スクリュー・キッドとは (スクリューキッドとは) [単語記事]

スクリュー・キッドとは、漫画『キン肉マン』に登場するキャラクターである。

概要

宇宙超人タッグ・トーナメントにケンダマンと共に乱入した完璧超人。ネプチューン・キングの弟子の1人であり、完璧超人の首領であるヘル・ミッショネルズの命令で動いている。ケンダマンとの乱入コンビ（ゲーム版では殺人遊戯コンビと名付けられている）として活動しており、ケンダマンと同様に他の属性の超人たちを下等超人と呼ぶだけでなく、アリンコ呼ばわりして見下す選民思想の持ち主。

頭部がネジになっており、手足や両膝をドリルに変形させる能力を持っている。頭部だけでなく、背中にもネジ穴が出現し、ネジ穴を回して敵にネジ先をえぐり込むというえぐいファイトスタイル。ちなみに、回し過ぎてもネジ穴が体にめり込むことはない。作中の戦いでは、ほぼ相棒のケンダマンが戦っていたことから1人で戦う描写が少なく、シングルプレイヤーとしての実力は未知数といえる。

プロフィール

所属：完璧超人
出身：アメリカ合衆国・ネバダ州
身長：215 cm
体重：105kg
超人強度：1300万パワー
好物：ワニの蒲焼

作中での活躍

完璧超人の先発部隊として、ケンダマンと共に宇宙超人タッグ・トーナメント1回戦第2試合の試合開始直後に乱入。必殺技の地獄のネジ回しによってモースト・デンジャラスコンビ（ブロッケンJr.＆ウルフマン）をKOし、実力で大会への参加を認めさせると、モンゴルマンとバッファローマンの2000万パワーズと対戦する。先発で出たケンダマンがバッファローマン相手に優位に試合を進め、ケンダマンがバッファローマンに鉄球を砕かれ、自身もケンダマンの巨体に押しつぶされる。形成が不利になったことに加え、ネプチューンマンの声を聞いたこともあって焦りが見られるようになり、ガラスの破片を使った凶器攻撃を敢行。さらに四点スクリュー責めでバッファローマンに深手を負わせる。しかし、蛮行の数々を「血に飢えた悪魔」とモンゴルマンに批判され、地獄のネジ回で勝負をかけるも、2000万パワーズのロングホーン・トレインによってケンダマンと共に場外へ落とされ敗北。

試合後、完璧超人の首領であるネプチューンマンとビッグ・ザ・武道から完璧超人の掟を破ったことから制裁を受けることになる。生き延びるために地獄のネジ回しで武道を倒そうとするも、砕いたのは武道のオーバーボディのみで、逆に体が粉々になってしまい死亡。

死後、超人墓場からの脱走を企てるが、同じ完璧超人のオメガマンによってハントされてしまい、首をオメガハンドのコレクションにされ、亡霊超人となる。

落ちるところまで落ちていった感があったが、超神編で突如再登場。読者が見ていないところでいったい何があったのか、完璧・無量大数軍に抜擢されていた。称号は<完抉>。
ザ・マンの指示を受けてケンダマンと共に偵察任務に赴いていたが、時間超人に発見されて交戦するも返り討ちにされてしまう。しかしケンダマンが身を挺して逃がしたこともあり、返り討ちにされたものの情報を持って脱出生還したことで偵察隊としての任務は果たす。ザ・マンからは「生きて戻ってきただけでも十分な評価だ」と労われた（ザ・マンも多大な危険が伴う事を承知の上で送り出していた）。

だが完璧・無量大数軍への抜擢や偵察任務を受けていた事はネメシスには知らされていなかったようで、彼からは「ネジ超人」呼ばわりであった。

ザ・マンからは「温かいオイルのスープでも用意してやれ」と言われているが、ネジなので生身の人体では無く鉱物系の超人だったのだろうか？　ビッグ・ザ・武道にやられた時も「ゴワ」と崩れ去っていたし。
だがそれでは鰻の蒲焼きが好物だという設定と合わなくなる。あの「オイル」は機械油では無く、食用油の意味だったのだろうか。

必殺技

地獄のネジ回し: 乱入コンビ（殺人遊戯コンビ）のツープラトン技であり、フィニッシュホールド。スクリュー・キッドの足がドリルに変形して相手を串刺しにし、ケンダマンが足からマイナスドライバーを出してスクリュー・キッドの頭のネジ山に合わせ、そのまま回転させることで相手の腹部をえぐっていくグロい技である。超人2人が重なっていても貫いてしまう破壊力を持っている。
四点スクリュー責め: 乱入コンビのツープラトン技。スクリュー・キッドの両膝と両腕がドリルに変形して相手を突き刺し、背中に現れたネジ山にケンダマンが足からマイナスドライバーを出して合わせることで体重を乗せて貫いてしまう。作中で技名は登場せず、後にゲーム版で技名が追加された。