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美馬学(みま まなぶ、1986年4月13日-)とは、茨城県出身のプロ野球選手(投手)である。現在は千葉ロッテマリーンズに所属。
概要
千葉ロッテマリーンズ #15 | |
---|---|
美馬学 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 茨城県取手市 |
生年月日 | 1986年4月13日 |
身長 体重 |
169cm 75kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2010年ドラフト2位 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
高校時代は1年からレギュラーとして活躍し、2年には甲子園に出場。この頃は変化球で打ち取ることを主体にしていた。
中央大学に進学し、直球の球速を153km/hにまで伸ばし、速球派の投手となる。
2010年ドラフト2位で東北楽天ゴールデンイーグルスに指名される。背番号は31。
楽天時代
2011年は新人選手で唯一開幕一軍を勝ち取り、4月23日の北海道日本ハムファイターズ戦ではランディ・ルイーズのサヨナラホームランによってプロ初勝利を挙げた。しかし夏場に肘の違和感を訴え登録抹消。その後1軍に上がることはなく、実践復帰したのは10月1日のファーム最終戦だった。この年は中継ぎとして23試合に登板し、2勝1敗5ホールド、防御率3.08の成績を残した。
2012年は昨年の怪我の影響もあって、先発に転向。5月28日の東京ヤクルトスワローズ戦ではプロ初完投勝利を挙げた。
2013年は先発ローテーションに定着し、6勝を挙げた。クライマックスシリーズでは第3戦で完封勝利を挙げた。日本シリーズにて、読売ジャイアンツ打線をシリーズ中無失点に抑え、見事日本シリーズMVPを獲得した。
2014年は2勝9敗と大きく負け越した。
2015年も負け越した上に、9月に右肘のクリーニング手術を受けてシーズンを終えた。
2016年は開幕を一軍で迎え、3月30日の千葉ロッテマリーンズ戦でプロ初完封勝利を挙げた。1年間一軍に帯同し、9勝を挙げたが、9敗を喫したため勝率は5割に終わり、リーグワースト2位の防御率4.30だった。
2017年は初めて開幕投手を務める。チーム2位の11勝を挙げ、4年ぶりのクライマックスシリーズ(以下CS)出場に貢献した。
CSでは第3戦で埼玉西武ライオンズに勝利しファイナルステージ進出に導いたが、ファイナルステージ第5戦で敗戦投手となった。契約更改で背番号を15に変更すると発表された。
2018年は打線の援護に恵まれず、6月17日の阪神タイガース戦でようやく初勝利を挙げる。8月に右肘の手術を受けたが、これで6度目となる。14試合の登板で2勝6敗、防御率4.56に留まった。
2019年は開幕から先発ローテーションを守り、チームのAクラス躍進に貢献。オールスターにも2年ぶりに出場した。7月19日の福岡ソフトバンクホークス戦では8回までパーフェクトという好投をしていたが、9回先頭の明石健志に四球を与え、続く栗原陵矢にヒットを打たれたことで令和初の完全試合とノーヒットノーランの達成はならなかった。25試合の登板で8勝5敗と勝ち越したが、防御率は4.01だった。
ロッテ時代
2019年オフ、同年に取得した国内FA権を行使。読売ジャイアンツ、東京ヤクルトスワローズ、千葉ロッテマリーンズの3球団が獲得に名乗りを上げ争奪戦となったが、11月25日にロッテが獲得を発表した。背番号は15。
2020年は開幕投手に内定していたが、新型コロナウイルスの影響による開幕延期と自身の脇腹痛で3戦目に回った。以降はシーズンを通してローテーションを守り、涌井秀章に次ぐ援護率6.07と援護にも恵まれてシーズン中盤から快調に勝ち星を伸ばした。最終的にチーム唯一、自身2度目の2桁勝利に到達、10勝4敗と6つの貯金を作ってチームの2位に貢献。特に優勝したソフトバンクをカモにして5勝を挙げた。
その好相性を買われてクライマックスシリーズでは初戦に先発したが、6回途中3失点で勝敗はつかなかった。
2021年はセ・パ交流戦で不調に陥り二軍落ち。後半戦でも復調せず、6勝7敗と負け越した。クライマックスシリーズ第2戦では吉田正尚の打球を受けて降板し、後続の投手が打たれたことで敗戦投手となり、チームは敗退した。
2022年は20試合の登板で10勝6敗だった。オフに新たに2年契約を結んだ。
2023年は前半戦は不調に陥ったが、後半戦から復調。8月17日の楽天戦では通算1000奪三振を達成した。18試合の登板で3勝9敗だった。
クライマックスシリーズではファイナルステージで初戦に登板したが、4回3失点で勝敗は付かなかった。
プレースタイル
169cmという小柄な身長から投げ込まれるMAX153km/hのストレートと高速スライダーが特徴。何度もメスを入れている肘に負担をかけないように球数の少ない投球を心掛けている。非常に気が強い選手といわれる。
人物・その他
- 大学時代から5度の手術を経験している。
- 楽天のチームメイトからはダックスと呼ばれている。
- 筋トレを積極的に取り入れており、大学の後輩である澤村拓一に影響を与えた「筋肉の先輩」である。
- 妻は元・BON-BON BLANCOのボーカルで歌手のサントス・アンナ。2019年10月11日には第1子が産まれ父親となった。
- 中学時代に当時は野球をしていた横綱稀勢の里と対戦した事があり、現在も親交がある。
成績
年度別投手成績
年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2011年 | 楽天 | 23 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 5 | .667 | 26.1 | 4 | 13 | 9 | 9 | 3.08 |
2012年 | 23 | 22 | 2 | 0 | 8 | 10 | 0 | 0 | .444 | 154.2 | 36 | 108 | 55 | 53 | 3.08 | |
2013年 | 18 | 18 | 0 | 0 | 6 | 5 | 0 | 0 | .545 | 98.1 | 31 | 63 | 46 | 45 | 4.12 | |
2014年 | 14 | 14 | 0 | 0 | 2 | 9 | 0 | 0 | .182 | 72.2 | 25 | 51 | 41 | 39 | 4.83 | |
2015年 | 16 | 16 | 0 | 0 | 3 | 7 | 0 | 0 | .300 | 86.1 | 21 | 62 | 45 | 33 | 3.44 | |
2016年 | 26 | 25 | 1 | 1 | 9 | 9 | 0 | 0 | .500 | 155.0 | 32 | 116 | 80 | 74 | 4.30 | |
2017年 | 26 | 26 | 3 | 1 | 11 | 8 | 0 | 0 | .579 | 171.1 | 33 | 134 | 66 | 62 | 3.26 | |
2018年 | 14 | 14 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 | 0 | .250 | 79.0 | 23 | 41 | 42 | 40 | 4.56 | |
2019年 | 25 | 25 | 2 | 0 | 8 | 5 | 0 | 0 | .615 | 143.2 | 24 | 112 | 69 | 64 | 4.01 | |
2020年 | ロッテ | 19 | 19 | 1 | 0 | 10 | 4 | 0 | 0 | .714 | 123.0 | 25 | 88 | 62 | 54 | 3.95 |
2021年 | 21 | 21 | 0 | 0 | 6 | 7 | 0 | 0 | .462 | 115.1 | 32 | 92 | 72 | 63 | 4.92 | |
2022年 | 20 | 20 | 1 | 1 | 10 | 6 | 0 | 0 | .625 | 117.2 | 29 | 86 | 40 | 38 | 2.91 | |
2023年 | 18 | 18 | 0 | 0 | 3 | 9 | 0 | 0 | .250 | 98.1 | 32 | 67 | 55 | 52 | 4.76 | |
NPB:13年 | 263 | 238 | 10 | 3 | 80 | 86 | 0 | 5 | .482 | 1441.2 | 347 | 1033 | 682 | 626 | 3.91 |
表彰・その他
表彰 | ||
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日本シリーズMVP | 1回 | 2013年 |
その他 | ||
開幕投手 | 1回 | 2017年 |
オールスターゲーム出場 | 2回 | 2017年、2019年 |
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
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