ちかつうろとは、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するマップである。
一般的な用法については「地下道」を参照のこと。
ポケモンに登場する数ある地下マップのうち、「ちかつうろ」という名前で呼ばれるものは以下の3地方・計4箇所存在する。
この項では以上の全てのちかつうろについて記述する。
カントー一の大都市・ヤマブキシティの地下を縦横に結ぶ細長い地下トンネル。『赤・緑・青・ピカチュウ』『ファイアレッド・リーフグリーン』『金・銀・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』に登場。
ハナダ⇔クチバ間を南北に結ぶものと、タマムシ⇔シオン間を東西に結ぶものの2本が存在する。いずれもヤマブキシティの地下を貫通しており、ここを通ることでヤマブキシティに足を踏み入れることなく町を挟んで反対側の道へ抜けることができる。ストーリーを攻略する上で、ヤマブキシティのゲートが通行可能になるまでこれらの通路には何回かお世話になることになる。ちなみにいずれのバージョンでも自転車通行可。
通路には人っ子一人、コラッタ一匹もおらず、特に第二世代まではグラフィック的にもかなり殺風景。FRLGでは床に赤や青のラインが引かれてそこそこ整った見栄えとなった。HGSSでは通路の途中に三角コーンが並べられ、逆に未整備で薄汚い印象を醸し出している。
赤い帽子を被った十代前半くらいの少年がAボタンを連打しながら通路内を往復している姿が近隣住民に度々目撃されている。薄暗いために以前は落とし物が非常に多かったが、彼が通ったあとは通路内がとても綺麗になっていたという。
通路のBGMは、『赤・緑』系列だと「1ばんどうろ」の軽快な音楽が流れていたが、『金・銀』系列では不気味な洞窟ダンジョンBGMとなっている。この三年で何があった。
5ばんどうろ(ヤマブキ北:ハナダ側)と6ばんどうろ(ヤマブキ南:クチバ側)を南北に結ぶ地下トンネル。
『赤・緑』系列では、ストーリー攻略時ハナダシティ側からクチバシティ側へ行くために最低一回は通ることになる。クチバシティ(サント・アンヌごう)攻略後、ハナダシティ経由でイワヤマトンネルに向かうために大抵は帰りももう一回ここを通ることになる。
『金・銀』系列では、最初に訪れたときは発電所でのトラブルの影響で通行禁止となっている。ストーリーを進めて発電所のイベントをクリアすると通行が可能になる。
HGSSでは通路内に一人のおじさんが立っている。話しかけると「おじさんは……あやしいものじゃ……ないんだよおぅ……」と怪しさしかない台詞で切り出し、通路内の治安の悪さのことで勝手にイライラし始めたかと思ったら、今度は主人公の持つ「いかりまんじゅう(本作では一個しか手に入らない『たいせつなもの』扱い)」に対し異常なまでの執着を示す。饅頭を渡すと奪うように食らいつき、次第に怒りが収まり、お礼に「だいばくはつ」のわざマシンをくれる。「怒りが大爆発」と言いたいのだろうが、それにしてもこのおじさん、怪しいというよりかなり危険である。語尾が「だよおぅ……」だし。ふぇぇ…
7ばんどうろ(ヤマブキ西:タマムシ側)と8ばんどうろ(ヤマブキ東:シオン側)を東西に結ぶ地下トンネル。
『赤・緑』系列では、ストーリー攻略時シオンタウン側からタマムシシティ側へ行くために最低一回は通ることになる。
『金・銀』系列では、通路内でポケモンバトルを行うマナーの悪いトレーナーが出没しているとして近隣住民の通報により閉鎖されてしまった。シオンタウン側の出入口付近で屯している暴走族たちはこの通路を「縄張り」としていたそうで、通路閉鎖を嘆いている。
ジョウト一の大都市・コガネシティの地下を南北に走る通路。『金・銀・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』に登場。
地下一階と地下二階の二層構造で、コガネシティ内に二箇所の出入口がある。地下一階は地下街となっており、通路の至る所でポケモントレーナーが目を光らせている。当然視線に入ると勝負を仕掛けられてしまうため市民は怖がっている様子。地下二階は開発途中で放棄された立入禁止区画となっている。
通路のBGMは汎用ダンジョンBGM(つながりのどうくつ)が流れる。リメイクのHGSSでは地下一階の地下街のみコガネシティと同じものに変更された。
ちなみに海外版ではTASさんにとってはラストダンジョンである。こんなところにコインケース捨てたやつが悪い。
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前述の通り地下街となっており、ポケモントレーナーも多くいる。登場するトレーナーは「りかけいのおとこ」「かいじゅうマニア」といういかにもアングラな顔ぶれ。
危険なので自転車通行が禁止されている。
地下一階の裏路地の突き当たりから「ちかのカギ」を使って降りることができる立入禁止区画。「コガネひゃっかてん」の地下と繋がっている。
ロケット団によるラジオ塔ジャック事件にて、地下の倉庫に拉致監禁されたラジオ局長を救うイベント時に訪れることになる。
「開発途中で放棄された謎の空間」と「倉庫」の二区画で構成されており、ロケット団員や「かじばどろぼう」がひしめくミニダンジョンと化している。特に放棄区画の、スイッチでシャッターが開閉するパズルダンジョン(右画像)はやや難解。まあ現実のコガネシティにある梅田地下ダンジョンと比べれば全然易しいけど。
この立入禁止区画に足を踏み入れてすぐのところでライバルのシルバーが前触れなく駆けつけ、そのままポケモンバトルに突入する。
シンオウ地方全土の地下に広がる巨大な空間。『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場。
「たんけんセット」を使用することで、屋内やダンジョン内、水上等を除くシンオウ各地の大抵の場所から潜ることができる。でも「なぞのばしょ」からは潜るなよ! 絶対だぞ!
ちかつうろにいる間はワイヤレス通信がオンになり、最大8人で通信プレイができる。
地下でできることの多くは、ミニゲームの「カセキほり」や通信プレイの「ひみつきち」といったお楽しみ要素である。
地下では色とりどりの「タマ」が通貨として使われており、通路内の至る所に立っている「やまおとこ」の見た目をしたNPCのおじさんに話しかけることで、ちかつうろ内で役立つ様々なグッズと交換することができる。「タマ」にはレベルがあり、レベルが高いほど高価で取引されている。「タマ」は地面に埋めることで成長させたり、合成させたりすることができる。
BGMは専用曲。ホウエン地方の砂漠BGM(111ばんどうろ)のアレンジが一部含まれている。
ダイヤモンド・パールのリメイク作、「ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」では地下大洞窟という形で継続される。
ちなみに『ダイヤモンド・パール・プラチナ』でミカルゲをゲットするには、このちかつうろ内での通信プレイが必要。地上でイベントをこなした後、ここで32人以上のプレイヤーに話しかけると出現する。 ※友達は付属しません。
DSのタッチパネルを使ったミニゲーム。右の画像がそのプレイ画面。
岩壁に埋まっているアイテムを掘り出すことを目的とする。発掘できるアイテムは上述した「タマ」に加え、各種カセキ、かけら、進化の石、ハートのウロコ等。(右の画像では、上から『みどりのかけら』『みどりタマ』『かみなりのいし』の発掘に成功している)
基本的なルールは以下の通り。
入手したアイテムはちかつうろ専用の袋に入る。カセキや進化の石等のアイテムを地上に持ち出すには、持ち出したいアイテムを選択してバッグの中へ移し替える必要がある。ただし「タマ」は持ち出し不可。
ちかつうろ内の好きな壁面を選んでその内部に自分だけの基地を作ることができる。
最初の内は自由度が低いが、通信プレイで出現させた友達の基地から「ハタ」を奪い自分の基地に持ち帰ることで基地のレベルが上がり、基地内の岩をどかしたり模様替えグッズの設置数上限を上げたりすることができる。地面にトラップをしかけることで「ハタ」の奪取を妨害するのも楽しみの一つ。
この「ハタ」の要素は、のちに『オメガルビー・アルファサファイア』の「スーパーひみつきち」に受け継がれた。
詳細は「ひみつきち(ポケモン)」を参照。
「ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」に登場。
森林地帯、海岸地帯、氷原地帯、火山地帯などがあり、遭遇できるポケモンが異なる。なおここはシンボルエンカウントのため、特定のポケモンを探しやすい。
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最終更新:2025/04/18(金) 21:00
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