クレタ島とは (クレタトウとは) [単語記事]

クレタ島（ギリシア語: Κρήτ η / Kriti ; 英語: Crete）とは、

である。ここでは1について記載する。

基本データ

その美しさから“エーゲ海の真珠”の異名を取るギリシャ最大の島。

歴史ある文化と美味しい食事、真っ青な海、日照時間が長く温暖な気候、美女と、観光において大切な要素がほぼすべて揃っている典型的な観光地。島の人口60万人に対し、毎年ヨーロッパを中心に300万人ほどの観光客が来島する。

島の大部分は岩場で構成され、内陸部には2000mを越える山々や盆地、森林地帯があり、西部のサマリア渓谷はトレッキングスポットとして知られる。北側には天然の港であるスーダ湾をはじめとしたいくつかの湾がある。東西に細長い島で、入り組んだ海岸線の長さは1046kmに及ぶ。

ヨーロッパ最古の高度文明・ミノア文明を生んだ島であり、紀元前18世紀には既にクノッソス宮殿が建設されていた。ミノア文明はエーゲ海の他の島々と交流を重ねながらその後も繁栄を続けるが、紀元前14世紀頃突如崩壊。原因はハッキリしていないが、恐らくは地震と火災によるものだと考えられている。

なお、日本語では「クレタ」で定着しているが、現代ギリシャ語の発音では「クリティ」となる。ホメーロスの長編叙事詩『オデュッセイア』に初めて「クレーテー」の名が登場するが語源は不明。

細長いクレタの北岸中央に位置するエーゲ海きっての都市。

クレタ島はかつて豊かな文明が栄えていた影響で貴重な遺物が次々と出土するが、出土品のほとんどは街の中心部にある考古博物館に収められている。

イラクリオンの南東約5kmにある、ミノス文明発祥の地で青銅器時代最大の遺跡。

20世紀、イギリス人考古学者のアーサー・エヴァンズが、象形文字が刻まれた粘土板を探すため現地調査を敢行し、まったくの偶然からクノッソス宮殿を発掘したことで世界的な注目を浴びた。

半人半牛の怪物・ミノタウロスが閉じ込められていたとされる巨大迷宮ラビュリントスが存在する。

クレタ島で2番目に大きい都市。

オスマン帝国に陥落させられたり、第二次世界大戦でナチス・ドイツに占領されたりした。

ローマ時代にはクレタ島の首都として定められていたこともある古代都市の遺跡。

ヨーロッパ最古の法典である「ゴルティスの法典」が音楽室の石板に残されている。