折尾駅とは (オリオエキとは) [単語記事]

折尾駅とは、福岡県北九州市八幡西区にあるJR九州の駅である。鹿児島本線、筑豊本線が発着する。

概要

八幡西区の主要駅であり（中心駅は黒崎駅）、鹿児島本線と筑豊本線（当駅から東水巻・直方方面が福北ゆたか線、当駅から本城・若松方面が若松線）の接続駅となっている。この2路線は立体交差となっているが、これは明治からのものであり、日本初の立体交差駅となっている。かつては西鉄北九州線の折尾停留場が存在していたが、2000年に廃止されている。

日本初の立体交差駅と言うこともあって折尾駅は数多くの問題点を抱えており、鹿児島本線と筑豊本線が立体交差している故に駅構内が複雑になっていること、バリアフリー化が不十分なこと、当時の1～5番のりばと鷹見口の6・7番のりばの徒歩連絡が必要なこと、鷹見口の6・7番のりばに構内踏切があることが挙げられていた（6・7番のりばは末期はA・Bのりばを名乗っていた）。このようなややこしい構造になっていたのは、もともと鹿児島本線と筑豊本線は別会社であったことや、鷹見口の福北ゆたか線ホームは1988年に後付けされたためであった。
これを改善するために高架化工事ならびに線路切替工事が行われており、2022年 3月までに1～7番のりばが全て同じ階になり、改札口も1箇所に集約された。事業完了予定は2024年度。

改札口は2021年 1月に完成した新駅舎に基本的に集約されている。それ以前は従来から存在している東口、1988年に新設された西口、2012年に新設された北口があった。
高架上には相対式の1・2番線のりばの筑豊本線（福北ゆたか線）・鹿児島本線ホーム、単式・島式の3〜5番のりばの鹿児島本線ホームと、島式の6・7番のりばの筑豊本線（福北ゆたか線、若松線）ホームがある。

かつては150mほど離れた場所に鷹見口があり、こちらからは地上にある相対式のA・Bのりばの鹿児島本線・筑豊本線（福北ゆたか線）ホームに入ることができた（駅舎はBのりば側にあり、Aのりばへは構内踏切を利用する）。
2022年 3月12日に新駅舎にある1・2番のりばに移転。これにより鷹見口は廃止され、全ての列車が同一構内で乗り換えられるようになった。

鷹見口が存在していた時期は、当駅で鹿児島本線の水巻駅以西もしくは若松線の本城駅以北と福北ゆたか線の東水巻駅以南を乗り換える場合、場合によって東口と鷹見口の間を徒歩連絡することになった。この場合は紙の乗車券とSUGOCAともに有人改札を通過する必要があった。
また、鹿児島本線の水巻駅以西と福北ゆたか線の東水巻駅以南を乗り換える場合、福北ゆたか線と鹿児島本線の直通列車を利用する場合に限って、陣原駅または黒崎駅での折り返し乗車が可能となっていた。
これらは2022年 3月12日のホーム移転により、取り扱いを終了した。