遊☆戯☆王アーク・ファイブとは、テレビ東京系列で放送されたアニメ作品である。
放送期間は2014年4月6日から2017年3月26日まで。
概要
「遊☆戯☆王ゼアル」に次ぐアニメ遊☆戯☆王シリーズの第5作。(東映版「遊☆戯☆王」は含まれない)
5D's以降恒例となった新規の召喚システムとして「ペンデュラム召喚」が登場。さらにアニメオリジナルのルールとして「アクションデュエル」も登場した。
タイトルのアーク(arc)は、孤、弓形という意味。ペンデュラム(=振り子)召喚から、振り子運動を表したものだろう。
本作にはDM~ZEXALまでの作品を含めたシリーズ総決算のようなコンセプトも含んでおり、シリーズで初めてスターシステムが採用されている。第1シリーズである舞網CS編の序盤ではバトルステージに前作『ZEXAL』の舞台・ハートランドが登場した事を皮切りに、異なる召喚法を駆使する次元が存在する事などが明かされていき、第2シリーズ・シンクロ次元編では、ジャック・アトラスとクロウ・ホーガン。第3シリーズ・エクシーズ次元編では天上院明日香、カイト、エド・フェニックスが登場する。また、第1シリーズ後半では放映日の早朝より再放送されているDMとリンクするようなデュエルが展開される(DM側で伝説のフィッシャーマン登場回に、ARC-V側では伝説のフィッシャーマンの後継モンスターが登場するなど)といった細かいファンサービスも話題になっていた。
ちなみにニコニコ動画でのタグ登録は「遊戯王ARC-V」タグがメジャーになっている。
2015年8月21日発売のVジャンプ10月号にて漫画版の連載が開始した。
詳細は「遊☆戯☆王アーク・ファイブ(漫画)」の記事にて。
ストーリー
物語の舞台は日本の海岸沿いにある「舞網市」。
デュエルの技術だけが突出して進歩している。赤馬零児が社長を務めるレオ・コーポレーション。同社が開発した「質量を持つ立体幻像(ソリッド・ビジョン)」の普及により、舞網市では「アクション・デュエル」が生まれ、世界中で人気を博している。
子供たちはスター的存在であるプロデュエリストに憧れ、主人公・遊矢たちが通う「遊勝塾」や最大手「LDS(レオ・デュエル・スクール)」といった大小さまざまな塾に通い、召喚法やデュエルスタイルなどを学んでいる。そんなある日、遊矢はプロデュエル界の現役チャンピオンとエキシビジョンマッチで戦うことになるのだが・・・・・・?
登場人物
スタンダード次元
遊勝塾
- 榊遊矢(さかき ゆうや) CV:小野賢章
- 本作の主人公。14歳の中学2年生。笑うことでつらい現実から逃げていたが、ストロング石島とのデュエルをきっかけに困難に立ち向かう決意をする。夢は父のような、人々を笑顔にする「エンターテインメント・デュエリスト」になること。
舞網チャンピオンシップを経て、自身がいる「スタンダード次元」を含む4つの次元間での争いに巻き込まれていく。
ペンデュラムモンスターを多く含む「EM(エンタメイト)」「魔術師」デッキを使用し、エースモンスターは「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」。
緑と赤の奇抜な髪形をしており、まるでトマトのようと評されるが、これまでのシリーズで訓練された視聴者には髪形が地味に見えるという。海産物ではなかった。
- 柊柚子(ひいらぎ ゆず) CV:稲村優奈
- 遊矢の幼馴染で、彼を叱咤激励するパワフルな少女。父が経営する「遊勝塾」で遊矢と共にデュエルの腕を磨いている。ハリセンツッコミが特技。
彼女自身に関する謎がストーリーに深く関わるなど、遊戯王シリーズのヒロインとしては珍しい存在。
劇中にて習得した融合召喚を切り札とする「幻奏」デッキを使用する。
- 原田フトシ(はらだ フトシ) CV:知桐京子
- ぽっちゃり体型の塾生。もっぱら遊矢のデュエルを観戦している。遊矢が素晴らしいプレイングを披露するたびに、その感動を「痺れるぅ~!」という言葉と共に全身全霊をもって表わしている。
「らくがきじゅう」デッキを使用する。
- 鮎川アユ(あゆかわ アユ) CV:明坂聡美
- 塾生。もっぱら遊矢のデュエルを観戦している子、その2。年齢相応の天真爛漫な行動が多いが、遊矢のミスやフトシ、修造の行動に対し呆れた目を向けることも。
「アクア・アクトレス」デッキを使用する。
- 山城タツヤ(やましろ タツヤ) CV:新出ななみ
- 塾生。遊矢のエンタメデュエルを観戦してファンとなった。他の子供二人に比べデュエルの知識が豊富であり、遊矢のデュエルを観戦する際の解説役を務めることも多い。
「E・M(エンタ・マシン)」デッキを使用する。
権現坂道場
- 権現坂昇(ごんげんざか のぼる) CV:大林洋平
- 遊矢・柚子の友人。彼らをはじめとする遊勝塾の塾生と行動を共にすることが多いが、遊勝塾の塾生ではなく「権現坂道場」の跡取り。
遊矢の親友として彼を支える、見守る描写が多いのみならず、他の登場人物に対しても臆せず忠告を行うなど漢らしい性格をしている。
デッキのカード全てがモンスターで構成される「超重武者」デッキを使用した「不動のデュエル」を信条としている。
LDS(レオ・デュエル・スクール)
- 赤馬零児(あかば れいじ) CV:細谷佳正
- 大企業「レオ・コーポレーション」の2代目社長。天才的な頭脳を持ち、15歳でプロデュエリスト認定を受けるほどの超エリート・デュエリスト。ペンデュラム召喚に興味を示し、榊遊矢のデータを参考に独自でペンデュラム召喚を開発した。
後述する赤馬零王との戦いのため、異次元と戦う為の組織「ランサーズ」を組織する。
「DD」「DDD」デッキを使用し、融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラム召喚を自在に操る。
極東エリアのデュエルチャンピオンではない。
- 沢渡シンゴ(さわたり シンゴ) CV:矢野奨吾
- LDSの生徒。最初期こそ取り巻きを従え、他人や自分が認めないカードを見下すなど典型的な小悪党としての面が強かったものの、遊矢とそのデュエルに影響された後は、彼と共に理想的な「エンタメデュエル」を繰り広げるほどのデュエリストとなった。
基本的にキザで自信家だが、取り巻きや仲間達に突っ込みを入れられたり、思い通りに戦略が決まらなかったりと、コメディリリーフとしての活躍も多い。
「ダーツ」「氷帝」「妖仙獣」と様々なデッキを作中で使用し、現在はペンデュラムモンスターを多種多様なサポートカードで補助し戦う「魔界劇団」デッキを使用する。
- 赤馬零羅(あかば れいら) CV:石川由依
- 零児の弟。常にぬいぐるみを抱えている。
ジュニアクラスながら兄と同じく融合・シンクロ・エクシーズ召喚を操る実力を持つが、気弱で自分から行動を起こすのが苦手。零児と共に異次元との戦いに加わる。
相手のカードやモンスター、その属性を利用する「CC」「CCC」デッキを使用する。
- 志島北斗(しじま ほくと) CV:花江夏樹
- LDS・エクシーズコースの生徒。自身の敗戦を真澄に指摘され意気消沈するなどコミカルな場面が印象的だが、塾内での40連勝、試合観戦での戦況分析などからも分かるように確かな実力を持つ。
真澄、刃とはよく三人で行動し、プライドの高い一面とは裏腹に二人を仲間として大切にしていることがわかる。
複数のエース級エクシーズモンスターを並べる「セイクリッド」デッキを使用する。
- 光津真澄(こうつ ますみ) CV:清都ありさ
- LDS・融合コースの生徒。対戦相手の柚子が何かしら迷いを抱えていることを見破っており、その戦いをきっかけに、彼女にとっての越えるべき目標となる。
北斗、刃に対して強気に対応する事も多いが、有事の際には彼らの身を案じる等好意的に思っている。
宝石商の娘であり、それにちなんで宝石がモチーフの「ジェムナイト」デッキを使用する。
- 刀堂刃(とうどう やいば) CV:高梨謙吾
- LDS・シンクロコースの生徒。他の2人と比べるとやや言動が荒っぽい。
権現坂の直訴に応じ彼にシンクロ召喚を伝授、彼とは師弟の関係となった。
前二人と同じく、北斗、真澄とは友好的な関係を築いている。
大量展開を持ち味とする「X-セイバー」デッキを使用する。
その他
- 榊遊勝(さかき ゆうしょう) CV:東地宏樹
- 遊矢の父親で元アクションデュエル界のチャンピオンだったデュエリスト。
現在の刺激的なアクションデュエルを築いたパイオニアとされているが、ストロング石島とのデュエルの直前に消息を絶ち、行方不明となってしまった。
遊矢同様「EM(エンタメイト)」デッキを使用し、エースモンスターの「EMスカイ・マジシャン」と永続魔法を駆使する。
- ニコ・スマイリー CV:飯島肇
- プロデュエリスト、ストロング石島の元マネージャー。
ストロング石島が出奔したことをきっかけに遊矢のマネージャーとなり、以後彼のバックアップ役として活動。
舞網チャンピオンシップ予選では、彼のデュエリストとしての技能を高めるために彼の成長に相応しい対戦相手をセッティングした。本戦においては実況役も務める。
- 方中ミエル(ほうちゅん ミエル) CV:悠木碧
- 海野占い塾の塾生の占い少女。
妄想癖があり、占いで「恋人達」を意味するLoversのカードが出るだけで鼻血が出てしまう。
初対面で遊矢にパンツを見られるトラブルに遭うものの、融合召喚に目覚めた遊矢にゾッコン惚れた。
リバースモンスターや儀式召喚を主戦術とする「占術姫」デッキを使用する。
- 月影(つきかげ) CV:坂巻学
- 風魔デュエル塾の塾生で、兄に日影(ひかげ)がいる。
零児に雇われた忍者デュエリストで、依頼者の命令を忠実に実行する寡黙な男。
舞網チャンピオンシップ後「ランサーズ」へと加わった。
兄の日影と比べて防御的な戦術を中心とした「忍者」デッキを使用する。
エクシーズ次元
- ユート CV:高木万平
- 黒いマスクを身につけ舞網市に現れた少年。顔立ちが遊矢と似ており、柚子ですらも遊矢と見間違えるほど。
「誰も傷つけられない世界」を作るために戦っている。
舞網チャンピオンシップ一回戦終了後、紫雲院素良、及びユーゴとのデュエルを通じて、遊矢に大きな影響を与えた。
「幻影騎士団(ファントム・ナイツ)」デッキを使用し、エースモンスターは「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」。
- 黒咲隼(くろさき しゅん) CV:金城大和
- ユートの仲間。妹の瑠璃を助けるべくスタンダード次元にやってきた。
LDSを敵視していたが、赤馬零児との取引で舞網チャンピオンシップ中はLDSに所属し、その後彼の元で行動するようになる。
魔法・罠を駆使して守り、爆発的な展開力で反逆する「RR(レイド・ラプターズ)」デッキを使用し、「RUM」によるランクアップを使いこなす。エースモンスターは「RR-ライズ・ファルコン」。
- 黒咲瑠璃(くろさき るり) CV:逢沢凛
- 柚子に似た顔をしたエクシーズ次元の少女。黒咲隼の妹。
デニスとユーリによってアカデミアに攫われてしまっている。
レベル1モンスターを展開してエクシーズ召喚する「LL(リリカル・ルスキニア)」デッキを使用する。
- カイト CV:内山昂輝
- レジスタンスの一人。
- アカデミア襲来前はデュエルスクール「クローバー校」に属しており、「スペード校」に属していたユートや黒咲とは切磋琢磨し合うライバルの間柄にあった。
家族や仲間をアカデミアにカード化された怒りに囚われ、黒咲等かつての同志の声にも耳を貸さずに単独でアカデミアと戦い続けている。
「光波(サイファー)」デッキを使用し、同名カードを揃えて自分のモンスターを強化したり相手の動きを封じる戦法をとる。エースモンスターは「銀河眼の光波竜」。
- 神月アレン(こうづき アレン) CV:村瀬迪与
- レジスタンスの一人で、元「クローバー校」の生徒。
気さくな性格だが、エクシーズ次元で行方をくらました遊矢の父・遊勝を「エクシーズ次元を見捨てた」と思っており、遊矢が遊勝の息子だとわかると冷たく接するようになる。
神月アンナとの苗字繋がりからか、使用するデッキは「列車」。
- 笹山サヤカ(ささやま サヤカ) CV:前川涼子
- レジスタンスの一人で、元「クローバー校」の生徒。
人見知りな面もあるが心優しい少女で、自分の体を顧みずにシェルターでの食事当番を休まず行っている。
「フェアリー」と名のついた天使族モンスターが中心のデッキを使用する。
融合次元
- 赤馬零王(あかば れお) CV:浪川大輔
- デュエルアカデミアのトップで、機械化したような左頭部が特徴的な男。
アカデミア内では「プロフェッサー」と呼ばれている。
レオ・コーポレーション先代社長にして、零児の父親でもある。
柊柚子を始めとする、彼女に似た少女を集めるべく暗躍している。
「精霊(スピリット)」ペンデュラムモンスターを使用し、遊矢も所持していない融合ペンデュラムモンスターすら操る。
- 紫雲院素良(しうんいん そら) CV:園崎未恵
- 遊矢の「エンターテインメント・デュエル」に魅了され、遊矢に付きまとう少年。
自由奔放、甘いお菓子が大好き、母性本能をくすぐる愛されキャラ。
柚子に頼まれ、彼女に融合召喚を授けた。実は融合次元のアカデミア出身。
人形と金属器具をモチーフとした「ファーニマル」「エッジインプ」「デストーイ」の融合召喚デッキを使う。
- ユーリ CV:小野賢章
- 遊矢に似た顔をした融合次元の少年。
瑠璃やリンを連れ去った張本人であり、プロフェッサーの命令で柚子を狙っている。
「捕食植物(プレデター・プランツ)」デッキを使用し、エースモンスターは「スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」。
また「古代の機械」で構成された優等生デッキを使うこともある。
- セレナ CV:稲村優奈
- 柚子に似た顔をした融合次元の少女。バレットと共にスタンダード次元を訪れた後、融合次元の他次元侵攻の実態を知る事となる。
零王に自由を奪われていたためか高圧的で世事に疎かったが、スタンダード次元に来てからはその性格も変化し始めている。
攻撃的な性能の融合モンスターを駆使する「月光(ムーンライト)」デッキを使用する。
- バレット CV:田中美央
- セレナに付き従う隻眼の大男。
過去に戦場で失態を犯してしまい、セレナの監視役という閑職に置かれていたが、今でも手柄をあげて戦線復帰したいと願っている。
獣戦士族と機械族を融合させた「獣闘機(ビーストボーグ)」モンスターと「勲章」罠カードを使用する。
- デニス・マックフィールド CV:柿原徹也
- LDSブロードウェイ校からの留学生。榊遊勝のエンタメデュエルに惚れこんでおり、遊矢が驚く程のエンターテイメントを披露した。後に「ランサーズ」に加入する。
融合次元の構成員と通じている描写が見られていたが、正体はやはりアカデミアの一員であり、瑠璃の誘拐にも関与していた。
自分でバーンダメージを発生させ活用する戦術や、ペンデュラム召喚からのエクシーズ召喚を行う戦術を得意とする「Em(エンタメイジ)」デッキを使用するほか、オベリスク・フォース同様「古代の機械」融合モンスターも使用する。
- 天上院明日香(てんじょういん あすか) CV:小林沙苗
- 融合次元のデュエリスト。
元々アカデミアに属していたが、他次元で無差別に人々をカード化するやり方に疑問を抱いてアカデミアを離反。その後遊勝と出会って彼のデュエルに触れ、現在はそのデュエルを広めようとしている。
「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」と同様、儀式召喚を行う「サイバー・エンジェル」デッキを使用。
- エド・フェニックス CV:石田彰
- アカデミア軍総司令官。
過去に遊勝とデュエルして「エンタメデュエル」を目の当たりにするも、アカデミアの方針と相反するそのデュエルスタイルを受け入れられず、アカデミアの方針が正しいと証明すべく遊勝を探す。
使用するデッキはおなじみの「D-HERO(デステニーヒーロー)」。
- グロリア・タイラー CV:大地葉
- グレース・タイラー CV:渕上舞
- 融合次元の姉妹デュエリスト。通称「タイラー姉妹」。
「スペード校」を拠点とするレジスタンスを、タッグデュエルにおける抜群のコンビネーションで壊滅させた。ランサーズを殲滅するために、赤馬零王により再びエクシーズ次元へ送り込まれる。 - 姉妹揃って「アマゾネス」デッキを使用する。
- BB(バトル・ビースト) CV:八代拓
- アカデミアの所属でありその実力は確かなものだが、味方もカード化してしまうため兵士としては欠陥品と言われている。「捕食者の森 プレデター・ジャングル」にて遊矢たちとサバイバルデュエルを行った。
「剣闘獣」デッキを使用する。
シンクロ次元
- ユーゴ CV:高木心平
- 遊矢に似た顔立ちをした、白いライダースーツを身にまとう少年。D・ホイールを乗り回しながらデュエルを行う。
気性が荒く短慮な性格だが、乱入したデュエルにて三人を瞬殺するなどデュエリストとしての腕前は一級品。
懐かしいおもちゃをモチーフにした「SR(スピードロイド)」デッキを使用し、エースモンスターは「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」。
- ジャック・アトラス CV:星野貴紀
- シンクロ次元の世界チャンピオン「キング」の座に君臨するデュエリスト。
ユーゴ・リンが育った施設の出身で、元は下層階級「コモンズ」の人間。
デュエルの腕一つでフレンドシップカップを勝ち抜き、コモンズ初のキングの称号を勝ち取った。
その経歴から、ユーゴ・リンをはじめとするコモンズのデュエリスト達の憧れの的となっているが、一方で「トップス(上層階級)に媚びを売った裏切り者」と憎む者もいる。
「レッド」と名のついたモンスターを主に使用し、エースモンスターは「レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト」。
最高のsatisfactionを貴方に
- クロウ・ホーガン CV:浅沼晋太郎
- コモンズのデュエリスト。
子供好きで面倒見がよく、アマンダ(CV:大地葉)・フランク(CV:一木千洋)・タナー(CV:明坂聡美)という3人の子供の面倒を見ている。
零羅を守りながらセキュリティ複数人を相手に善戦する遊矢達を気に入り、セキュリティの包囲網から救い出して自分のアジトで匿った。
使用するデッキは最早おなじみの「BF(ブラックフェザー)」だが、「A BF(アサルトブラックフェザー)」という新たなモンスターも使用している。
- シンジ・ウェーバー CV:石川界人
- クロウの仲間の一人。
シティの一握りの上層階級であるトップスに反感を持ち、コモンズを先導し革命を起こそうと計画しており、その為には他を排斥することも厭わない現実主義者的な一面を持つ。
仲間の特殊召喚、相手モンスターの弱体化、バーンダメージ戦法など蜂さながらに強敵に立ち向かう「B・F(ビー・フォース)」デッキを使用する。
- 徳松長次郎(とくまつ ちょうじろう) CV:咲野俊介
- 十年もの間収監されていた収容所のボス。
かつては「エンジョイ長次郎」と呼ばれたプロデュエリストであったが、トップスとの不利なデュエルに惨敗し、イカサマに手を染め逮捕された。
以後、他の囚人からデュエルでカードを巻き上げていたが、遊矢とのデュエルでかつてのエンジョイデュエルを思い出し、彼らに協力するようになる。
花札をモチーフとし、持ち前の驚異的なドロー力で大型モンスターをシンクロ召喚する「花札衛(カーディアン)」デッキを使用する。
- ジャン・ミシェル・ロジェ CV:北田理道
- シンクロ次元の治安を守る組織「セキュリティ」の長官。実は融合次元のアカデミア出身。
いつも傍らにチェス盤を置いている。
アカデミア出身らしく「古代の機械」デッキを使用するが…
- ギャラガー CV:中野裕斗
- 地下デュエル場でMCをしているプロモーターの男性。
また、ロジェに仕えて地下のゴミ処理上を取りしきっており、ゴミ処理場に送られてきた決闘者の中から一級品の者を見つけ出し、ロジェに貢献する自称「ゴミ共の再生業者」も行っている。 - 自身もデッキを持っているようだが、その内容が「泣く子も黙る禁止カード満載の超極悪スーパーゴージャスウルトラレアデッキ」というとんでもない代物らしい。
- セルゲイ・ヴォルコフ CV:遠藤大智
- ロジェの懐刀にして嘗ては多くのデュエリストを潰したデュエリストクラッシャー。しかし今ではその面影が見えないほど大人しいと思われた……。だが奴は...弾けた。
自らライフポイントを削って相手の攻撃をいなし、一撃必殺の瞬間まで耐え忍ぶ「茨(ソーン)」と名のついた悪魔族モンスターを使用。 再改造後は5D'sの地縛神を髣髴とさせる「地縛」デッキを使用する。
- サム CV:高瀬朝季
- トップスのホテルに仕えるコモンズ出身の少年。
- 同じコモンズ出身だったジャックに憧れていたが、ジャックから「お前に一番ふさわしいカード」としてレベルも攻撃力も低い「調律の魔術師」を渡されたことで馬鹿にされたと思い込み、ジャックとトップスを憎むようになった。
その後、ジャックに返すようにと遊矢に「調律の魔術師」を託した。
スタッフ
- 原作:高橋和希 スタジオ・ダイス(週刊少年ジャンプ)
- キャラクター原案:三好直人
- 監督:小野勝巳
- シリーズ構成:上代務
- デュエル構成:彦久保雅博
- キャラクターデザイン:横田明美
- メインモンスターデザイン:反田誠二
- モンスターデザイン:長森佳容、牧内ももこ、高橋成世
- コンセプトデザイン:宮崎真一
- 総作画監督:原憲一
- 音楽:中川幸太郎
- ナレーション:山路和弘
- アニメーション制作:ぎゃろっぷ
主題歌
オープニング曲
- Burn!(第31話-第49話)
- 作詞:Kenji Kabashima、作曲:Kenji Kab:ashima/APAZZI、編曲:APAZZI、アーティスト:超特急
最終話ではエンディングテーマとして使用された。
- 切り札(第76話-第99話)
- 作詞:三島想平、作曲:cinema staff、編曲:江口亮・cinema staff、アーティスト:cinema staff
エンディング曲
- ARC of Smile!(第50話-第75話)
- 作詞:YUMIKO、作曲:mu-ray、編曲:Meis Clauson、アーティスト:BOYS AND MEN
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関連項目
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