ファイナルステークスとは、JRA(日本中央競馬会)が開催する阪神競馬場の特別競走である。
クラスおよび競走条件は固定されておらず、年によってオープンか3勝クラスのどちらかで開催される。
概要
2000年に20世紀最後のJRAのレースとして行う際にレース名の公募が行われ、上位の投票数で決まった「カウントダウンステークス」が、年間を通じた最後の競走を行う阪神競馬場の第12レースで行われたのがはじまり。それ以前は単に「4歳以上900万下」などといったレース名が無い競走だったが、好評だったため2001年から原則JRAの最後のレースとして行うレースを「ファイナルステークス」として、阪神競馬場の第12レースに行われている。
2010年と2011年は小倉競馬場も同時開催していて日没の時間から、ファイナルステークスのあとに小倉でアンコールステークスを最後の競走として行われていた。(2009年以前は阪神競馬場の直前のレースで中京競馬場で尾張特別が行われていた。(尾張と終わりをかけて行われていた)
レース名は正式には2001ファイナルステークスや、2021ファイナルステークスなどその年の西暦が記載される。
本場場入場曲はレース名にかけて「ファイナルカウントダウン」sm535780が採用されている。
前述の通りクラスと競走条件は年によって異なる。2000年~2002年、2004年~2011年、2014年~2016年はオープン、それ以外の年は3勝クラス(2018年までは1600万下)で開催された。
馬場・距離は2000年~2005年と2007年~2011年が芝1600m、2006年がダート1800m、2012年~2016年がダート1400m、2017年~2020年が芝1400m、2021年が芝1200m。
このレースの勝ち馬からは、エーシンフォワードがマイルチャンピオンシップを、コーリンベリーがJBCスプリントをのちに勝つことになる。
その他重賞路線で活躍した馬でチアズメッセージ(京都牝馬S)、シルポート(マイラーズカップ)、タガノエスプレッソ(京都ジャンプS)、フィアーノロマーノ(ダービー卿CT)、エイティーンガール (キーランドC)などがいたりする。
余談として2014年~2016年の3年の間、カウントダウンステークスはファイナルステークスのひとつ前の第11Rレースでも行われていた。
2023年はそれまで行われていた阪神競馬場での開催ではなく、中山競馬場で開催された。JRAの案内では冬季は日没の影響を考慮で中山競馬場は早めの発走時刻だったが、照明設備の増強により解消されるからとの事である。この照明設備の増強の工事の入札自体は2022年に行われていた。
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