ジャズ・ロックとは、ジャズとロックが混合したような形態の音楽に冠された呼称である。
初期の古典的なアーティスト以外、現在この呼称で分類されるアーティストは稀だと思われる。
厳密にいうとジャズやロックンロールから派生したフュージョンという、混沌とした音楽性を大雑把に捉えたジャンルの中のサブジャンル、ジャズ・フュージョンが最も近いが、有線放送局などの放送媒体や音楽メディアはかつてこう形容されたアーティストたちをジャズ~フュージョンの枠内で大まかに分類し紹介している現状である。
エレクトロニック・ジャズ、クロスオーバーなどの範囲にも含まれ、ロック出身者は時と場合によってはロックにも戻るので混沌の中で混沌としている。
古くは電化されたジャズとロックンロールがフュージョンしたような音楽をこう言い表したが、分類上そのように区別すると便利な場合があるという、便宜的な呼称であるので、アーティスト側も果たしてそう称していたのかはよく分からない。音楽用語としては死語に近く、フュージョンの一種だと認識しておけば良いと思う。
音楽性はこのようなものだが、ここに分類されるアーティストたちは超絶的、驚異的な超絶技巧を持つ者たちが異常に結集しており、通好みであるが、あまりにも突き抜けて巧者すぎるため、なんだかBGMとしてサラッと聴け過ぎて、曲が終わったあと何にも印象が残らない曲もままあることは、店舗を経営してフュージョンを自分の店のBGMにした者なら思い当たるかと思う。勿論、印象的な名曲、名演は多数ある。
アーティストとしてはアラン・ホールズワース、ジェフ・ベック、ビリー・コブハム、マイリス・デイヴィスなど多数いる。
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最終更新:2024/05/04(土) 06:00
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