『ボーダーブレイク』とは、セガが開発したアーケード設置型のオンライン対戦TPSである。
概要
アーケードゲーム用新型汎用基板「RINGEDGE」第一弾のオンラインTPSゲームで、プレイヤーはボーダーと呼ばれる傭兵となり、ブラストランナー(以下ブラスト、BR)と呼ばれる人型ロボットを操る。四種類の兵装を選択し、それぞれの特性を生かしながら目的達成を目指す。
2009年9月9日より全国で稼働を開始し、何度かのバージョンアップ・改題を経て2017年9月7日にVer.5.06「ボーダーブレイク X ZERO PLUS(エックスゼロプラス)」となっている。
2018年8月2日より、PS4で基本無料のコンシューマー版がサービスを開始。なお、こちらのゲームタイトルは英字の『BORDER BREAK』となっている。
2019年9月9日をもってアーケード版がサービスを終了、2023年9月9日をもってPS4版もサービスを終了し、アーケードも含め14年にわたる歴史に幕を下ろした。
世界観・ストーリー
新しいエネルギー資源となる異星の鉱物「ニュード」が、事故により地上に大量にばら撒かれてしまう。ニュードの回収を巡り、ニュード研究機関「GRF」とそのGRFに対立する組織「EUST」の争いは武力衝突にまで発展してしまう…。
武力衝突の中、ニュードを動力とする汎用性と拡張性を追求した“ブラストランナー”と呼称される人型兵器が開発され、世の戦場は二陣営とブラストを駆る傭兵“ボーダー”によって支配されている。
そして第三勢力「エイジェン」の出現、突如起こり始めたニュード析出現象「ニュード・ブロウアウト」等、戦場はますます混迷をきわめていっている…
※より具体的なストーリーについては、アミューズメント施設などで配布されているガイドブックに掲載されている。あくまでゲームの世界観としてのストーリーであり、ゲーム本編などで語られること・必要になることはほぼ無い。書籍「Ver.1.5マスターズガイド」では本作品に関する世界観に触れている項目があるので機会があれば一読すべし。
ゲーム内容
本記事では「全国対戦」の内容を充実させ、他は割愛・要旨を記載するに留める。稼働開始時からある方式であり、他のモードの基盤となっているからである。詳細は公式ページ・BB専門のWikiなどを参照されたい。
全国対戦
プレイヤー10人vsプレイヤー10人のチーム戦である。前述のオペレーターの台詞通り、相手チームのコアを攻撃し合うことがゲームの主目的である。
両チームの本陣である「ベース」と前線基地である「プラント」で構成されたマップを舞台に、相手チームのベース中央にある「コア」を攻撃して耐久値を減らし、先にコアを破壊したチームが勝利となる(制限時間内に破壊できなかった場合は、コアの耐久値が多い方のチームが勝利となる)。
各プレイヤーは相手コアへの攻撃を行うために、戦況・マップ・敵味方の編成といった要素から「前線に立つ」「敵陣に奇襲する」「防衛に回る」「味方を支援する」といったあらゆる戦略を実行・分担することでチームの勝利へと結びつけてゆく。このような個々人のプレーとチームとしてのリアルタイムストラテジー的要素が本ゲームの面白さの核にある。
- コアへの攻撃方法
どちらのチームのコアも傘状の塔によって爆撃・遠距離攻撃から守られているため、直下に行かなければコアへの攻撃が出来ないようになっている。しかもコアを守るベース基地は自動砲台や侵入者を感知するレーダーといった設備があるため単機突入は難しい。戦略としては、前線を押し上げて進行ルート上のプラントを確保し、総攻撃によってコア破壊を行うのが理想である。 - ブラストの出撃は何度でも可能
ブラストは破壊されてもGPが残っているかぎり何度でも再出撃(リスポン)できる。撃破されることを気にせず遊べるため、初心者にも敷居が低くなっている。ただし、再出撃するたびに自分チームのコア耐久値を1/160消費する。あまり無理な突撃を繰り返して撃破されすぎると、試合が僅差で決まりそうになった際の負け要因になり得るので注意。 - プラントを占拠して前線基地を確保する
チームのベース間に点在するのがプラントである。出撃の際には、ベースだけでは無く自チームが占拠済みのプラントを選択することができる。相手ベースとの距離を詰められるため、コア攻撃に最も重要な要素と言って過言ではない。そのため、本ゲームを「陣取り合戦」「キーパーのいないサッカー」と例えられることがある。
プラント内にブラストが進入すると自動的に占拠が始まり、画面左上にある菱形の占拠ゲージを自軍カラー(青色)で満たせば占拠完了となる。相手チームが占拠したプラントについても、同様にプラントに居座ることで相手占拠(◆)→中立化(◆)→自チーム占拠(◆)というプロセスを経て可能である。この時プラント内に居るブラストの数だけ占拠する速度が上昇する。また、プラント内部に敵ブラストと自分を含めた味方ブラストが同じ数だけプラント内部に存在すると、プラント占拠の進行が停止する。このプラントの奪い合いも試合のキモの一つである。
しかしながら、勝利条件はコアの耐久値のみなので、プラントばかりに固執してはチームに勝利はない。プラント占拠を捨て、相手ベースへ直接奇襲・コアに打撃を加える通称コア突撃(コア突・コア凸)も勝敗の重要なファクターである。遮蔽物の影に潜み、進軍する様はまさしくロボット版ステルスミッションである。 - 奇襲で前線を変える
前線を潜り抜けて相手の警備の薄い敵陣内プラントを奪いに行く奇襲戦法も、コア凸をやりやすくすると同時に敵前線を大きく下げる重要な戦術である。……が、撃破されてもカスリ傷程度のダメージさえ与えれば結果的にお釣りが来るコア凸と比べると、占拠完了するまでのあいだ敵陣内部において敵の守備を食い止める必要があるため(占拠できてもその直後に倒されては相手チームの守備に奪還されてしまう)リスクが高い。 - 敵機を迎撃してコア・プラントを守る
上記のようなコア凸・奇襲といった脅威を回避すべく、再出撃などの際に前線を離れて自陣内部を索敵する「巡回・哨戒」も、チームメイトへの有効な貢献となる。
ただ、コア攻撃・自領攻撃・自機の撃破を恐れて過剰に自陣に留まってしまえば自チームの戦力を分散してしまい、結果として前線を押し切れなかったりする要因となる。「前線で戦う」「奇襲を警戒する」双方のリスクマネジメントを保つことがほとんどの戦場において勝利のキーポイントとなる。
イベントバトル
イベントバトルは全国対戦と同ルールで行われる通常戦と特殊ルールの大攻防戦と拠点制圧戦の3種がある。ここでは大攻防戦について述べる。
自チーム・相手チームについては最大10人同士で戦うものだが、その目的がそれぞれ異なる。
- 攻撃陣営
勝利条件は相手チームのコアを破壊することであり、この点については全国対戦と同様である。大きく異なるのは試合開始直後はすべてのプラントが防衛陣営に占拠されている点である。試合時間も少ないため、この状況下のままではコア破壊はきわめて難しい。が、プラント奪取することにより試合時間が延長される。如何に防衛陣営の戦力を切り崩していくかが攻撃陣営の勝敗を左右するだろう。 - 防衛陣営
試合目的・状況などはすべて攻撃陣営の逆となる。すべてのプラントを占拠した状態から試合が始まり、タイムアップを迎えるまでにコア耐久力がわずかでも残っていれば防衛陣営の勝利である。
ユニオンバトル
プレイヤー10人で協力して正体不明の敵軍(NPC)と戦うCo-opモード。敵は大型母艦を軸に攻めて来る。これを迎撃しながら戦母艦を撃墜するか制限時間内コアを守りきれば勝利となる。
- 奪還フェーズ
敵に占拠されたプラントを奪還するところから始まる。おおよそ100秒程度行われ、時間切れor全プラント奪還で敵母艦が出現し、迎撃フェーズに移行する。 - 迎撃フェーズ
本モードのメイン。作戦中はイベントをこなしつつ、敵母艦を攻撃する。
迎撃フェーズでは主に敵母艦の砲台を破壊する。一定数破壊してから衛星ビーム「サテライトバンカー」を当てることで敵母艦が機能停止し、内部への進入が可能になる。内部にはプレイヤー側のベースと同じようにコアが存在するので、これを攻撃することで敵母艦へダメージを与えることができる。
時折、敵がプラントの占拠をしたりゴーレムを発進させるなどのイベント「ユニオンオーダー」が発生する。その間は戦艦に攻撃(サテライトバンカーを含む)が通らないのでイベントに全力を注ごう。
オーダーを達成すれば被害なし、失敗するとコアに甚大なダメージを受けることになってしまう。イベントによる敵の攻撃を完全に防げれば勝利時にボーナスが付加される。
オーダーの種類にもよるが、敵母艦の主砲攻撃ならば大体4発も撃たれればコアは破壊され、プレイヤー側の敗北となってしまう。
無事守りきれば勝利となり、コアの被害・敵戦艦のダメージ・個人スコアにより報酬が与えられる。
報酬には素材とともに「ユニオンキューブ」が入っており、これを10個集めればいくつかの素材・アバターパーツ・機体ペイントのどれかがもらえる。
エース機
ユニオンバトル中は通常NPCよりも強いエース機、いわゆるボスが現れる。敵エース機は強力無比であるが、撃破すると敵NPCが一時行動不能になるというメリットがある。危険を承知でエースの撃破を狙うか交戦を回避するか、これもプレイヤーの判断力が問われるところである。
ZERA(ゼラ)
謎の勢力「エイジェン」の指揮官。突如現れ、「地球環境の改変とニュード耐性を持たない生命体の根絶」を掲げ、各地で破壊活動を開始した。
大型浮遊戦艦ツィタデルを始め、無人攻撃機ドローンや特殊ブラストを駆る強化戦闘兵の指揮を執りながら、戦況が悪化すると自ら専用のブラストに乗り込み連合軍に襲いかかる。
普段は高慢な態度だが、劣勢になると苛烈な性格に豹変する。
専用デザインの機体を操り、機体名など詳細は未だ不明。二丁のニュード式サブマシンガンや飛翔機能などプレイヤー側には無い装備を持ち、火力も機動力も高く非常に強い。
のだが、自ら照射中のサテライトバンカーに突っ込んでしまったり、水におぼれて\大破/してしまったりと少々どじっこな面も存在する。基本的に1人で勝つのは難しいので放置推奨である。
ZENA(ジーナ)
ゼラと似たデザイン(露出が高いが)のスーツを身にまとうエイジェンの指揮官。通常は冷静沈着な態度だが、ゼラと同様にエイジェンが劣勢なると苛烈な性格を露わにする。こちらはゼラと違い、大型多脚戦艦「アルド・シャウラ」の指揮を執る。
機体についても同様に、ジーナ専用機体を駆る。ホバー型をベースにしたブラストで常時飛翔状態。ミサイル系の武器を高い位置から放ちプレイヤーを苦しめる。
スクランブルバトル
このモードは個人戦モードであり10人のプレイヤーがバトルロイヤル方式で戦う。味方は一切存在せず、周りは全部敵である。
ゲーム目的はニュードポイント(以降NP)をいかに多く集めるか、である。
NPはマップに存在するニュード結晶を破壊することで得られる。また、敵プレイヤーを撃墜すると敵の持っているNPを奪う事も可能。1位のプレイヤーが規定値までNPを集めるかタイムアップでゲームが終了し順位が確定する。
通常の全国対戦と違いベースやコアが存在しない上、エリア移動に制限がかかり出撃待機画面で一定時間が経過すると強制的に出撃させられるなど、全国対戦とはかなりルールが異なる。
普段「ミカタガー」とお嘆きのあなたにもおススメのモード。ぜひ自分個人の戦闘力と戦況判断力を試し、そして鍛えてみよう。
スカッドバトル
これまでの非対称マップ・20人対戦とは異なり点対象マップ・4on4の小規模戦闘を行う。
マップは基本的に六角形の形をしたフロアを5個繋いだものが使用される。
兵装
プレイヤーが乗ることになるブラストランナーには4つの兵装があり、その中から一つを選択して出撃する形式である。試合開始前の出撃時・撃破後の再出撃の際に選択可能であり、戦局の変化に応じて兵装を交換することが勝利への鍵となる。
強襲兵装主武器はサブマシンガンやアサルトライフル、副武器には手榴弾やグレネードランチャーといった軽量なものを採用し、特別装備「アサルトチャージャー」によりブーストの継続時間や速度が高められている機動性重視型の兵装。 火力に関して他の兵装に劣るところはなく、むしろ素直な扱い勝手で勝るところも多い。また、近接武器として剣や槍といった装備を初期段階から本格的に搭載しており、一撃必殺のシチュエーションを作り出すのも可能。 とはいえ、明確な遠距離支援の手段を持たない唯一の兵装であり、"コア凸"するにしろ、遊撃に回るにしろ、それぞれの役割の中に必要とされるスキルが個別に存在するため、プレイヤーの練度が明確に表れる兵装といえる。 他の兵装でも言えることだが、敵の装備を見たり、相手プレイヤーが貢献、戦闘、占拠のどのポイントを多く獲得しているかを確認することで「そのプレイヤーがどんなスタイルで戦っているか」をある程度把握することができる。ここから敵の行動を読み取り、自分が持っている装備でどう戦うかを考えることが勝利への近道である。 |
重火力兵装主武装にガトリングや機関砲などの重火器、ミサイルやロケットランチャー等の各種爆発武器にそれを際立たせるという文字通りの重火力を満載した兵装。 主・副を交換しながら使うことで、全兵装一の時間火力を誇り、強襲兵装の“点”の攻撃力よりも“面”の攻撃力に優れる。 欠点は全兵装最重量であること。そのため、敵陣に入り込むことがその鈍足ゆえに困難。なので普段は敵の戦線をその火力で散らす戦線維持をする戦力という認識が一般的。 旗色を読み、勝つべくして勝ち、引くべきときに引いて生き残る。 逃げるのが手遅れと判断すれば思い切って前に出て少しでも敵に被害をもたらすのも一つの戦法。 何れにせよ、その重さと火力に振り回されない技術、そして相手の「一手先」を読み、自慢の大火力を叩き込む冷静さが求められる。 |
狙撃兵装(現「遊撃兵装」)狙撃銃を用いた遠距離からの精密射撃を得意とする兵装と思わがちだが、実際はそれら狙撃を含めた破壊工作等によるバックアップに優れた兵装。 射程距離800mというとんでもない最大射程(実際の戦場での有効射程は200mほど)による狙撃により、相手の不意を突いた攻撃で敵戦線の伸びを抑制することを仕事としている。 目視を困難にする光学迷彩や、敵の動きを鈍化させる磁場を発生させるマグネタイザー系をはじめとして、敵を感知して飛び上がり爆発するジャンプマイン、自律型の小型砲台を設置するセントリーガン、エアロセントリー等の工作、トラップ向けの装備の存在がそれを助長させている。 欠点は「他兵装に比べて突き抜けた特徴が無い」、「器用貧乏」であること。 狙撃銃は副武器となり、弾数こそ減ったものの、威力が向上して抑止力が上がった。 基本的に装備は軽量でまとまる事が多く、機体に負担がかかりにくい。そのため武装の選択肢が非常に幅広いのも特徴。多彩な特性を持つ武器を使いこなす工夫が見所であり、プレイヤーの実力が大きく試されるところでもある。 |
支援兵装主兵装のショットガンやマグナムを筆頭に、敵の侵攻を妨害する地雷、広範囲の敵を捉える索敵装備や弾薬BOX、味方や自分を回復するリペアを持つ兵装。 ゲームの性質上敵機の発見は味方のロックオン・目視発見に依存するため、離れた・隠れた敵機を目視報告以外の方法で味方に知らせる(ミニマップに映す)ことが可能な唯一の兵装であり、局所での索敵は巡回行動の効率化に繋がる重要な役割である。 副武器には他の兵装とは違った特徴を持つものが多く、設置することで敵の進行を妨害する地雷、浮遊機雷、指向性地雷(クレイモア)の他に、任意起爆が可能なリムペットボム、任意起爆できる小型爆弾を投射するデトネーター、地面を滑走するホバーマイン等、強力だが運用に一工夫が必要な物が多い。 『ベースに敵が来ることが最初に分かる兵装だが、高速で動く的に当てづらい兵装(短射程、単発の武器が多い)』という明確な欠点があることから、実は防衛そのものは苦手である。 また、偵察を捨てたスタイルも存在し、『弾薬BOX』による副武器を使いまわす“ボンバーマン”や、格闘戦に向けて『スタナー』で無防備になったところを仕留める“戦支”などがある。 現在では偵察機が遊撃兵装に移行されたため、能動的に索敵を行うことが難しくなった。しかし依然として設置センサーによる受動的な索敵は可能であり、味方のサポーターという地位は揺らいでいない。 敵だけでなく味方の状態にも気を配り、戦場全体を見渡す幅広い視野がプレイヤーに要求されるため、プレイヤー自身のチームワーク能力が試される兵装である。 |
プレイシステム
ゲームプレイ開始時にゲームポイント(以降GP)を購入する。そのGPをプレイ中に1秒につき1GP消費し、その間は戦闘終了あるいはコアの破壊までは何度でもリスポンが可能。リスポン時にリスポン地点の選択と兵装の変更が可能となっており、どの兵装でどこからリスポンするかも勝利に重要な点となっている。
また、カスタマイズにもこのGPを使用するので、所持していない武装やパーツを購入する際にはそれに応じたGPが必要になる。
試合開始・退出
GP制のため、マッチングについても独特な形式を取っている。戦闘時間は600秒だがフリーイン・フリーアウトに近い。「全国対戦」を選ぶと参加者枠がある戦闘に即座にマッチングされ、ゲームが開始される。そのため待ち時間は非常に短いものの、最初の一戦はほぼ確実に途中参加となってしまう問題もある。
マッチ終了後に再戦を選択すると、継続プレイをするプレイヤーをシャッフルし、再度陣営分けをして対戦がスタートする。前の試合では味方だったのに次は敵、という風にゲームのストーリー的にも傭兵という立場が反映されている模様。
画面左上の×字アイコンをタッチすると試合中でも退出・ゲームを終了できる。しかし途中退出に対しては戦闘評価にペナルティがあるため、本当にGPが切れるまで戦い続けると(特に交代制の店では)評価を大きく下げて階級を下げやすくなるという困った設計になっている。ただし、Ver.2.0への移行に伴いこのペナルティは幾分軽減され、より気軽に途中参加・途中退出できる仕組みが整えられた。
ちなみに、1試合を完全消化するためには590GP(コンティニュー待ちを利用して試合終了まで居座る場合でも580GP)必要であり、交代制の店舗でプレイ中にGPがこの値以下の場合は個人練習やカスタマイズに消費するのが無難である。
機体カスタマイズ
ブラストは機体(頭・胴・腕・足の4種)と武器(4兵装×4種)のパーツで構成される。機体パーツ・武器を購入するには下記の要件を満たす必要がある。
- GP
現在購入しているGPを使用する。 - 素材
戦闘終了時にアイテムボックスからランダムで入手できる。 - 勲章
戦闘によって要件を満たすことで入手できる。いわゆる「トロフィー」である。 - その他条件
総プレイ時間・特定武器の購入などが条件となる。
もちろん、上位のパーツを入手するにはそれなりにレア度の高い素材と勲章が必要なため相応の戦果を上げなければならない。
パーツにも特性があり、高機動軽装甲なもの・重装甲低機動のもの・その中間的性能を有したものなどがあり、中には水上を移動できるホバー型の脚部や、射撃能力に特化した物なども存在する。それら機体パーツの組み合わせで好みの動きや機能を組み合わせることが出来る。
また、同ブランドのパーツのみで機体を構成するとセットボーナスと呼ばれるものが付加される。
(例:リロード速度上昇、重量耐性アップなど)
チップシステム
機体が持つチップ容量に応じて、特殊な効果を付与することができる。
チップは下記の三種類に分けられる。これらのチップを全身パーツのチップ容量の合計値に収まるようにセットすることで機体能力を向上させることができる。チップ容量の傾向としては「特化型」とでも言うような偏った性能のパーツ程多く、逆にバランスが良く高性能なパーツ(=人気のあるパーツ)程少なめに設定されている傾向がある。
- 「特殊機能」
特殊な機能を付加させる(例:設置物探知、自動姿勢制御など)
基本的にはこれでしか獲得できない能力がラインナップされているため、うまく自分のスタイルに合わせよう。 - 「機体強化」
機体性能を底上げする(例:爆発範囲拡大、セットボーナス強化)
ブーストや装甲などパーツに設定されている性能から、パーツでは補えない性能(上記の爆発範囲拡大や近接攻撃の隙の軽減など)も底上げすることができる。 - 「アクション」
アクションボタンや特定操作で発動する動作を設定する(例:スライディング、しゃがみ)
デフォルトではしゃがみⅡがセットされている。(チップシステム実装以前の標準アクションに相当するもの)
ダッシュ、ジャンプ、アクションボタンを組み合わせて使うもので構成されている。発動方法が重複するものは同時に装備できないが、重複しなければ複数装備が可能。
要請兵器
通常装備を超えた第5の兵器。 もしかして→オーバードウェポン
要請兵器はカスタマイズ画面から装備・切り替えができる。
試合中ポイントの取得や時間経過などで要請ゲージが溜まり、満タンになると使用することができる。
規格外の威力を持つ機関砲や前方を焼きつくす爆撃機、ロケット弾を高速連射する大型セントリーガンなど、扱い方次第で戦況を覆すことすら可能な代物揃い。
使用中(要請兵器を持っている間)は足元に円状のエフェクトが表示されるため他のプレイヤーにはすぐわかる。
また、設置タイプの要請兵器には耐久力が存在するため、攻撃を行うことで破壊することも可能。
欠点として、呼び出し中や呼び出した後の設置中は完全に無防備になる。
また、呼び出し後に撃破されてしまうとその時点で使用が終了してしまう。(設置するタイプなら設置仕切る前に倒されてしまうとその時点で終了)再始動すると持った状態で復活することができるが、大破してしまうと完全に残り時間やゲージが無駄になってしまうため、使うタイミングや場所をよく見極める必要がある。
また、持っている時に武器切り替え(ON,OFFのスイッチタイプの装備を除く)を行うと、その場で使用を即中断し、通常の武器、装備に持ち替えることができる。中断すると残り時間や弾数は破棄される。
F3ブラスト
ブラストに3つのシステムが加えられ、それに伴い4つの機体パラメーターが新たに追加された。
- N-DEF
正式名称「ニュードディフレクター」。装甲表面に薄いニュードの皮膜を生成する、全てのブラストに標準搭載されるバリアである。
第2の体力ゲージのような存在で、ゲージが空になるまでダメージを肩代わりしてくれる。減った分も自陣のベースやプラント付近にいれば、自動的に回復する。ただし近接兵器などの一部の武器はこのN-DEFを貫通する(N-DEFを削らず直接敵の耐久を削る)性質がある。
関連した新パラメーターは頭部「N-DEF回復」、胴部「N-DEF耐久」の2つ。
このシステムの登場により、武器の高火力化が進んでいたいままでよりも「一撃で敵を倒す」というのが困難になっている。 - 予備弾数
主武器、副武器の装弾数が追加される。関連する新パラメーターは腕部「予備弾数」。
軽量腕では増加数が少なく、重量腕になるほど増加していく傾向がある。 - 加速
ダッシュボタン長押しによる「巡航」が徐々に加速、加速が開始されるとブースト音やエフェクトが変わり、最高速に達すればこれまでに比べかなりの速度で移動することが可能になる。しかし、あくまで長距離間での移動向けであり戦闘時にはこれまで通りの操作が適している。関連する新パラメーターは脚部「加速」「ダッシュ」。
ハードウェア(筐体・カードなど)
操作デバイス
- スティック・マウス
筐体には機体操作専用のコントローラーが取り付けられている。左手のスティック型コントローラーは機体の移動とアクション、右手のマウス式コントローラーで武器選択・視点操作・射撃などを行う。 - タッチパネル式モニター
タッチパネルとなっており、画面内をタッチ・スワイプすることでメニュー選択やプレイヤー間でのメッセージングを行う。 - イヤホン
周囲の雑音対策としてイヤホンジャックがある。マイクジャックが無いためボイスチャットは出来ないが、戦場の効果音やチャットが聞こえやすくなるので利用した方がベター。
戦場の音に注意するのは公式で推奨している。(ロード画面のTipsではっきり書かれている)
索敵センサーや光学迷彩なら稼働音が、ジャンプマインなどの設置物、リモコン式の爆弾なら起爆音が、一部投擲物も独自の音を発するものがあるため、それらに注意することで事前に脅威を察知することができる。
ICカード
いわゆるプレイヤーカードを使用できる。プレイヤーカード無しでもプレイできるが、必須と考えてよい。プレイヤーのランキング・機体・アバターのカスタマイズ情報が保存される。プレイヤーカードは大抵の店で筐体隣の販売機より¥300(度数100)にて販売中。 以前はカード一つにつき使用回数が限られていたが、「武」から廃止され一枚のカードをずっと使い続けられるようになった。
その他
- 同店内出撃が可能である。あくまでも「演習」の一環として店内対戦というモードがあるのみであり、同店内のプレイヤーと全国対戦、ということはできない。
- バージョンアップ・週ごとの更新で武器・機体パーツ・新たな戦場が現在も追加されている。
- BB.netに登録すればクランに参加することができる。ゲーム内でクラン演習を選択すれば同一クランやクラン間のマッチングが可能で、全国対戦と異なる(CPの増減が無い、など)クラン内での戦闘を楽しむことができる。詳細は「クラン演習」の記事を参照されたい。
ニコニコ動画について
SEGA公認チャンネル「セガちゃん」において他のゲームに混じって公式動画が配信されている。
外部出力については、「ボーダーブレイク外部出力」を参照。
現在、様々な動画が投稿されている。必要とされている動画として一例を挙げるなら「チームの勝利に貢献する的確な動き」「武器の比較」「新MAPのルート探索」「遠方から敵コアに攻撃できるポイント」等である。例え高いクラスにいてもポイントを稼ぐだけの自己満足動画は嫌われる傾向にあるので注意。
MADも数多く投稿されており、面白い動画ほど再生・コメ・マイリストが多い。
関連チャンネル
動画の扱いについて
ボーダーブレイクの動画投稿についてかつてはグレー扱いであったが、2011/11/18にセガから動画の扱いに関する発表がなされた。このセガサイドの規定を守った動画であれば運営から『白』のお墨付きが付くようになった。もっともこの発表以前から牛マン等のスタッフも動画を楽しんでいたが。
みんながニコニコできるよう ルールはキチンと守ってプレイ・投稿・視聴を行いましょう!!
関連動画
公式配信
その他
恐らく初投稿動画。 | かつて存在していたAC慣性(現在のVer.ではできない) |
「Hi☆sCoool! セハガール」の該当回 | 替え歌 |
関連コミュニティ
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外部リンク
- ボーダーブレイク公式HP
セガ公式ページ。新マップ、イベントスケジュール、設置店舗などの確認が可能。 - BORDER BREAK @ wiki
まとめwikiの真面目な方、各武装および機体パーツの詳細などさまざまなデータが纏められている。
あくまで公式を意識した内容となっており、ネタ的な内容は掲載不可。
先入観のない正確な内容を確認したいならこちらのwikiを確認推奨。 - BORDER BREAK ネタ @うぃき
まとめwikiのネタな方、さまざまなネタを含めた情報が纏められている。
真面目な方と違い武器、機体パーツの使用感覚や今までのアップデートの歴史なども纏められている。
あくまで個人批評の取りまとめのような内容だがGP消費アイテムの購入時の参考情報として大いに重宝する。
関連項目
総合兵装・武器戦場 |
プレイヤーその他 |
子記事
兄弟記事
- なし
- 13
- 0pt