フランソワ・ビュロン夫人(Madame François Buron)とは、フランスの画家であるジャック=ルイ・ダヴィッドの絵画の1つである。
1769年に描かれた絵画。夫人が椅子に座って、机の上で左手に開いた本を持ち、右肘を机に置きながら手で額に触れている。目はこちら側を向いており、右肘のところには少なくとも2冊の別の本が見える。
この絵を描いたジャック=ルイ・ダヴィッドは1748年にパリで生まれたが、父親を決闘によって[1]亡くしており、9歳で叔父で建築家のフランソワ・ビュロンのもとで育てられることになった。その妻がこの絵に描かれたマリー=ジョゼフ・フロモン(Marie-Josèphe Fromont/フランソワ・ビュロン夫人)である。
絵より建築を学ぶよう伝えた夫に対して、夫人は絵を学ぶことに協力的であり、ダヴィッドを支え続けた。1766年からダヴィッドは王立絵画彫刻アカデミーに入り、絵の修業を続けた。その中で夫人を描いたのがこの絵である。余談だが、同年に叔父のフランソワ・ビュロンの絵も描いているほか、そのころに夫人の絵ももう1枚描いている。
ダヴィッドは1774年にローマ賞を受賞し、その後も多くの作品で評価を高め、1801年にはおそらくもっとも有名な作品『サン=ベルナール峠を越えるボナパルト』(白馬に乗っているナポレオンの絵/リンク)を描いている。現在ビュロン夫人の絵はアメリカのシカゴ美術館に収蔵・展示されている。
ちなみに本のほうをガン見している画像がインターネット上で出回っているが、そちらは目の部分を加工したコラ画像である。額に手を当てていたせいか、コラではない元の絵も何かに悩んだり戸惑ったりする様子を表すために貼られる場合がある。なお、目はそのままに本をiPadなどの別の何かに差し替えたコラもあるようだ。
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最終更新:2024/05/25(土) 02:00
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