フレッシュプリキュアオモチャノクニハヒミツガイッパイ
フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?とは、アニメ「フレッシュプリキュア!」の劇場アニメーション作品である。
2009年10月31日公開。映画プリキュアの第7作である(レギュラーシリーズ映画では第6作)。
前作(お菓子の国のハッピーバースディ♪)と次作(花の都でファッションショー…ですか!?)がとても人気が高いため、その影に若干隠れがちな本作だが、捨てられたおもちゃというある意味子供にとって永遠の課題である内容を、話が暗くなることなくしっかりと描かれており、劇場版SS同様もっと評価されるべき作品である。
前半では、それぞれの戦闘ステージに飛ばされてしまった各プリキュアによる個人戦が繰り広げられる。キュアピーチはブルース・リーのようなカンフー人形相手に、ジークンドーで戦い、明鏡止水の境地に入って見事撃退。どう見ても、幼女よりおっさんホイホイなプリキュアでも珍しいバトルシーンを見せる。キュアパッションはアカルンのテレポート能力をフル活用し、チェスの兵隊を翻弄したが、あまりにもチート過ぎたために、これ以降戦闘ではほぼ封印されてしまった。
一方、mktnは某SFアニメに登場しそうなレオタード風のコスプレをさせられたことから、ファンにスペースミキタンと呼ばれるなど、またしても格好のネタとなってしまった。宇宙船は囮よ!と、これではまるでmktnが良いとこ無しのように思えてしまうが、後半では、ある一件で心が折れて放心状態のピーチを、ビンタして活を入れる。ここで立ち直ったピーチが「キュアベリー」でも「美希たん」でもなく、「美希」と呼ぶのがポイント。心を鬼して叱咤するのも、彼女だからこそ為しえた名場面だろう。
ちなみに、本作の敵であるトイマジンは他の劇場版ボスと同様に邪念だけを抽出したコピーがDX3で復活するが、本物はDX2に実はちらっと登場している。DX2のBlu-rayかDVDを持っている人は探してみよう。
今回のミラクルライトは、これまでと異なりペンダント形式なのが特徴。形が卑猥だとクレームが付いたのかこの形状は今回のみであったが、それ以上に特徴的なのはミラクルライトの使い方である。他の映画作品では、大抵プリキュアを強化したり、傷ついたプリキュアたちを回復させているが、今回では捨てられて恨みを抱くおもちゃ達の心をハートで癒やすという本作ならではの働きを見せている(最終的にはプリプー様の力が加わって、ピーチもキュアエンジェルにパワーアップしている)。
TV同様、EDではCGのダンスが登場するが、映画本編でも初めてフルCGによる戦闘シーンが制作された。相手がトイマジンというおもちゃのボスだからこそ、プリキュアでもフルCGバトルに違和感が無く、うまく調和している(この翌年には、オールスターズDX2でもCG戦闘があったが、こちらはどちらかと言えば不評の声が多かった模様)。また、本作と翌年のハトプリでは主題歌にプリキュア役の声優がコーラスに参加したリアレンジバージョンが用いられているが、OPはテレビ本編でも期間限定で使用されている。
なお、タツノコプロや富野由悠季アニメなどを手掛けた美術監督の大重鎮である中村光毅氏は、本作が遺作となった。
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最終更新:2025/04/19(土) 03:00
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