羊羹とは、和菓子の一種である。
概要
主に小豆などで作った餡を寒天で固めて作る和菓子。大まかに種類を分けると、以下のように分けられる。
羊羹の始まりは、中国料理の一つである羊の肉のスープが冷えた時にゼラチンの作用で固まって煮凝りと化したもの、と言われている。即ち読んで字の如く、羊の羹(肉や野菜を、汁を多くして煮たもの。「あつもの」と読む)である。また別の説としては、羊肝餅(ようかんべい)という小豆を小麦粉や葛粉と混ぜて作る唐代中国の菓子が伝来したもの、とも言われている(こちらは字は異なるが素材も製法も現代日本の羊羹そっくりである)。いずれにせよ、それが日本へ伝わった後に、羊羹は江戸時代初期頃には日本の和菓子として定着するに至る。
現在でも素材や形状などから、数多い種類の羊羹が存在する。
例えば単純に素材による分類では芋羊羹、栗羊羹、柿羊羹、塩羊羹など。
ニコニコ動画でも、料理タグで羊羹を「作ってみた」動画がいくつか存在する。
羊羹にまつわる、ついでの知識
- 黒色の衣類が色褪せて赤みがかってきた状態の色を「羊羹色」と呼ぶ事がある。
- アスキーアート(AA)キャラクターには「ようかんマン」というキャラクターが存在する。「幼姦マン」「鋼の救世主」といった派生キャラクターを生み出しており、AAを貼る事でスレを強制的に和ませるほどの可愛さからか、それなりの人気がある。
- 特撮番組「激走戦隊カーレンジャー」では、ヒーロー達に追い詰められた敵が「芋羊羹」を食べて巨大化を果たす。ちなみにこれは敵組織ボーゾックの構成員・グラッチがチーキュ(地球)の和菓子屋「芋長」に普通に買い物に行っているもので、購入の際は略奪などは行わず律儀に代金も支払っている。ちなみに芋長の芋羊羹でないと巨大化はできないようで、作品中ではコンビニで買った芋羊羹を食べた敵が、手のひらサイズまで縮小してしまった事もある。
なお芋長の主人は自分の作る芋羊羹が宇宙人を巨大化させる作用を持つ事は知らないのだが、先述の芋羊羹をめぐるエピソードのみならず、この作品には悪役などの登場人物にも庶民派・微笑ましい一面を持つキャラクターが多い。
関連動画
料理(作ってみた)
関連静画
関連項目
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