漢字として
- 意味
- 中国の伝説上の木、扶桑のこと。扶桑は東海にある巨木でそこから日が登るとされた。また若と通じて従うという意味がある。
- 〔説文解字〕には「日の初めて東方の湯谷に出で、登る所の榑桑、叒木なり」とある。
- 字形
- 甲骨文、金文では若と同じ形。若は、跪き手を挙げる巫女の象形字である。叒はその手や頭の部分。籀文の𠭚は今の若のように口字がある。〔説文〕は桑の葉の象形とする。
- 音訓
- 音読みはジャク、訓読みは、ふそう、したがう。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0212補助漢字。
- 部首
- 叒は〔説文〕で部首である。ほかに桑が属する。
- 意符
- 叒を意符として持つ会意字に桑がある。
異体字
- 𠭚は、〔説文〕にある籀文。
関連項目
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