ピエール・ジメルマン(1785~1853)とは、作曲家、ピアニストであり、フランス人ピアニストの源流であるアントワーヌ・マルモンテルのさらに師匠である。
なお名前は正確には合成名でピエール=ジョゼフ=ギヨーム・ジメルマンである。
パリのピアノ製造者の息子として生を受けた。1798年にパリ音楽院に入学しフランソワ=アドリアン・ボワエルデュー(フランソワ・ボイエルデュー)やルイジ・ケルビーニの師事を受け、ピアノや和製額で一等賞を取るなど優秀な成績を収めた。
そのまま1816年に同院の常勤の講師となり、アンブロワーズ・トマ、ジョルジュ・ビゼー、セザール・フランク、シャルル=ヴァランタン・アルカン、ルイ・ラコンブ、アレクサンドル・ゴリア、ルイ・ルフェビュール=ヴェリー、エミール・プリューダンを育て、弟子のひとりであるシャルル・グノーは彼の娘婿となっている。彼はルイ・アダンと並び同音楽院の2大ボス的な存在であったそうだ。
彼のポストには最愛の弟子であったシャルル=ヴァランタン・アルカンが有力視されていたが、学長への積極的なアプローチなどが功を奏して同じく弟子だったマルモンテルが射止め、以来彼によってフランスのピアニズムが継承されていったのである。
2曲のオペラや多数のピアノ曲を作曲しているが、彼の動画は一つもないので弟子のひとりであるルイ・ルフェビュール=ヴェリーの動画を置いておく
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最終更新:2025/12/06(土) 07:00
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