ポリゴンウェイヴ(競走馬)とは (ポリゴンウェイヴとは) [単語記事]

概要

父はアメリカでGI2勝を挙げた馬。母カヒリは中央で2戦1勝を挙げた馬で繁殖としてはポリゴンウェイヴが6番目の仔である。

北星村田牧場で生産され、2021年の北海道サマーセールの1歳で山口裕介オーナー(彼の所有馬で同期にヒーローコール)に902万円で落札され、門別競馬場の田中淳司厩舎に入厩する。

馬名意味は「曲名」。Perfumeの楽曲「ポリゴンウェイヴ」であると考えられる。一応ポリゴンウェイ「ブ」ではない。

2022年の4月に「日本で一番早い新馬戦」と呼ばれるスーパーフレッシュチャレンジ(1000m)でデビュー。鞍上は落合玄太。単勝1.0倍の人気を背負ってここを逃げ勝ちするも、その後3戦して2着1回、3着2回と勝ちきれなくなる。デビュー4走目のブリーダーズゴールドジュニアではのちの道営3冠馬であるベルピットに3着と敗れている。このブリーダーズゴールドジュニアを最後に門別を離れ浦和競馬場の小久保智厩舎へ転厩する。

3歳になって最初のレースは1月のニューイヤーカップ(南関東SIII)。このレースから笹川翼騎手を迎えると先行策から最後はピノホホッアを半馬身振り切り重賞初制覇を飾る。ちなみにこの時net keibaがこのようなツイートをしていたりする。https://x.com/netkeiba/status/1613064116389965824?s=20

その後羽田盃トライアルの京浜盃(南関東SII)に出走し、先行するも7着に終わった後、陣営は連闘で同じく羽田盃トライアルであるクラウンカップ(南関東SIII)に出走。ここを山口達也騎手を鞍上に逃げ勝利。重賞2勝目と羽田盃の出走権を手にした。^[1]

迎えた本番である羽田盃(南関東SI)は序盤から先頭に立つも1800mは長かったのか4角付近で力尽き12着と沈んでしまう。

同じオーナーの所有馬であるヒーローコールとサベージは東京ダービーへ向かう中ポリゴンウェイヴは地元の優駿スプリントも視野に入れてはいたが58㎏が斤量となることもあり回避、定量戦である高知優駿(全国地方交流、1900m)へ遠征、鞍上は北海道時代の主戦である落合玄太騎手になった。高知優駿は1着賞金1600万円という高額賞金もあり多くの遠征馬がやってくるレースであり、南関東の重賞を勝った馬が来るのはポリゴンウェイヴが初めてのことであった。しかし、遠征競馬で高知の砂が合うのか、沈んだ羽田盃よりも長い1900mが大丈夫なのかといった理由で単勝オッズは地元馬のユメノホノオ、デステージョに続く3番人気となった。

レースはポリゴンウェイヴが悠々と逃げの手を打つも2周目3コーナーあたりでスタートで大出遅れをしたユメノホノオが最後方からまくり切り先頭に立つとあとは差を広げるばかり。ポリゴンウェイヴはと言うとデステージョは1馬身振り切るもゴールした時には勝利したユメノホノオとは2.1秒差をつけられていた。^[2]

南関東に戻って8月のスパーキングサマーカップで古馬との初対戦もここは8着であった。

この後は名古屋秋の鞍(1500m)から園田楠賞(1400m)へと短距離マイル路線を走るようである。^[3]