Turbolinuxとは、ターボリナックス株式会社という日本企業によって開発・販売・サポートが行われていたLinuxディストリビューションである。
概要
元々は米Pacific HiTech社(後の米Turbo Linux社)で開発されたディストリビューションであり、1997年から日本国内でのパッケージ販売が行われて来た。
2002年からターボリナックス・ジャパン(現ターボリナックス)が事業を買い取り、日本で開発が続けられてきた。
その後ターボリナックス社は一時期ライブドア傘下に入った事もあるが、2008年10月より子会社ではなくなった。
早い時期から日本で開発されてきたディストリビューションであるため、日本をはじめ中国・韓国などでの商用リリースが行われてきた。
実際に2000年1月頃には、中国でTurbolinuxの販売実績がWindows98を上回ったとされている。
しかし近年はubuntu・Fedoraなど、他のLinuxディストリビューションにおされて低迷中である。
2000年3月にはIA-64対応のTurbolinuxを公開し、初のIA-64対応Linuxディストリビューションとなった。
2003年4月にはTurbolinux8 forAMD64を発表するなど、AMD64にもかなり早い時期に対応していた。
64bit機への対応は最も早かったLinuxディストリビューションだろう。
またWindows Mediaを再生できるTurboメディアプレーヤーを搭載するなど、Windowsとの互換強化に積極的に取り組んでいるディストリビューションでもあった。
2019年末にターボリナックス社は営業を終了、Turbolinuxの商標と関連事業は、パートナー企業のターボシステムズ株式会社に譲渡したとしている。
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