- プロ野球選手一覧 > 工藤隆人
工藤隆人(くどう たかひと、1981年3月30日-)とは、青森県出身の元プロ野球選手(外野手)である。現在は中日ドラゴンズのコーチ。
概要
中日ドラゴンズ 二軍外野守備走塁コーチ |
|
---|---|
工藤隆人 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 青森県黒石市 |
生年月日 | 1981年3月30日 |
身長 体重 |
171cm 73kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 左投左打 |
守備位置 | 外野手 |
プロ入り | 2004年ドラフト9巡目 |
引退 | 2018年 |
経歴 | |
選手歴
|
|
プロ野球選手テンプレート |
弘前実業高校、青森大学、JR東日本を経て、俊足を買われて2004年のドラフト9巡目で北海道日本ハムファイターズに入団。
日本ハム時代
二軍で2年連続チームトップの盗塁数をマークしてその俊足をアピールすると、2007年(3年目)には7月からレフトのレギュラーを獲得。打率.288、17打点、9盗塁をマークして優勝に貢献、打点を挙げた試合では不敗神話が生まれた(日本シリーズ第2戦で敗れるまで13試合連続勝利)。
2008年は前年を上回る104試合に出場したが、ターメル・スレッジの加入や糸井嘉男の台頭、打率も上がらなかったことで後半戦にはレギュラーを奪われ、代走・守備固めでの起用が多くなった。同年オフ、紺田敏正や村田和哉とタイプが被っていたこともあり、MICHEALと共に、二岡智宏・林昌範とのトレードで読売ジャイアンツに移籍。
巨人時代
同じタイプ(小柄で俊足好守)の松本哲也の台頭などで層の厚い外野陣に弾き返され、だんだん影が薄くなる。さらに何の因果か2010年オフには元同僚の紺田敏正が巨人にトレードで移籍し、元々タイプが被ってたから移籍したのにまた被らせてどうするんだと日本ハムファン、巨人ファン共に困惑した。
2011年は完全に競争からはじき出され、一軍出場はなかった。
ロッテ時代
2011年6月29日にサブローとのトレードで千葉ロッテマリーンズへ移籍。ロッテでは大松尚逸の不振もあって、レフトでスタメン出場の機会も得、夏場には伊志嶺翔大・岡田幸文と鉄壁の外野陣を形成した。しかし打撃では打率.200と振るわず、清田育宏の復帰や角中勝也の台頭で9月以降はスタメンの座を奪われ、代走・守備要員に落ち着いた。ロッテではサブローの背負っていた背番号3をそのままつけることになったため、工藤本人に罪は全く無いとはいえ、ロッテファンから複雑な感情を向けられることもあった。オフ、トレード相手のサブローがFAでロッテに戻ってくることになり、背番号3は再びサブローのものとなったため、背番号25に変更となった。
2012年は開幕一軍入りしたが、角中勝也の台頭などもあってほぼ代走・守備要員としての出番しかなく、24試合の出場に留まる。6月に荻野貴司が復帰するのと入れ替わりで二軍落ちし、そのままシーズンを終えた。
2013年はロッテの外野手で唯一一軍出場なしに終わり、10月3日に球団から戦力外通告を受けた。
中日時代
2013年オフにトライアウトを受け、落合博満GMの目に留まり中日ドラゴンズの秋季キャンプに参加。そのまま入団が決まった。背番号は62。
2014年は開幕を一軍で迎え代走として出場していたが、4月25日の巨人戦で右足を負傷し戦線離脱。シーズン終盤に復帰し、8月28日の横浜DeNAベイスターズ戦でプロ初ホームランを記録した。
2016年は代走と守備固め、代打で存在感を示し、74試合に出場した。
2017年も一軍に帯同し、キャリア2位の82試合に出場した。
2018年は代走、守備固めとして73試合に出場した。シーズンが終わった後に現役を引退した。
引退後
休む間もなく、2019年から中日の一軍外野守備走塁コーチとなった。4年在籍したとは言え、生え抜きでなく外様の選手なのに引退後、すぐに声がかかるのは評価されている証と言えるだろう。
人物
2007年、2008年とともに5月3日に大活躍し、当時背番号53であったため5月3日を「工藤の日」と称している。
応援歌
球団 | レス | No | プレイヤー |
---|---|---|---|
ロッテ | 応援歌のピコカキコ一覧#394 | 9685 | |
中日 | セントラル・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#8 | 14589 |
成績
年度別打撃成績
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2005年 | 日本ハム | 5 | 13 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | .000 | .000 |
2007年 | 72 | 231 | 215 | 23 | 62 | 6 | 4 | 0 | 17 | 9 | 3 | 0 | 12 | 1 | 44 | 0 | .288 | .329 | |
2008年 | 104 | 233 | 199 | 20 | 51 | 11 | 1 | 0 | 12 | 8 | 18 | 1 | 9 | 6 | 42 | 0 | .256 | .307 | |
2009年 | 巨人 | 49 | 56 | 51 | 12 | 13 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 2 | 1 | 18 | 0 | .255 | .296 |
2010年 | 40 | 30 | 26 | 3 | 6 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 11 | 0 | .231 | .333 | |
2011年 | ロッテ | 53 | 112 | 100 | 7 | 20 | 3 | 1 | 0 | 5 | 3 | 5 | 0 | 4 | 3 | 21 | 0 | .200 | .252 |
2012年 | 24 | 6 | 6 | 4 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .167 | .167 | |
2014年 | 中日 | 46 | 46 | 39 | 9 | 12 | 3 | 0 | 1 | 8 | 1 | 1 | 1 | 4 | 1 | 11 | 1 | .308 | .378 |
2015年 | 13 | 7 | 6 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | .167 | .286 | |
2016年 | 74 | 72 | 63 | 12 | 19 | 2 | 1 | 0 | 3 | 5 | 2 | 0 | 4 | 3 | 14 | 0 | .302 | .371 | |
2017年 | 82 | 58 | 51 | 12 | 12 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 0 | 3 | 0 | 13 | 1 | .235 | .278 | |
2018年 | 73 | 17 | 15 | 17 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 | .133 | .188 | |
NPB:12年 | 635 | 881 | 784 | 121 | 199 | 28 | 8 | 1 | 49 | 34 | 36 | 2 | 39 | 20 | 191 | 2 | .254 | .305 |
通算守備成績
守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
---|---|---|---|---|---|---|
外野手 | 483 | 437 | 12 | 7 | 4 | .985 |
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 1
- 0pt