バイアスロン(Biathlon)とは、ラテン語で「2つ」の意味の「bi(バイ)」に、「競技」を意味する「athlon」を合わせた言葉で、「2種目の競技」を意味する言葉である。
単体の言葉としては、主にスキーで滑走し、銃で的を撃つウィンタースポーツの事を指す。
なお、バイクとランの2種目で競われる競技(トライアスロンからスイムを除いたもの)もかつて「バイアスロン」と呼ばれていたが、区別のためか現在ではラテン語で「2つ」を意味する別の言葉「duo(デュオ)」を用いて「デュアスロン」(Duathlon)と呼ばれている。
概要
軍人によるスキーでの戦闘技術や、スキーで滑りながらの狩猟がスポーツになったもの。
スキーで滑走し、決められた位置で立射や伏射で的を撃ち、ゴールした時間で順位を競う。射撃で的を外した場合はペナルティーでタイムに1分加算されたり、ペナルティループを滑走しなければならない。
競技としては18世紀後半にノルウェーやスウェーデンの軍人が競技大会をしたのが始まりとされている。
オリンピックでは1924年にスキー登山も含めたミリタリーパトロールという種目が取り入れられ、その後1928年、1936年、1944年と3回行われた。1960年から男子の正式種目となり、女子は1992年から正式種目となった。
日本では銃を扱う特殊性のため、競技者はほとんど自衛隊員である。
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