定岡正二単語

22件
サダオカショウジ
1.9千文字の記事
  • 0
  • 0pt
掲示板へ

定岡正二(さだおか しょうじ)とは、タレント・元プロ野球選手である。

概要

1956年11月29日生まれ。鹿児島県鹿児島市出身。地元でも有名な『定3兄弟』の次男として育ち、定岡智秋の定久も後にプロ野球選手として活躍。

鹿児島実業高等学校に進学。チームエースとして活躍し、工藤一彦らとともに「高校四天王」の一人として、プロからも注を集めた。2・3年時には夏の甲子園大会に出場。3年時の夏の甲子園では、準々決勝で原辰徳擁する東海大相模高校相手に延長15回の熱戦の末勝利し、鹿児島県勢初のベスト4進出へと導いた。準決勝では試合序盤で右手首を負傷し、念の交代を余儀なくされ、その後、エースの定を欠いたチームサヨナラ負けを喫した。悲劇のドラマ主人公となった定は、そのルックスの良さも手伝って、アイドル的な人気を博した。

1974年ドラフト会議にて、読売ジャイアンツから1位名を受けて入団。

甲子園ヒーローということもあり、話題性や期待も高かったが伸び悩み、入団から2年間は一軍出場し。1977年に一軍デビューを果たしたが、なかなか一軍に定着できず、入団から5年間で18試合に登板して未勝利と活躍できなかった。

1980年先発ローテーションに定着すると、9勝8敗、防御率2.54と安定感を発揮し、ようやくチームとして計算できる存在となった。

1981年、11勝を挙げて初めて二桁勝利に到達。4月阪神タイガース戦では、先頭打者の北村照文に打たれた1安打のみの準完全試合勝利を挙げている。

1982年、同世代の江川卓西本聖とともに先発三本柱として活躍。15勝6敗、防御率3.26と好成績を記録オールスターゲームにも初出場している。

1983年、開幕から勝ちを重ね、一時はハーラーダービートップを走っていたものの、場以降は痛を発症し低迷。7勝7敗、防御率5.00と精を欠いた。翌1984年も低迷が続き、5勝10敗と大きく負け越し、シーズン終盤にはリリーフに回った。

1985年槙原寛己の台頭もありリリーフに専念。47試合に登板して4勝3敗2セーブ防御率3.87とまずまずの成績を残した。しかしシーズン終了後、近鉄バファローズ有田修三を獲得するためのトレード要員の一人として挙げられた定は「巨人以外のユニフォームを着ることに納得できない」と、これを拒否。結果として、巨人を退団し、任意引退扱いとなった。ちなみに、その後、巨人近鉄間で淡口憲治有田修三の交換トレードが成立している。

巨人退団後、ロサンゼルス・ドジャーススプリングキャンプに招待された定は、ゲーム形式の打撃練習ドジャース野手相手に好投したことから契約を持ちかけられたが、自宅のローンのことが気になり、結局契約することなく日本に帰している。

その後はスポーツキャスタータレントに転身。『マジカル頭脳パワー』や『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』では、準レギュラーとして長く活躍。また、タレント活動だけではなく、野球解説者としても活動していた。

2005年、地元の鹿児島県社会人野球チームが途絶えていたことを憂慮し、社会人クラブチーム創設に尽鹿児島ホワイトウェーブ薩摩の2チーム監督を務めた。

人物・エピソード

制球が高く、ストレートカーブを中心に、決め球のスライダーを交えて打ち取る投球で活躍した右腕。特に広島東洋カープ相手に抜群の強さを見せていた。

入団当初はアイドルのような人気があり、巨人練習場であり普段数十人程度しか観客が来ない多摩川グラウンドに、2万人もの人が押し寄せたこともある。

称は「サダ」「サダ坊」。生ダラでは『へなちょこサダ』と呼ばれていたが、これは「お茶の子さいさい」を「へなちょこさいさい」と言い間違えたことが元である。カート対決で負けが込み『負け犬サダ』と呼ばれることもあった。

通算成績

投手成績

通算:9年 登板 完投 完封 勝利 敗戦 セーブ ホールド 勝率 投球回 与四球 奪三振 失点 自責点 防御率
NPB 215 22 7 51 42 3 --- .548 872.0 305 492 427 371 3.83

関連動画

関連項目

【スポンサーリンク】

  • 0
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

定岡正二

まだ掲示板に書き込みがありません…以下のようなことを書き込んでもらえると嬉しいでーす!

  • 記事を編集した人の応援(応援されると喜びます)
  • 記事に追加して欲しい動画・商品・記述についての情報提供(具体的だと嬉しいです)
  • 定岡正二についての雑談(ダラダラとゆるい感じで)

書き込みを行うには、ニコニコのアカウントが必要です!