(主に極刑に)処する際に用意されたBGMである。
概要
憎き相手を倒したいと思ったことはないだろうか?勝負において決着を付けたいと思ったことはないだろうか?
処刑用BGMとはそんな時のために速やかにBGMを提供してくれるタグである。
主に圧倒的な力で相手を殲滅するシーンで流れる曲などが登録されている。これらを流しながら相手を処刑したとき、君は音楽と相まって多大なカタルシスを得ることが出来るであろう。
また、(特定の)相手を処刑するときに使うBGM等にもこのタグが使われるときがある。
処刑用BGM紹介
テーレッテー
アニメ界の代表的処刑用BGM。原題は「戦闘」
この曲が流れた時、そこに響くは悪人どもの断末魔である。
レーザーブレードのテーマ
東映特撮の名作「宇宙刑事シリーズ」の処刑用BGM。「宇宙刑事ギャバン」より登場。
作曲はいずれも渡辺宙明によるもので、 「宇宙刑事シリーズ」だけでなく一部のアニメ作品にもセルフパロディ的な楽曲が使われている。
元々はマクー(宇宙刑事ギャバンに登場する悪の組織)の襲撃をイメージして作曲したものだが、ギャバン3クールめ近くから選曲担当スタッフがギャバンがレーザーブレードを出してくるところで使ってみたところ、上手い事当てはまった為、以後レーザーブレードのテーマとして浸透して行った。
だって ライダーだもの てつを
特撮界の代表的処刑用BGM。特に「光の戦士」「バトルOh!RX」の二曲はそれぞれロボライダー、バイオライダーへの変身時に流れる勝利フラグとして印象深い。また、”汝ら覚悟せよ、もう終わりだ”と宣告する「激進RX」、最終決戦の挿入歌である「運命の戦士」、そして、一撃必殺のリボルクラッシュと共に流れる主題歌、
「仮面ライダーBLACKRX」も忘れてはならない……要は全て処刑用BGMなのである。
通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!
「貴様…何者だ?」
「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!変身!」
上記に続き「仮面ライダー」シリーズの「仮面ライダーディケイド」より、戦闘BGM「ディケイド」。
同作はそれまでの平成仮面ライダーシリーズのパラレルワールドをめぐる作品であり、その性質上2話ごとにボス相当の敵と決着し、またその世界でのテーマをまとめる必要があった。
結果、各エピソードのクライマックスでは「前口上(説教用BGM項も参照のこと)」→「変身!」→「戦闘」→「必殺技でKO」のフォーマットが確立され、それに付随するBGMも同様の流れが定番化することとなる。
特に代表的なものとして、戦闘開始時に流れるのがこの「ディケイド」。
主人公の名をそのまま冠した同楽曲のフレーズは、他のBGMにおいても頻繁に取り入れられており、名実ともに「仮面ライダーディケイド」のメインテーマとしての位置づけにある。
裁くのはおれの『スタンド』だッー!!
アニメ版ジョジョの奇妙な冒険第3部 スターダストクルセイダースのクライマックスシーンで使われるBGM。曲名も「スターダストクルセイダース」。この曲が流れる時は勝利確定、スタープラチナが放つオラオララッシュによって敵は再起不能となる。敵が下衆であればあるほどこのシーンのカタルシスが増すのは言うまでもない。
第3部(2ndシーズン)だけの使用で、主人公交代以降の第4部(3rdシーズン)では時折メロディラインをアレンジしたバージョンが使われてはいたものの原曲オリジナル版が使用される事はもう無いものと思われていた。しかし、ラスボスの吉良吉影が登場した以降再び使われた事でファンを感涙させた。2ndシーズンから多用されていた為オラオララッシュで相手を仕留めるイメージが強いが、3rdシーズンではピンチに陥った際、このBGMが流れると承太郎とその味方勢を含める『安全保証』がされるという別の用途で使われ、このBGMが流れている間は主人公勢は『無敵状態』という別の意味合いを持っている。
自分を知れ そんなおいしい話があると思うのか お前のような人間に!
上で紹介した曲のアレンジバージョン。第5部(4th)シーズンに使用された。曲名はイタリア語で「黄金の風」を表す「il vento d'oro」。こちらも勝利確定シーンや主人公やその仲間たちが放つラッシュ時に使用された。ジョジョ史上最長のラッシュ時にもこの曲は使用されている。
ギター中心の曲だが、曲が一瞬止まりピアノのパートが入るのが大きな特徴である。
俺のこの手が真っ赤に燃える! 勝利を掴めと轟き叫ぶ!
ガンダムシリーズの異端児・機動武闘伝GガンダムのBGM。この曲で必殺技を叫べば熱くならないわけがない。スパロボファンにはシャイニングフィンガーの曲とゴッドフィンガーの曲と言った方が分かり易いだろうか。作曲は田中公平。
ジョインジョイントキィ
ゲーム界の(元)代表的処刑用BGM。
今でこそ処刑用という印象は薄いが、稼動初期においてこの曲は対戦相手に怒り、絶望、そして悲しみをもたらした。
番外
ビッグバアアアアアアアン!
この動画に出てくる「ラブラブビッグバン」はどちらかといえば「処刑道具として使うBGM」である。まあ大体あってるので問題ない
Nice boat.
これは厳密に言えば処刑(される)用BGMである。だが伊藤誠が処刑される様にカタルシスを感じないものはいない。
後ろから急にユニークモンスター・オーバードが
これは処刑用BGMでも処刑(される)用BGMでもある。
イベントのときに流れると処刑用BGMであり、突如現れた高レベルユニークモンスターやオーバードに襲われたら処刑(される)用BGMと汎用性が高い。
君に朝日を拝ませないRPG
これは処刑(される)用BGMである。
初見には負け戦確定イベント戦かと思わせるほどに凶悪さを誇るバルバトス・ゲーティアは、この処刑用BGMとともに数々のプレイヤーを絶望の底へと叩き込んだ。アイテムを使うと処刑、回復魔法を使うと処刑、低難易度で挑むと処刑、果てはボタン連打で放置レベル上げをしていると現れて処刑である。
最近はMUGENの世界でもこの処刑用BGMとともに猛威を奮っている。
有罪!
逆転裁判における、真犯人を追いつめた時のBGMメドレー。シリーズによって曲調やタイトルが少し異なる。法廷でのシーンで物語がクライマックスに近づくと流れ出す。このBGMをバックに弁護士(プレイヤー)は今までの証拠や証言などの情報を総動員して捲し立てるように犯人を問い詰め真実を暴き出して行く。真犯人に法の裁きを与える、刑に処するという意味ではまさに処刑用BGM。
デデデデストローイ
レイヴン達のトラウマでも有り乗り越えるべき敵ナインボールのテーマ曲。
ナインボールに関しては当記事を参照
デーレーデーレーデッデデデッ
「忍者戦士飛影」の処刑用BGM。曲名は「飛影見参!」
「飛影」は無人の忍者型ロボだが主人公一行が窮地に陥ると、このBGMと共に飛影が登場し敵軍を圧倒的な強さで蹴散らしていく。また主人公3人の乗るロボと合体する事も可能。(合体前の方が強い描写が多いが)
が、「スーパーロボット大戦」シリーズでは敵軍だけではなく、プレイヤーの精神も処刑していく。(経験値泥棒)
圧倒的な能力とレベル、技能の前に経験値や資金を奪われ、ボスを撤退させられ、隠し要素フラグを折られていったプレイヤーは数知れず、突然のBGM→ムービー→出現のコンボに怯えるプレイヤーが続出した。(防ぐ方法はあるが)
ちなみに最新作でも出現条件は変更されたが出現するとやっぱり自重してくれない。
倍返しだ!(社会的に処刑)
「人の善意は信じるが、悪意ある相手には倍返しでやり返す」事を信条とする、ドラマ半沢直樹のBGM。
この曲が流れている時は悪人が半沢に追い詰められている時であり、視聴者のカタルシスを掻き立てるのに一役買っている。
作曲は「HERO」や「王様のレストラン」のサウンドを手掛けた服部隆之。
リーガルハイッ! (殴りたい、この笑顔)
「やられてなくてもやり返す、身に覚えの無い奴にもやり返す、誰彼構わず八つ当たりだ!」を信条とする、ドラマ「リーガル・ハイ」のメインテーマ。
この曲が流れている時は悪人・善人関係なく古美門のマシンガントークで追い詰められている時か、追い詰める方法(デッチ上げ含む)を古美門が思いついた時が多く、視聴者の高揚と腹筋を高めるのに一役買っている。
00/99+(東方紺珠伝)
2015年に発売された東方紺珠伝。東方project歴代作品でも最高の難易度であり、その中でも5面ボスのクラウンピースと6面ボスの純狐のステージは曲の完成度、弾幕の鬼畜度共に群を抜いている。
Who will know
映画「シン・ゴジラ」において、とあるシーンで流れる楽曲。
物語も中盤に差し掛かろうという頃、突如引き起こされる予想外の惨劇に伴ってこの曲が流され、劇中人物たちの絶望感を観客にまざまざと知らしめた。またコーラスの歌詞は何かを暗示させるような内容となっている。作曲は鷺巣詩郎。
トマホークによるワスプ撃沈を具申します
”戦闘『みらい』”
アニメ「ジパング」にて太平洋戦争真っ只中にタイムスリップした架空のイージス護衛艦 みらい がこの時代にあるはずのないミサイルや最新の装備(2004年時点)を駆使して戦艦大和の46cm主砲弾を迎撃したり、米空母艦載機約40機を海の藻屑にしたり、米空母ワスプを文字通り処刑するときに使用されたBGM。
ニコニコ動画においては、主に護衛艦関連の動画・ミリタリー系アニメのMAD・艦隊これくしょんやWoWs等のゲーム動画 等で使用されている
"本当の"処刑用BGM
当然というかなんというか、ネタではなく比喩抜きで本当に処刑する/される時に流れる音楽もこのタグに登録される。
…といっても殺陣込みではあるが。ここではアンリアルリアルなBGMを紹介しよう。
Hello Zepp
ある意味ニコ動における処刑動画の一方の雄とも言えるスリラー洋画「SAW」のメインテーマ。
この曲が流れるとき、ルール違反を犯したプレイヤーは物理的にも精神的にも追い詰められ、処刑される。
仕掛けて仕損じなし
時代劇界の代表的処刑用BGM。必殺シリーズはこの「必殺!」以外にも多数の処刑用BGMが存在する。
成敗!
ある意味正統的な「処刑用BGM」。上様の 大立ち回りは 刑執行 たとえ生きても 切腹流刑。
関連項目
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