早とは、以下のことを表す。
- 早稲田大学の略
人名
漢字として
- 意味
- 時期がはやい、時間がはやい、時期的に先の、速度がはやい、即座に、朝、未明、という意味がある。また皁と通じて、どんぐりという意味がある。
- 〔説文解字〕の本字は𣅼で〔説文・巻九〕には「晨なり」とある。
- 字形
- 諸説ある。〔説文〕には「日の甲上に在るに從ふ」とあって、日+甲の会意とする。この解釈には甲が十干の初めであることから朝の意とする説や、甲は人の頭であり人の頭の上に日があるとする説(〔段注〕)、甲は東方を表すので東に日があるとする説、などがある。
- また皁と同じように、どんぐりの象形とする説、是と同様にさじの象形とする説(白川静)、日+屮の会意で草の上に日があるとする説(〔文源〕)などがある。金文では蚤に作る。
- 音訓
- 音読みはソウ(漢音、呉音)、サッ(慣用音)、訓読みは、はやい、はやまる、あさ、つとに。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 早を声符とする漢字に、草などがある。
- 語彙
- 早期・早急・早婚・早産・早熟・早晨・早世・早逝・早々・早速・早退・早朝・早晩・早老・早漏
異体字
- 𣅼は、〔説文〕の本字。
関連項目
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