ブタノカックーニとは (ブタノカックーニとは) [単語記事]

ブタノカックーニとは、日本の競走馬である。

概要

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 https://twitter.com/keibalab/status/1381476717252935688

2019年 5月11日生まれ。明らかに「豚の角煮」をもじった個性的な名前が目を引く。

関係者サイドからは名付けの経緯なども含めて全く情報がなく、新馬戦まではマスコミから漏れ出る情報が主であった。

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 https://twitter.com/kachiuma_online/status/1415799760007491584

2021年 8月7日、新潟5R2歳新馬戦でデビュー。結果は17着と最下位。16着のクラウンリースと仲良く大差惨敗である。グリーンチャンネルでは、パドックにて「全体的に太め」と評されており、煮込みの足りなさを露呈させた。

その後10月はダート短距離の未勝利戦を2連戦するも、いずれも二桁着順に沈む。

11月4日に中央登録を抹消。通算成績3戦0勝、獲得賞金ゼロ。

その後、名古屋競馬の櫻井今朝利厩舎へ移籍したことが判明する。

転厩後初戦は2022年 2月4日の第2レース。パドック専用メンコをわざわざ作ってもらうという気合いの入れようで送り出された。このメンコは岩手県のイラストレーター、泥子幸繁による。

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 https://twitter.com/Emma_Verdeath/status/1489434705170956295

結果は3着と好走し、賞金6万8000円を獲得。

土古では4戦未勝利に終わったが、5戦目は名古屋競馬場が弥富に移転し、心機一転の4月12日。
7番人気を覆す逃げ切り勝ちを収め、見事な味噌煮込みとなった。

過去に「ソボロデサイド」など、「肉を連想させる」という理由で却下された馬名があるといわれているが、本馬は無事に承認されている。

「ミートボール」がそれ以前より承認されており、ブタノカックーニの翌週に船橋競馬でデビューを果たした競走馬は「オニクダイスキマン」というさらに直球の馬名であることから(中央・地方を問わず、競走名を承認するのは(公財)ジャパン・スタッドブック・インターナショナルである)、この基準自体が存在するかどうか怪しい。

なお、最初の馬主である田頭勇貴が所有する馬は特に珍名揃いというわけではないが、「ゴムマリ」「キンノシャチホコ」など一部に怪しいものが散見される。テイエムプリキュアに次ぐプリキュアからの命名である「シャイニールミナス」も彼の所有。

命名のノリが似ている珍名馬「サバノミッソーニ」との関係も注目されたが、馬主が別人であり、直接の関係はない。

ネット上ではサバノミッソーニに「対抗」して名付けられたと噂されているが、ブタノカックーニ陣営からは一切の情報がなく、命名経緯は今のところ不明である。そのため、以下は日程からの推測である。

サバノミッソーニがTwitter上で大きく話題になったのは、初勝利の2021年 3月9日。ブタノカックーニの登録は2021年 4月8日であり、流行に便乗した名前と考えるにはずいぶんギリギリのスケジュールである。

サバノミッソーニの登録が確認されたのは2020年 4月9日頃で、新馬戦が同年11月19日。そのため、大井競馬のファンか、珍名馬マニアであればこの頃から存在を知っていてもおかしくはなく、あやかった可能性もまたゼロではない。

ネットで話題になった珍名馬は、どこかで何らかのインタビューを受けたりするものであるが、抹消までブタノカックーニ陣営からは何のコメントもなかったため、命名理由など詳しい事情は触れられないままになる可能性が高い。

サバノミッソーニが大井所属、ブタノカックーニが名古屋所属のため、対戦の機会は交流競走に限られる。
うまいことダート短距離でかち合えば、煮込み対決が見られるだろう。